「ズルさ」のすすめ (青春新書インテリジェンス)

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著者 : 佐藤優
  • 青春出版社 (2014年12月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413044400

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「ズルさ」のすすめ (青春新書インテリジェンス)の感想・レビュー・書評

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  •  著者のいう「ズルさ」とは、社会で生き抜く「賢さ」のことだ。

     この世は必ずしも公平には作られていない。また、組織の中で勝ち残っていかなければならないにも関わらず、組織の中でうまくやっていかなければならないという、矛盾した状況にある。
     そんな中でよりよく生きていくには、教養と知恵を蓄えることにより直観力を磨く。ビジネスという経済的合理性を求める場以外に、地域、趣味、ボランティアなど仕事以外の場で信頼しあえる誠実な人間関係を築く。複数の価値観を持つことにより、どんな状況にも対応できるしなやかさを持つ。それが、著者の勧める処世術である。

     外交官という、文化も利害関係も異なる二つの国の関係を取り持つ経験をした著者による、実例をふんだんに盛り込んだ啓発書。参考になった。

  • 約束を破らない
    恩を仇で返さない
    失言しない
    酒に飲まれない
    時間に遅れない
    時間に追われない

    当たり前のことをちゃんとやることだなと思った

  • 外務省出身の佐藤優さん。いろいろあり、退官後、作家として活躍中の方です。

    「ズルさ」という日本語は、微妙な表現に感じる。
    でも、他国後では、肯定的な意味になると教えてくれる。

    ◆人と比べない
    ◆問題から目をそむけない
    ◆頭で考えない
    ◆時間に追われない
    ◆酒に飲まれない
    ◆失言しない
    ◆約束を破らない
    ◆恩を仇で返さない
    ◆嫌われることを恐れない
    ◆人を見た目で判断しない
    ◆上下関係を軽んじない

    1つ1つの章の内容に意外性はなく、常識的。
    ズルさって何?とタイトルを見直してまうほど。

    ただし、モスクワのトイレ掃除の話は、なんとも驚きましたが、やはり、外務省の序列環境の話も、予想はしていましたが、厳しい現実なのだと知りました。

  • 耳が痛い本だったなぁ。
    より良い自分になりたいと日々やってきてるけど、色々足りてない部分を突きつけられた感じだ。
    後回しにしてることいっぱいあるし、危機管理も不十分。
    やりたいことはあるのに結局日々の生活に流されほとんどができてないよね。
    若い時に無駄にした時間が本当にもったいない。

    外交の裏側がちらりと知れたのは面白かったです。外交官、経験豊富すぎてすごい。

    勉強とかじゃなくて人として生きていく頭の良さが欲しい…

    タイトルは別にもっとリンクしたものがあるのではと思ってしまった。

    第1章 人と比べない
    第2章 問題から目をそむけない
    第3章 頭で考えない
    第4章 時間に追われない
    第5章 酒に飲まれない
    第6章 失言しない
    第7章 約束を破らない
    第8章 恩を仇で返さない
    第9章 嫌われることを恐れない
    第10章 人を見た目で判断しない
    第11章 上下関係を軽んじない

  • タイトルから得られるイメージのような尖った内容ではない。まえがきに「本書には、もし私が企業か役所につとめていたら、あるときは職場の会議室で、別のときには居酒屋で、若い世代の人たちに伝えていたであろう内容を盛り込んだ」とあるように、若い人がこれから社会人として柔軟に生きていくために必要な心得について書かれている。大学生~20代向けだと思うが、中堅社会人でも、初心に帰りたいとき、ちょっと疲れてきたときにサラっと読める内容。

  • なぜか二枚カバー。
    佐藤さんの顔を全面に出したほうが売れるだろうっていう、マーケティング的な理由からだろうと、そんなことも推測してみた。

    元外務省主任分析官で、在ロシア連邦日本大使館に勤務。偽計業務妨害で逮捕された佐藤優さんの著書はたくさんあるけど、この顔は一度見たら忘れないと思う。いい意味で。

    佐藤さんの言う「ズルさ」とは、悪い意味のそれではなく、賢いとか、創意工夫するとか、すばしっこいとかいう意味をもつもので、言葉の使い方や言い回し、お酒とのつき合い方や上司との接し方が書かれてあった。

