60歳からのボケない熟睡法 (青春新書インテリジェンス)

著者 : 西多昌規

• 青春出版社 (2011年8月2日発売)

感想・レビュー・書評

[sazukaさんの感想 · 2011年11月17日]

医師の書いた本です。若者向けと高齢者向けの快眠は違うというコンセプトはよいですね。しかし高齢者が十把一絡になっている印象を強く持ちました。もちろんいろんな事例は出てくるのですが、「みのもんた」とか「あるある」などの雰囲気が漂っています。人の体は、こんなときはこう、みたいな単純なものではないのでは。
よかったのはあとがきです。自分が100歳になって、この本の改訂版を出したいと。そう、著者はまだ若すぎて、医者として、少し遠い目で症例を語っているので、迫力がないのです。ぜひ本気で目指してほしいです。

著者プロフィール

西多 昌規(にしだ・まさき)
精神科医・医学博士。早稲田大学スポーツ科学学術院・准教授。東京医科歯科大学医学部卒業。国立精神・神経医療研究センター病院、ハーバード大学医学部研究員、スタンフォード大学医学部客員講師などを経て現職。日本精神神経学会専門医、睡眠医療認定医など資格多数。専門は臨床精神医学全般と睡眠医学、身体運動とメンタルヘルス。著書に『「器が小さい人」をやめる50の行動』（草思社文庫）、『「テンパらない」技術』（PHP文庫）、『休む技術』（だいわ文庫）、ほか多数。

「2018年 『文庫 自分の「異常性」に気づかない人たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」