遺品整理屋は聞いた! 遺品が語る真実 ~消せなかった携帯の履歴、孤独死のサイン、女の遺し物…~ (青春新書INTELLIGENCE 220)

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著者 : 吉田太一
  • 青春出版社 (2008年12月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413042208

遺品整理屋は聞いた! 遺品が語る真実 ~消せなかった携帯の履歴、孤独死のサイン、女の遺し物…~ (青春新書INTELLIGENCE 220)の感想・レビュー・書評

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  • 「遺品整理屋は見た!」で、すでに十分メジャーな筆者であり会社だ。こうして新書という形でさらに多くの人の目に触れることは、喜ばしい。

    前半は、遺品が出てくることでネガティブな情報が露見した事例が立て続けに紹介されている。何もかも遺族に知らせるのがいいわけではない、というのが筆者の考えだ。

    凄惨な自殺現場などは「知らぬが仏」だろうが、故人の悩みや家族への恨みなどは、隠したとしても真実が消えるわけではない。一時的には怒りや悲しみをかきたてるかもしれないが、長い目で見れば知って良かった、となるケースの方が多い気がする。少なくとも、遺品整理会社の判断でその道を閉ざすのはどうかと思う。

    遺族が遺品を通じて故人に思いをはせるということが希薄になっている、との指摘があった。モノを粗末に扱う価値観が広まったことと、家族の結びつきが弱まったこと、両方があるように思う。途中紹介されていた70年モノの洗濯機の話を聞くにつけても、日本人の心は戦後長い時間を掛けて、随分と荒んだものになってしまったものだと感じた。

    キーパーズが遺品整理支援会社ではなく遺品整理代行会社としての側面を強めていくことになったら、寂しい話だ。そのためにも、吉田社長には今後とも遺品と向き合うことの意義をどんどん啓蒙していただきたい。

  •  キーパーズ代表取締役、吉田太一さんの本。「天国へのお引っ越し」をキャッチフレーズに、遺品整理業を行うかたわら、孤独死を防ぐ活動や講演などを積極的に行っていらっしゃいます。

     遺品整理をするなか、遺品と故人の人柄、遺族との関係など考えさせられました。喜ばれるどころか疎まれる遺品もあるのですね。
     遺産相続も遺産争続と言われるように、特別お金持ちでなくても遺族の争いっていうものはあるんだなあ……と感じました。

  • 最後の方のソファーを整理する人のエピソード、村上春樹の小説にできるんじゃないかってくらい素敵。

    あと家族の思いに一切気づかず奔放に生きていた人々の話は、親でありかつ子である自分にとっては身に染みる。

  • 前作のような現場の物々しい話ではなく筆者がこじんをしのびどう感じたか、依頼に絡めた説教のようであり読んでいて飽きてしまった。

  •  
     軽口御免 ~ 死せる顧客の故人情報 ~
     
     弊社では、故人の遺品はもとより、名誉に関わる一切の個人情報を、
    たとえご遺族に対しても、けっして口外いたしません。もちろん、本や
    ブログでも公開しません。どうか安心して生前ご予約ください。
     
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4413042204
    ── 吉田 太一《遺品整理屋は聞いた! 遺品が語る真実 20081202 青春出版社》
    ~ 消せなかった携帯の履歴、孤独死のサイン、女の遺し物… ~
    http://booklog.jp/entry?keyword=%E5%90%89%E7%94%B0%E5%A4%AA%E4%B8%80&service_id=1&index=All
     
    …… “天国への引っ越し、手伝います”遺品整理会社スタッフ
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/20071128
     最期の旅 ~ 遺品を処分できない人々 ~
     
    …… 定期的に操作しないと自動的にファイルを削除するプログラム
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/20070925
     はてなの本 ~ 幕府を作りたいのですが ~
     
     吉原(遊郭)で知った者に出合っても、そ知らぬ顔で通りすぎる作法。
    http://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-3154.html
     武士は相身互い ~ 江口 光清の首を取った志賀 五郎右衛門 ~
     

  • なんと遺品整理屋という仕事がこの世にはあるのだ
    なぜあるのだろうか?昔はそんな職業は必要なかった なぜなら家族や知人が遺品を整理していたからだ つまり現代は遺品を整理してくれる人がいない人々の死がたくさんあるということだ
    この本はノンフィクションである 孤独でさびしく死んで行く人がいる 自らの命を絶つ人もいる この現代の日本において餓死で死ぬ人もいるのだ
    生きていることは当たり前 死ぬことなんて考えたこともない
    それはいいことだ 先人が作り上げてきた平和なのだ でも死生観がない状態ではどういう状態が生きていることなのか分からない
    平和な日本でも悲しい死に方をする人がいる そこから現代の死生観や人との付き合い方、家族との関係を考えてみるのもいいのではないだろうか

  • 「遺品」にスポットをあてた話で、こないだ読んだ文庫よりも衝撃度は少ない。
    なので、軽くさらっと読めてしまう。
    とても大変な大切なことだというのがうすく感じられてしまう。

    私にもしものことが起きて、絶対に見られたくない遺品は、ほぼ日手帳。
    中を見ずに燃やしてほしい。
    と、何かに残しておかないといけないな。

  • (欲しい!)/新書

  • 日本発の遺品整理業を創設した著者。
    1件のケースを3ページ程度で紹介し、遺品整理を通して感じた思いが添えられている。

    私は30年間、親族の死には一度しか直面したことがない。
    遺品整理という行為にはどのようなことをするのか、ということから知りたくなって手に取った。

    印象に残ったのは、孤独死の現場にはある共通点。
    故障したまま放置していたらしき電化製品があまりにも多いということ。
    「単に物を大事にする人だった」というものではなく、「家電や家具に限らず、人間関係において、そして自分の体についても、時々調整が必要であり、もし不調になったりしてもその都度修復していくこと」ができなかったのではないか、ということ。

    人が死を迎えるには、いろいろな事情がある。
    それを遺品整理という仕事を通して、生前の故人の想いや生活ぶりをうかがい知ることで、残された遺族にどういった影響を与えるのかということを垣間見れた一冊だった。

    必然と訪れる死に対して、去るものと残されるもの、両方の心得のようなものを知ることができた。

    ただ、第三章が一番最初に来てもよかったかなーと思う。

  • 遺品から読み取れるその人の人生、家族との関係。一番切ないのは、疎遠になってしまった家族の話。

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