    内容は、本業と違う収入源をもって、心に余裕を持たせたり、仕事とは別のグループにも属して、違う人間関係を楽しもうっていうことは共感できるけど、期待した「ズルさ」とは少しちがってたかなと感じた。

    規律正しく、違ったことには必ず物申す、毎日一生懸命っていうのも素晴らしいけど、それだけでは疲れてしまって息切れして、自分の理想とすることは何一つ達成できないっていうことにもなりかねない。

    スポーツでも、教科書通り、基本に忠実なプレイより、どこかズル賢いようなプレイのほうが「巧い」と表現されることもある。

    人生の中に「ズルさ」を加えてみるのもいいと感じた。

  • カインとアベルの話が印象的だった。
    神は努力をしてるカインを無視し、アベルだけ可愛がる。嫉妬したカインがアベルを殺すという話。

    この世界は不条理だ。

    “神自体が不公平で、努力をしても必ずしも報われないことが暗示されています。” (p.31)

  • 複線思考はリスクヘッジ。インテリジェンスの世界でもそう。スパイ以外にも他の仕事をする。多いのg亜ジャーナリストと学者。ジャーナリストなどは4,5年訓練を積んでしっかりした記事が欠ける本物にする。そうやってカムフラージュになる。1つの価値観だけにとらわれないので精神的な余裕が出来て、それが本来の競争でも強みになる。将来的に競争に敗れても、それを新しい自分にお世界にできる可能性が残る。
    いきなり大きな問題に立ち向かい、国や政治を変えてやろうと反対運動を組織化して大規模デモをするよりも小さなコミュニティの中で一緒に問題と向き合っていく。
    本業で成果をあげている人は、仕事の中で異業種の人と強固な人脈を作っている。
    教養がある人かどうかを見抜くのは偏見と差別意識が少ないことをポイントに判断すればまず間違いない。

  • 「直感力」つまり「違和感に気づく力」がないと理屈だけではズルく生きていくことはできません。
    「違和感に気づく力」は「観察力」が必要です。
    「観察力」は切羽詰まると身につくのかもしれません。
    著書ではロシアやイスラエルといった史上大きな危機を経験した国の人は「直感力」に優れているとのことです。

    この本では僕の好きな飲食店経営の方に批判的な書き方になってました。
    根性論というか努力すれば全て上手くいくという論調が著者は好きではないのかもしれません。
    僕はどちらの著者も好きでよく読みます。
    要は休みとかバッファを入れないと息がつまるということですよね。
    バランスです。

    「受けた恩は石に刻みかけた情けは水に流せ」
    僕は子供達にもこの言葉をよく言います。
    人から受けた恩は倍返しでちょうどいいのかもしれませんσ^_^;

    「スーツ姿に弱い日本人」
    僕が夏もスーツとネクタイなのはこれが理由でもあります。
    クールビズやなんやといってもやっぱり日本人はスーツを信用するしスーツに弱いんやと思います。
    自分がそうなだけに余計そう思います。

    この本も自分の生き方にとても参考になるものでした。
    前著「人に強くなる極意」と同じく良い本でした。

  • うまく生きるための処世術について書かれた本。「ズルい」というと狡猾な世渡り上手的な印象があるが、この本ではそういった面よりは、至極真っ当に生きる方法が書かれている。「人と比べない」、「嫌われることを恐れない」、「問題から目をそむけない」など、普遍的なテーマについて、元外交官で鈴木宗雄事件で長期間拘留されるなどの特殊な経験や自ら信仰するキリスト教的視点などを交えながらわかりやすく書いている。バランス感覚もある著者なので、内容には納得できる部分も多い反面、「佐藤さん、ちょっと多筆すぎて内容が薄っぺらくありませんか?」と思わなくもない。もっと切れ味鋭い切り口を見せることができる人だけに、そこがやや残念か。

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「ズルさ」のすすめ (青春新書インテリジェンス)の作品紹介

厳しさを増すこの時代を生き抜くには、実直に頑張るだけでなく、ときには「ズルさ」を発揮することも必要だ──。社会全体が敵になるような大きな困難を乗り越えてきた著者が、「人と比べない」、「嫌われることを恐れない」、「問題から目をそむけない」など、誰でも直面する11のテーマを解き明かしていく。2014年上半期ベストセラー『人に強くなる極意』待望の第二弾。

「ズルさ」のすすめ (青春新書インテリジェンス)はこんな本です

「ズルさ」のすすめ (青春新書インテリジェンス)のKindle版

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