お金持ちほど「捨て方」がうまい! (青春新書インテリジェンス208)

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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413042086

感想・レビュー・書評

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  • 堀之内社長二冊目。
    非常に面白かった。
    かつての発明と、今の発明は違う。かつての発明はもっと良くなったらいいな、もっとこうなったら便利だなという思いから発明がなされていた。
    しかし今は違う。商業主義、商売主義から、利益重視の風潮から新しい発明がなされる。それは所詮金を儲ける作業をして
    いるだけだと指摘する。
    消費者も本当にいいものを求めたりはしない。重視されているのは金でしかない。本当に物が大切だというものが欠如している。
    だからこそ「福袋」なんてものが日本ではもてはやされる。そこでは具体的な求められてる物、なんてのはありはしない。
    そこで重視されてるのはただひとつ、値段と値段以上の何かが袋に入っていることでしかない。
    そう言って堀之内社長は警鐘を鳴らす。


    リサイクル・リユースの観点から非常に鋭く指摘している一冊。

  • この本のポイントはいくつかあります。

    リサイクル業で成功した筆者ですが、その前には数々の職業経験と起業と倒産という失敗があります。
    そこで経験し、培われた能力が、リサイクル業で開花したと読み取れました。

    普通の人とは違う、苛烈な人生を過ごしたうえでの成功です。
    簡単にはマネできません。

    一番の主張は、大量消費生活への疑問だと感じました。

    本当のお金持ちは、高価でも品質の良いものを買うので、捨てない、との観察です。

    庶民は、お金が無いことを理由に、中途半端な品質の物を買い、壊れたり飽きたりして、また次の半端モノを買う。そして、前のモノは捨てる。

    筆者はここを指摘しています。

    1970年代から続く、とにかく安いものを買う、という文化に疑問を投げかけています。

    安いから、品質がそこそこ。

    ここを脱却しないと、本当の豊かな生活は手に入りません。

    さらに、デフレ経済も「安さ」を追求してしまうからだと、感じました。

    価値のあるものには、お金を払う。
    これが今後の進む方向だと気づきました。

  • チェック項目24箇所。
    安物を買うときは「使い捨て」という感覚。金持ちは本当に良いものにしか
    お金を出さない。だから物を大切にする・・・長持ちする。
    ホンモノは満足感を与える。高級レストラン、高級ホテルのナイフ・フォーク、ベッドすべては誰かが使ったもの。新品にこだわることはない。
    温故知新・・・中古のものには人の歴史が詰まっている。
    社会が信用できる・・・ノウハウ、資金力、人物か?成功の3条件。
    人に好かれるには「商」、「笑」、「SHOW」。商いは「我慢・我慢・笑顔」。
    紙に書けない様なことが本当のノウハウ。
    人生観、生活スタイル、習慣、人間の本質的なものを理解することが
    リサイクル業。

  • モノとの向き合い方を考え直しました。
    中古はカッコ悪いのか?
    新品が良いとは限らないとか、
    なぜモノを買うのか、
    なぜ捨てたのか・・・などなど。
    上手なモノの捨て方とモノの買い方を心がけようと思いました。

  • [ 内容 ]
    これが成功する人の目のつけどころ、考え方だ!
    常識アタマから抜け出す、リサイクル現場からの成功のヒント。

    [ 目次 ]
    プロローグ “捨てない”お金持ち、“使い捨てる”庶民
    第1章 「人が捨てる」モノに価値を見出す!
    第2章 このひと工夫で仕事の価値は10倍になる
    第3章 思いがけないアイデアが“現場”に落ちている
    第4章 人生まるごとリサイクルのすすめ
    第5章 「金儲けのノウハウ」より「心儲けのノウハウ」を
    第6章 つねに“ホンモノ”が分かる人であれ!
    エピローグ リサイクル現場から見えてきた日本

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 日本人のモノの価値観について、著者が商いに対する考えなどが主に述べられていて、ホームレスを体験しただけあってか、言葉から伝わるリアルさが強い。昨今のエコブームに疑問符がある方へも推薦。

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    ▼ 100文字感想 ▼ 
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    学歴・資金・人脈ゼロから年商102億円まで上り詰めた、
    リサイクル業界の虎、堀之内九一郎氏。極貧生活からい
    かに成功したのか、その考え方がズバリと分かる。特に、
    成功者と貧乏人のモノの買い方の違いに、深く納得した。


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    ▼ 5つの共感ポイント ▼ 
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    ■へたくそでもいいから、絵を描くと商品の陳列方法、配置
     の仕方なども自ずとどうすればより魅力的なのかが分かっ
     てくる

    ■お客さんを喜ばせたい。それがうれしい、という単純な部
     分が、この商売には非常に大切です

    ■運には「運がいい」運と、「運が強い」運がある。強い運
     は努力と人間性なくしてはもたらされない

    ■人間のもてる潜在能力の発揮は、本気になるかどうかに
     かかっていると思う

    ■ホンモノ、いい物を欲しいと思うこと、手に入れようと頑張
     ることが大事なんです

  • ばいぶる!

    ほりのうちさんすげー!

    尊敬した本です。

  • お金持ちほど「捨て方」がうまい! (青春新書INTELLIGENCE 208) (青春新書INTELLIGENCE 208)

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