売れないものを売る ズラしの手法

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413038676

感想・レビュー・書評

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    売ることに対する意識

  • 凝り固まった発想を切り替える具体的な事例が書かれているので参考になる

  • コンセプトはいいと思うのですが、私はこうした、という文章が気になって、最後まで読めませんでした。事例紹介として参考にします。

  • ひこにゃんを使うことで彦根城を有名にした人。
    うどん県のアピールとか。

    売る相手、タイミング、場処を変えよう。
    というアピールをした事例紹介。
    考え方としては参考になるし、すごいことをしているのに、印象が弱かったのは、書き方のせいかな……

  • なるほどと読める。
    しかし、結局、アイデアを自分で思いつくのは難しい。
    著者自体の体験を明かしてくれ、その体験から優しく語りかけてくれるが、やはり難しい(笑)

    勇気が出るのは、基本的に「一度売れたものは、その商品価値が下がったわけではないから一番売れる」という言葉じゃないかな?
    PRは奥が深い。

  • 長く続く不況の中で「モノが売れない」とよく聞きます。
    それでも毎年ヒット商品は出ているもの。
    自然発生したものかと思っていますが、売れる商品というものは、売れるべくして売れたものなんだなあと、この本を読んで思いました。

    タイトルにもあるように、著者の得意技は「ズラシ」。
    売れなくて困っている商品も、少しズラシて見ることで、時のニーズに合った話題性の高いものに生まれ変わったりするものです。
    売れてみれば納得ですが、普通は気づかないような著者ならではの着眼点。
    この本では、かずかずのヒット商品を生み出した著者の発想法が紹介されています。

    同業者にやり方を盗まれたりしないのかしら?と心配しながらも、私にはとても思いつかない、しかしシンプルな思いつきに驚くばかり。
    著者のところに来る依頼は、だいたいがどうしようもないほど売れないものばかりで、受ける側も途方に暮れるようですが、そんな中でも取っ掛かりを見つけられるところがプロです。

    売れない商品を売れるようにするには、「時代の必需品」とすることが大事で、そこに至る過程をずらして整えるのが、著者のやり方。
    「佐世保バーガー」も著者が火付け役だったと知りました。
    ただ、ズラしてアピールしたことで、本来とは少し違う、巨大なものなってしまったのだそう。
    実際には小さなバーガーなんですね。
    話題になり売れれば、オリジナルとは多少違っても問題ないものなのでしょうか。

    「今年の漢字」というイベントの仕掛け人でもあるそうです。
    漢検からの依頼を受けての、漢字PR作戦だとか。
    今では年末の話題となり、その効果か、漢検受験者数も増加したとか。

    病院で母親向けに行われる「児童虐待予防プログラム」。
    このままだとイメージが悪く、人が集まらないため、百貨店のカルチャー教室で「お母さんになるおけいこ」という名前にして実地すると、参加希望者が大勢集まるそうです。
    自分もどうかと思うと、やはり前者のままでは行く気になりません。
    同じ内容でも、場所やイメージによって集客数ががらりと変わると知りました。

    人が考えない「発想の転換」「逆転の発想」が、著者の持ち味。
    それがヒット商品につながっています。
    人は手持ち無沙汰になると、なにかやりたくなるという習性を踏まえて、今は、飛行機の中などインターネットが使えない場所にビジネスチャンスがないか模索中だそうです。 

    あとがきの段階で、著者が女性だと知りました。
    抜かりなく大胆な発想を駆使する人なので、てっきり男性だと思っていましたが、逆に女性ならではの細やかさで時代の流れをつかめているのかもしれません。
    おもしろい、自信に満ちた人かと思いきや、あとがきに記された彼女の半生は、自称「どん底人生」。
    かなり悲惨なもので、それこそ「ズラシ」ていかなければやってこれなかったような大変な状況だったと知りました。
    自分が生き抜くために習得したズラシの発想が、今では彼女を別の意味で生かしているわけです。

    最後には、いじめや大病、借金など、人生どん詰まりの人々に向かってのエールが寄せられ、本編よりも壮大な話となって終わった本。
    自分とは違う着眼方法を知ることで、いいブレインストーミングを体験できる一冊です。

  • BtoCの事例を中心に、モノが売れない理由をゼロスクラッチで考えることで、効果的な売り方を見つけ出そう、その切り口として、人、時、場所をズラしてみる、という手法について紹介した事例集。
    ストーリーをつけたり、いろいろやるわけですが、最後の方にも書いているとおり、必需品たるメインディッシュでなく、デザート・サプリメントとして売らなくてはならない時代。根底のメッセージはなぜそれを買うのか、理由を作ることから考えてみましょう、といったところか。

  • いつ、どこで、誰に売るか?
    が大切でこの3つをずらすことも考える必要があると言う本でした。
    ■いつ
     ・現在の流行を把握しているか?
     ・お客様が買いたくなる機会を意識しているか?
     ・昔の固定観念で考えていないか?
     早朝⇒夕方(ジョギングブーム)
    ■どこで
     ・お客様ライフスタイルの変化はないか?
     ・あなたの商品にストーリーがあるか?
     ・何と一緒に売ればよいか?
     地方⇒都心(ちょっと高級な丸ごとゼリー)
    ■誰を
     ・今、お客様は何のためにお金を使っているか?
     ・過去の常識を引きずっていないか?
     ・お客様は何から情報を得ているか?
     城好き⇒女性(ひこにゃんを導入・管理)

  • 何かを売る、このことで悩んでいる方は一度目を通してはいかがでしょうか。考え方の裾野が広がると思います。

  • 人、場所、時をズラせば売れるはなし。実践したい。

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