世界のお金持ちが始めた「日本買い」に乗る方法

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著者 : 菅下清廣
  • 青春出版社 (2012年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413038607

世界のお金持ちが始めた「日本買い」に乗る方法の感想・レビュー・書評

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  • 著者は大和、メリル、キダーピーボディで活躍していた。この本は2012年11月に発行されている。当時はまだ株も長期低迷を続けており、この本はとても良いタイミングで出されている。2013年が大きな転換点になり、日本は長期低迷経済から脱するとのこと。根拠は一言で言えば経済循環サイクルによるものだ。著者のお勧めは高利回り外国債・国内海外リート・高配当大企業株式であり、やや手堅い感じがあるが、当時の経済状況から見て最適であった。有望な新興国では南ア・インドネシア・メキシコをあげており、ロシア・中国・ベトナムは不適だそうだ。しかし株が上がり始めてから、まだ半年も経っていない。日本が本当に低迷から抜け出したのかが判るのはこれからである。前に読んだ著者の本は米・欧・中どれも駄目で、日本だけが買われると書かれていたが、この本はおかしなことは特に書かれていないようだ。

  • 大学の経済学の授業で勉強した記憶がかすかにある波動理論他、世界中を時間的、地理的に俯瞰的に見渡し、マネーの行きつく先を推察する深い洞察眼にうならされます。

    4つの波動
    キチンサイクル(2年半~3年)- 在庫調整サイクル
    ジュグラーサイクル(7年~10年)- 設備投資サイクル
    クズネックサイクル(約20年間)- 建設需要サイクル
    コンドラチェフサイクル(40-45年) - 技術革新、社会インフラサイクル

    長期的に信用リスクを抱えるEUと金融緩和で上げ底的な相場が続いている米国に対し、高い潜在成長率を誇るアジア(BRICsの次はラオス、カンボジア、ミャンマーのニューフロンティアとの声も)に世界のマネーが集まるのは自然な帰結。

    日本はそのアジアの中で、いかに強みを活かした役割を担えるかで、大企業よりもモノづくりのオンリーワン企業、クールビズ、おもてなしの心(ホテル等のサービス業)への選別投資で日本関連は押さえるべき。

    メリルリンチ時代のエリートの先輩の教えは金融、経済だけでなく、歴史、地理、芸術も大学で教えられるくらいのレベルまで教養を高めることと着るものなどの見た目の重要性(NY五番街で最高級のスーツや靴など)

    育てるべき4つの個人資産
    ①資格取得(学位だが、MBAをキャリアの出発点にM&Aなどで実績を積み、どこに所属していても、スカウトされる人材に)
    ②人脈形成
    ③知識情報産業
    ④容姿の向上

    ハイリスク・ハイリターンを狙うなら
    ①外貨建て高金利国債
    ②未上場株、ベンチャー投資
    ③金、コモディティ(冒険投資家のジムロジャースは、2001年からの18年間をペーパーマネーよりもコモディティが中心の時代と見て、金で大儲け)
    ④外貨建て預金
    ⑤割安株、REIT,転換社債等

  • 半年くらい前(2013.1)に読んだ本ですが、レビューを書くのを忘れていました。この本の著者の菅下氏は最近も本を出されていてそれも読んでみたいと思っていますが、この本は、まだ民主党政権であった昨年(2012)の10月頃に書かれた本です。

    日本の長いデフレ経済にあって、もう30年近くなろうかとしています。長谷川慶太郎が日本のデフレ経済は30年は続くとかつて本で書かれたことを記憶していますが、そろそろインフレへの転換が起こるのでしょうか。

    日本経済を取り巻く状況を振り返ってみると、原発停止による資源購入増による貿易赤字、消費税増税、日銀と政府が一体となった金融政策等、インフレになりそうな気もします。

    この本は、そのような経済の転換期こそが「資産を作る最後のチャンス」であると管下氏は述べています。まだまだ子供の教育資金がかかり投資にまわせるお金は殆どありませんが、来るべき日に備えて、投資を行う心構え等の準備はしておきたいものですね。

