日本語の源流: 言葉の歴史が語る日本語と日本人 (PLAY BOOKS INTELLIGENCE 41)

著者 : 佐藤美智代

• 青春出版社 (2002年11月1日発売)

感想・レビュー・書評

[josh kadharaさんの感想 · 2013年7月16日]

他の言語との類似性を見いだせない、独特の言語。
それが、日本語。

文字が使われる以前の日本語の発生から、検証が始まる。
漢字の輸入から、日本式の文字の転換と共に言葉の変遷を追う。

都市化が始まると、合成言語としての東京語が生まれる。
そして、教育の観点から1902年に標準語の制定。
教育の普及からラジオ、テレビと共に標準語化は広まる。
だが、方言は無くならない。
それどころか新しい方言の発生、それと若者言葉の一般化。
言葉というものは、時代と共に移ろいでいると確認できる。