「敏感すぎる自分」を好きになれる本

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  • 青春出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413039987

感想・レビュー・書評

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  • 生きづらさを捨てていい

    周囲の理解

  • 自分は、チェックシートの8~9割当てはまり、典型的なHSPかもしれない。
    特に音と臭いに関して敏感だ。

    会社の斜め後ろのデブオヤジの無神経な咳、妻が食器を洗う時のコップがぶつかる音。香水やタバコ、整髪料の臭い。音は耳に突き刺さり、臭いは頭痛を催す。

    せめて家ではストレスを受けたくないので、最近はリビングに長居せず、寝室で静かに音楽を聞いたり、読書している。

  • さまざまな敏感に対して対処するアイデアとして、勉強になった。
    個人的には、大事なことがあとに記述される文章がニガテなので、正直読みづらかったが、各章に分かれていたので、問題なかった。

  • 通常よりも敏感なHSP(High Sensitive Person)について書かれた本。
    HSP本として良心的でまともな本。
    どの本も対策が書かれているが実生活ではあまり役に立たなそう。

    潜在意識を使った自己洗脳、瞑想、認知行動療法の方が役に立つと思う。

    なお、この本にも潜在意識や瞑想の事が書かれていた。
    昔はこういうキーワードは使われていなかったが今は心理学やビジネス書にも普通に使われていることに驚いた。時代が必要としているのかも。



  • 他人の気分に左右されやすかったり、人混みにいると疲れやすかったり、ちょっとしたことに、すぐにびっくりしてしまったり…
    周りの環境や出来事に、自分でも「やり過ぎだな」と思うくらい過敏に反応してしまうことはありませんか。実は、その「敏感さ」や「繊細さ」は、
    背が高い、声が大きい、などと同じように、生まれ持った気質の可能性があるのです。
    この本では、HSP(とても敏感な人)の臨床医としての経験をもとに、HSP気質とどう付き合っていけば良いか、を知ることができます。


    すすめポイントランキング

    第3位「HSPチェックリスト」P32
    先日紹介した、「繊細さんの本」と同じく、この本でも簡単なテストをすることができます。
    みんなでやってみましょう!

    第2位「心理的逆転」を乗り越える
    このエピソードはHSPの話とは少しずれるのですが、皆さんに紹介したいと思いピックアップしました。

    精神科通院している患者さんに、心理療法をいくら使っても効果が現れない方がいました。色々悩んだ結果、ある答えに辿り着きました。
    「治りたい」と口では言っているものの、心の中には、「治る必要はない」という否認の心、「どうせダメだ」という諦めの心、「このままでいい、変わりたくない」という変化への抵抗、「悩みたくない、考えたくない」とい葛藤の回避などが渦巻いており、それらが治ることを拒否していたのです。
    このように、言葉とは裏腹のことを意識下で考えている状態を「心理的逆転」といいます。これはHSPでなくても、多くの人の心の中で起こります。
    あなたの心の奥底にも、「生きづらくてもこのままでいい、変わりたくない自分」が潜んでいませんか?
    「早く働きたい」と口で言っていても、過去の辛い経験から「働いたらまたあんな辛い思いをするのではないか」という不安があり、意識下では「働きたくない」と思っている…などです。
    自分と正面から向き合い、そのうえで生きづらさを捨てると覚悟を決める事、これができて初めて、楽に生きていくための「心構え」を持つ事ができます。

    第1位「敏感な人が陥りやすい15の困ったことの対処法」
    具体的な対応策が載っているので、大変おすすめです。
    ・人の気分に左右されやすい
    ・予定変更にパニックになる
    ・小さなミスに激しく動揺する
    ・仕事を頼まれると断れない
    ・眠れない、眠りが浅い
    ・人混みで疲労困ぱいする
    などなど…HSPではなくても、就労パスポート、ナビゲーションブックのヒントになるものがあるかもしれません!

    気になった方はぜひ読んでみてください!

  • HSP(Highly sensitive person)についての本。 HSPにはどんな特徴があるのか、なぜHSPの人は生きずらいのか、どうすればもっと楽に生きられるのか、が書かれている。 音やにおいに過剰に敏感で、周りの空気を読みすぎて疲れ切ってしまう私はまさにHSPの特徴を持っている。HSPは病気ではなく特性、性質のひとつで、一般的とはまだいえない概念だが、こういった特質をもった人たちは一定数いて同じ思いを抱えているんだと思うだけでも気分が随分楽になった。

  • 子どもが敏感でまさに本書に書かれている通り、味や匂いに敏感。同じ料理でも味が違うとすぐ気づき、ドレッシングはいつも同じ市販のものしか受け付けない。いちいちこだわりが強くてピリピリしてたけど、うまく受け流すことにしました。

    敏感さが長所になるといいです。

  • HSPの特徴や、HSPとのつきあい方について書かれた本。

    困ったこと別に対処法が載っていて、いくつかが参考になりました。

  • HSPの人は、人の感情に敏感で影響されやすい。相手との境界が薄い。だから負の感情を発してる人からは遠ざかる方がいい。

  • 図書館で助け舟に借りた本。
    繊細と言ったら綺麗過ぎて違和感しかないが、人間気持ち悪い病に罹ったことのある人であるなら参考にはなるか。
    HSPという特性は既知のものだったが、繊細すぎたり過敏になりすぎることで不必要な疲労感すらも拾うから生きづらさを生み出してしまう特性を理解するには良い良書。
    人の特性など十人十色であるから参考にしかたり得ないものの、自身に符号する部分は納得できた。
    「好きになれる」は大きく出たな、という印象。これも本書にあった心理的逆転の影響か。

著者プロフィール

山梨県甲府市生まれ。北海道立札幌肢体不自由児総合療育センター小児精神科医長。北海道大学医学部卒業後、脳外科研修を経て日本神経学会認定医の資格を取得し神経内科医として勤務。感覚運動障害に興味をもち研究しながら感覚統合療法セラピストの資格を取得。北海道大学大学院医学研究科生理系専攻博士課程にてシナプス生化学の基礎研究を終了後、障害児医療分野に転向。1993年以来、現職にあり、自閉症などの発達障害児者の診療を続けている。障害児者の高次脳機能障害と知覚特異性に興味をもっている。

「2006年 『自閉症者からの紹介状』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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