自由とは、選び取ること (青春新書INTELLIGENCE)

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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413043878

感想・レビュー・書評

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  • 村上龍の回答を読むとスッキリする。相談すると、龍節が返ってくる事が分かってるから相談するのだろう。自分の現況から、親の事、夫婦の事が身にしみた。

  • 村上龍による人生相談.村上龍の著作を多く読んでいる人にとっては真新しい意見はないが,当たり前の事を当たり前に書いている.

    ・悩みと現実は違う
    ・「生き延びる」ためには何が必要か?ミモもフタもない答えがだが「考えること」

  • くさい抽象的な言葉ではなく、現実的な言葉をもって相談を聞いてもらえている文章。

    解決策なくてもとても心地よい読後感。

  • 適切なタイミングで読めたと思う。
    どれだけ考え続けても飽きないという分野で仕事をする方が有利ということ。満足度7

  • 人生相談の回答は、ドライなものを予想していたのだが、意外にも丁寧で前向きなものであり、そこに愛すら感じた。

  • 問題の表層でなく根っこをえぐる鋭さ。甘えを見抜き、すり替えを許さない。読んでいてスッキリするとともに自省する本。

  • 頻繁に出てくる、相談の文面からだけでは全部は判断できないけれど、というエクスキューズが、とても印象的だった。その姿勢は、この本で村上龍が返している解答の内容とも通底していると思う。それは、悩みのありかを具体的にすることで、悩みは悩みであることをやめて「現実」になるのだ、ということじゃないかと思えた。それは悩みじゃない現実だ、というのは本書のなかに出てくる逸話のひとつにあるもので、現実、に対しては、現実の行動で対応するしかない。そのことが明らかになることそのものが、救いにもなる、そういう本だと感じた。

  • 雑誌に掲載した村上龍の人生相談の単行本化。悩みの内容は雇用、収入に関することが多い。これが日本が抱えている現実だと思う。何度も繰り返される「生きぬけ」の言葉に重みを感じる。

著者プロフィール

一九五二年、長崎県佐世保市生まれ。 武蔵野美術大学中退。大学在学中の七六年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。八一年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、九八年に『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、二〇〇〇年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、〇五年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる。

「2020年 『すべての男は消耗品である。 最終巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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