だから、その日本語では通じない (PLAY BOOKS INTELLIGENCE 119)
- 青春出版社 (2005年5月1日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784413041195
感想・レビュー・書評
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僕の文章の読み方、書き方は、田村先生に教わったことがベースになっています。それだけに、書かれている内容については知っていることが多かったです。とはいえ、僕が代々木に通ったのは30年以上前、その当時習ったことを今でも忘れていないのは、それだけ印象強く残っていたか、この30数年、折に触れて意識してきたからだと思います。人生における最初の師匠と呼べる人かもしれません。
「ら抜き言葉」には肯定的ですが、「とか」を用いることには断固反対というのは、昔と変わっていませんでした。「ら抜き言葉」と肯定する理由は聞いたことがあり、非常に納得した覚えがありますが、「とか」がダメな理由は聞いていませんでした。本書に書かれていて「なるほど」と30年越しに理解ができました。最近、無意識のうちにに「とか」を使っている気がするので、気をつけていきたいですね。
「助詞」(特に格助詞)の大切さを強調されている点、馬鹿の文章は漢字が多い、話すように書くから伝わらない、など昔と変わらない内容をあらためてわかりやすく説明されていて、自分にとっての「書く」の原点に立ち返れたように思います。僕の文章術はすべてここから始まった、ここの土台の上に、さまざまな人の教えや自らの経験を積み上げてきたのだと実感しました。
絶版になっているのがもったいない。電子書籍でいいので再版されることを希望します。
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