    特に、資産形成の本でありながら、投資とは別に、個人資産をもつこと、1)資格(何かの専門家)、2)人脈形成、3)知識情報資産、4)容姿を向上させる(p169)というアドバイスはためになりました。これらを来たるべき日に備えて準備したいと思います。

    以下は気になったポイントです。

    ・私は常々 2013-14年にかけてが相場の大きな転換点を思ってきた、そのタイミングは解散総選挙と同時である可能性がある(私のコメント:実際その通りになりました)(p5)

    ・2010年まで高まる一方であった日本企業のキャッシュフローは、2011年に減少している、海外企業のM&Aを行ったから(p22)

    ・いまモノづくり大国として生き残っているのは、日本とドイツくらい(p30)

    ・世界のマネーは、北米・ユーロ・アジア経済圏の3つしか流れることはない、特に北米へは、QE1:125、QE2:50兆円、QE3:不明だが月によっては3兆円と流れている(p36、39)

    ・習酒席が存分に経済を立て直せば、2013年春以降に中国の不動産や株式は上昇して、2020年位までは続くだろう(p43)

    ・一流の人と付き合うには、特に歴史の知識を身につけて、見た目(服装・靴等9を良くすること(p61)

    ・日本は戦後一貫して10年遅れでアメリカ社会を追いかけている、いまアメリカで起こっていることは10年後の日本で起こること、日本にもいずれ1%と99%の格差社会が来ると予想する(p67)

    ・投資家であるジムロジャースやケッパー氏は、実物資産を重要視していて、金・農業・食糧を挙げている(p74)

    ・日本は2011年が教育期の5年目にあたり、鬼門通過現象が起きると考えていた。日本ではそれが東日本大震災にあたる(p97)

    ・1989年12月の大天井から現在までの下落トレンドは、2009.3につけた 7054円を底入れとすると、20年間の下落となり、それはクズネツクサイクルに一致する。これから上昇期と仮定できる(p101)

    ・大底が近づいていると考えられる5つの視点として、1)政治現象、2)経済現象(デフレ)、3)デフレ・円高・株安、4)社会風潮(男性の女性化等)、5)外交安全保障がある(p111)

    ・明治維新の始まった1868年から真珠湾攻撃の1941年の73年を1サイクルと考えると、その下降トレンドが終わるのは 2014年頃(p114)

    ・株価が下がったため、好配当(4%以上)の株がかなりある(p250)

    ・投資の3原則、1)元本保全を第一、2)投資対象は、換金性のあるもの、3)キャッシュフローのある(配当金)ものに投資(p152)

    ・デフレが終わったときに価値が高まった現金を使って資産を買うことがポイント、その現金の量は、年収の3倍が目標(p167)

    ・キャッシュリッチとは別に、個人資産をもつこと、1)資格(何かの専門家)、2)人脈形成、3)知識情報資産、4)容姿を向上させる(p169)

    ・人脈は、自分を高めなければ築くことができない、何か明確なテーマを持って勉強したり活動していると、自然に人脈が生まれる、自分の中にテーマを持つことが人脈づくりの第一歩(p173,174)

    ・外見を整えるための第一歩としては、高価なスーツを買うこと、それに身を包むと、自分がグレードアップしたという実感がわいてくる、容姿の向上は富をつくるために必要な絶対条件のひとつである(p180)

    2013年7月30作成

  • 2013/5/10

  • タイトルは「日本買い」なのに、オススメが政治が安定した人口成長率の高い国への投資って、読み終わって違和感を感じる内容だった。付け足しのように「国内投資なら」って書かれてる程度なので、全般的に国内投資では儲けにくいことが伺えた。

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資産をつくる最後のチャンス「インフレ大転換」を見逃すな。政財界と親交があり「経済の千里眼」と呼ばれる著者が教える今後3年、お金の守り方・殖やし方。

世界のお金持ちが始めた「日本買い」に乗る方法はこんな本です

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