一年は、なぜ年々速くなるのか (青春新書INTELLIGENCE 218)

著者 :
  • 青春出版社
3.31
  • (5)
  • (13)
  • (28)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 125
感想 : 18
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413042185

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • おそらくほとんどの人が感じている「年をとると時間がたつのが速くなる」のは何故か。という疑問とそれへの対策、改善を提案する本。

    ページ数が少なく読みやすかったが、内容が薄い。

    「速く感じるのは何故か」という疑問に対しては、アンケートの分析や脳科学的な視点からの考察もあり、著者のこの疑問への姿勢が伺えるが、本書冒頭で述べられる「どうすればそれを防げるか」という防止策に関しては想像の域を出ておらず、最終章で提案されるものにはがっかりさせられた。

    脳科学的には未知の分野らしく、専門書ではない本書に画期的な回答を期待していたわけではないが、この本を読む時間を他の作業に当てる方が、大人の短い時間の過ごし方としては正しいように思う。

著者プロフィール

たけうち・かおる サイエンス作家。1960年生まれ。東京大学教養学部教養学科、同大学理学部物理学科卒業。マギル大学大学院博士課程修了(高エネルギー物理学専攻、理学博士)。フリースクール「YES International School」校長も務める。著書に『99・9%は仮説』(光文社新書)、訳書に『WHAT IS LIFE? 生命とは何か』(ポール・ナース著、ダイヤモンド社)などがある。

「2021年 『人と数学のあいだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

竹内薫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×