日本の小さな大企業 (青春新書インテリジェンス)

著者 :
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413043403

作品紹介・あらすじ

パソコン・携帯電話から、クルマ、テレビなどの家電に至るまで、わたしたちの身のまわりのあらゆる製品のキーデバイスとなっている電子部品や半導体。その精密加工において、世界のトップシェアを独走しているのが、日本の一企業だということを知っているだろうか?実は、あまり知られていないことだが、「世界一」という技術やシェアを持つ日本の中小企業は、ゆうに一〇〇社を超えている。いわば、彼らが止まれば世界が動かなくなってしまうわけだ。そんな小さな大企業六社の強さの秘密に迫ったのが本書。日本人と日本企業が本来持っている可能性に気づかされる一冊である。

感想・レビュー・書評

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  • 世界に誇る日本の技術は機械や製品の目立たない部分に多くある。本書で紹介されている企業も縁の下の力持ち的な気質で本当に表にあらわれないが、もっと目立ってよいように感じた。このような小さくても世界で絶対必要とされている技術が日本にはあるのだと知ることが、日本人として何となく自信を持てる気がする。

  • 高い技術力やシェアを持つ中小零細企業についての本。
    内容はプロジェクトX系の持ち上げ方よりも、比較的ジャーナリスティックな方向性。でもわるいことは書かない。
    小さな部品一つをとっても、日本ブランドの部品は必要以上の品質を備えていると感じることが多いです。その理由の一端はこの本を読めば伝わってきます。
    こういった本で有名になり、能力のある社員が入って更に成長して中小企業のネガティブなイメージを払拭できるようになればいいなと常々思います。

  • ディスコ、入曽精密、NSKマイクロプレシジョン、小原歯車工業、東成エレクトロビーム、前川製作所。
    表題の通り、小さな大企業です。
    これらの企業は頼もしさ全開!
    日本の底力をみたような気がします。

  • 思わず涙腺が緩んでしまった本です。
    日本を支えているのは確かな技術をもつ小さな中小企業だと改めて感じました。
    「縁の下のちから持ち」その言葉がこの本で紹介されている6つの企業にぴったりです。
    切磋琢磨に技術を磨き、売り込み、信頼を得て成長する。これがテクノロジーで会社を大きくさせようとするのに必要なことだと思いました。

  • 世界に誇る日本の中小企業の技術力。
    ものづくりの精神は亡くしてはならない。
    今、世界に立ち向かうためには、こうした技術が頼りなのではないか。

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著者プロフィール

前屋 毅(まえや・つよし)フリージャーナリスト。1954年、鹿児島県生まれ。法政大学卒業。『週刊ポスト』記者として主に企業取材を担当。その後、フリーに。教育問題と経済問題を主なテーマにしている。

「2021年 『教師をやめる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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