脳を育てる親の話し方 その一言が、子どもの将来を左右する

  • 青春出版社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413039321

作品紹介・あらすじ

子どもの「脳を育てる」ために必要なのは、英才教育でも、早期教育でもありません!必要なのは、小学校卒業までに脳の土台をつくること。そうすることで、将来伸び悩むことなく成長できる「脳の力」を手に入れることができます。お父さん、お母さんがいつもの話し方を少し変えるだけで、子どもの脳はどんどん育つ!脳によい刺激を与え、成長を促す話し方をお伝えします。

感想・レビュー・書評

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  • たしか同じ出版社の別の本を読んで、巻末に載っていた広告で良さそうかな~と何気なく図書館で予約したけど、大アタリ。
    著者の紹介を見て、脳を研究しているお医者さんと、臨床発達心理士がタッグを組んでいるのがなんとも心強い感触!と思って読み始めた。
    最初は脳のメカニズムなど、正直ちょっと頭に入って来ない…と思っていたけれど、具体的な事例と対処法がめちゃくちゃわかりやすい。私には科学的アプローチで書かれている本のほうが、「自分の体験でこんな優秀な子を育てました!」みたいな本よりも抵抗感なく読めるかも。

    ぜひ実践してみたいことだらけで、覚えておきたいことだらけ…でも覚えておけない…けど、今日から「おっとり」「大事なことを話すときは穏やかに」を心がけて日々生活しよう。「子どもの頃にしかできないこと」を優先しよう。そして、子どもが小学生になったら、再読したい。
    問題は早期教育に熱心な夫の対応だけど…大人の他人を変えることは無理だから、とりあえず自分が実践。
    巻末で紹介されていた、マザー・テレサの言葉も納得。

  • 日々の子どもとの関わり方と照らし合わせって『はっ』とするようなことがたくさんあった。まずは、我が家でなぁなぁに行われていた『あいさつ』をきちんと脳の『構え』を意識して習慣づけるところから始めたいと思う。また、嘘への対処についても参考になることが多く、実践してみたいと思う。基本的にわたしが子どもに対してガミガミ怒ってしまうタイプなので、まずは自分の感情系脳番地を落ち着かせる必要がある。まずは、改めて子育てを楽しむ姿勢を思い出そう。

  • 子どもの脳を成長させるための方法が提案されている。
    覚えておきたいことをいくつか抜粋

    ・大事なことはささやき声で(大声で叱るのはNG)
    ・いけないことをしたときには「自分だったらどう思う?」
    よりも「自分の大事な人が同じことをされたらどう思う?」
    ・いいことを3つ、悪いことを3つの報告を習慣化
    (ただし4~6歳は1つでOK)
    ・「早くしなさい!」はNG
    ・お母さんはおっとりとしゃべること
    ・叱るも褒めるも、事実の確認と次に取るべき
    行動を明確にすることが大切

    などなど

  • 英才教育には興味ないけど、これは良い。
    娘がもう少し大きくなったらもう一度読みたい。

  • 子育てはむずかしい・・・
    大人になっても、幼いなあと思われる人にというのは、脳番地が偏って使われてない人なんだろう

    逆にいうと、それぞれの脳番地の枝が満遍なく張っている人が、人として心も豊かで、まわりから信頼も受けられるような仕事が出来る大人なのだろう
    加藤先生に幼稚園や学校や塾の指導者になって欲しかった

  • 2016/02/09

  • 教育学者や評論家による、どこか感情的かつ曖昧な教育論ではない。脳科学的見地による、小児科医から見た子育て論。

    子どもの扱い方に悩んで手にとったが、大人の自分が読んでもはっとさせられる部分がある。

    先取り教育は置き去り教育。
    脳をアンバランスに育てるので、学校や教師にはわかりやすい優等生を生み出すが、大人になってから副作用に苦しむ。
    脳はいくつになっても成長する、という言葉には救われるが。

    子どもの時は子どもしかできない遊びをさせることで、バランス良く脳番地が育つ。机に向かわせる勉強は後からでもできる。

    左脳だけが発達すると、言葉の情報しか入らなくなり、目で見て判断力が鈍くなる。

    考えるだけで実践しない=脳の成長が止まっている。
    脳の出口は思考ではなく行動。わかった、というだけで行動しない子どもは、伸びない。

    大声で叱っても効果なし。大事なことは穏やかな、囁き声で。


    時間をおいて、また再読したい。
    子どもだけじゃなくて、精神的子どもの部下や同僚、配偶者、知人友人をもつ人にも効果があるんじゃないか、と思う。

  • 2014/12/19

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著者プロフィール

脳内科医、医学博士。加藤プラチナクリニック院長。株式会社「脳の学校」代表。昭和大学客員教授。脳科学音読法や脳番地トレーニングメソッドを開発・普及。独自開発したMRI脳画像診断法を用いて、小児から高齢者まで1万人以上の診断と治療を行う。

「2023年 『美文字脳を育てる「点つなぎ」ペン字練習帳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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