「ズルさ」のすすめ (青春新書インテリジェンス)

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著者 : 佐藤優
  • 青春出版社 (2014年12月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413044400

「ズルさ」のすすめ (青春新書インテリジェンス)の感想・レビュー・書評

  • カインとアベルの話が印象的だった。
    神は努力をしてるカインを無視し、アベルだけ可愛がる。嫉妬したカインがアベルを殺すという話。
    世の中の不条理を受け入れるしかない。

    “神自体が不公平で、努力をしても必ずしも報われないことが暗示されています。” (p.31)

  • 複線思考はリスクヘッジ。インテリジェンスの世界でもそう。スパイ以外にも他の仕事をする。多いのg亜ジャーナリストと学者。ジャーナリストなどは4,5年訓練を積んでしっかりした記事が欠ける本物にする。そうやってカムフラージュになる。1つの価値観だけにとらわれないので精神的な余裕が出来て、それが本来の競争でも強みになる。将来的に競争に敗れても、それを新しい自分にお世界にできる可能性が残る。
    いきなり大きな問題に立ち向かい、国や政治を変えてやろうと反対運動を組織化して大規模デモをするよりも小さなコミュニティの中で一緒に問題と向き合っていく。
    本業で成果をあげている人は、仕事の中で異業種の人と強固な人脈を作っている。
    教養がある人かどうかを見抜くのは偏見と差別意識が少ないことをポイントに判断すればまず間違いない。

  • 「直感力」つまり「違和感に気づく力」がないと理屈だけではズルく生きていくことはできません。
    「違和感に気づく力」は「観察力」が必要です。
    「観察力」は切羽詰まると身につくのかもしれません。
    著書ではロシアやイスラエルといった史上大きな危機を経験した国の人は「直感力」に優れているとのことです。

    この本では僕の好きな飲食店経営の方に批判的な書き方になってました。
    根性論というか努力すれば全て上手くいくという論調が著者は好きではないのかもしれません。
    僕はどちらの著者も好きでよく読みます。
    要は休みとかバッファを入れないと息がつまるということですよね。
    バランスです。

    「受けた恩は石に刻みかけた情けは水に流せ」
    僕は子供達にもこの言葉をよく言います。
    人から受けた恩は倍返しでちょうどいいのかもしれませんσ^_^;

    「スーツ姿に弱い日本人」
    僕が夏もスーツとネクタイなのはこれが理由でもあります。
    クールビズやなんやといってもやっぱり日本人はスーツを信用するしスーツに弱いんやと思います。
    自分がそうなだけに余計そう思います。

    この本も自分の生き方にとても参考になるものでした。
    前著「人に強くなる極意」と同じく良い本でした。

  • うまく生きるための処世術について書かれた本。「ズルい」というと狡猾な世渡り上手的な印象があるが、この本ではそういった面よりは、至極真っ当に生きる方法が書かれている。「人と比べない」、「嫌われることを恐れない」、「問題から目をそむけない」など、普遍的なテーマについて、元外交官で鈴木宗雄事件で長期間拘留されるなどの特殊な経験や自ら信仰するキリスト教的視点などを交えながらわかりやすく書いている。バランス感覚もある著者なので、内容には納得できる部分も多い反面、「佐藤さん、ちょっと多筆すぎて内容が薄っぺらくありませんか?」と思わなくもない。もっと切れ味鋭い切り口を見せることができる人だけに、そこがやや残念か。

  • 『人に強くなる極意』(青春新書)の続編です。ビジネスの現場で役立つ対人関係のテクニックを紹介しています。

    前著同様、わざわざ著者が書くべき内容とも思えず、期待外れでした。著者にはもっとじっくり腰を据えた仕事を期待しています。

  • もう少し硬い哲学的考察の入った本かと思っていたが、予想より柔い本です。

    ■頭で考えない―理論+直観力を利用する
    ■失言しない―「偏りのないこと」「やわらかい思考」という教養を身につける
    ■上下関係を軽んじない―趣味の肩書を持つ、複数の価値観を持つ

    と言った点は参考になった。

  • 約束を破らない
    恩を仇で返さない
    失言しない
    酒に飲まれない
    時間に遅れない
    時間に追われない

    当たり前のことをちゃんとやることだなと思った

  • 元外交官の佐藤優の著書。日経広告で気になって図書館で借りた。タイトルほどズルさは感じない。

    以下メモ。
    ●お前嘘をつくなというと喧嘩になるが、お互い正直にやりましょうといえば角は立たない。
    ●競争に身を置くときでもその世界とは別の価値観、全く違う世界を持っておく。複線思考はリスクヘッジでもある。イスラエルの諜報機関でも、スパイになる人間はもう1つの仕事を必ず覚えさせる。
    ●「孤独は人を賢者にする」昔から偉大な思想や哲学、文学や芸術のひらめきは、孤独な思索や時間の中から生まれた。
    ●真面目な話は酒の入らない席でやり、酒が入ったらバカ話に徹する。
    ●交渉も接待も、相手の喜ぶことを知ることは大切だが、それと同じかそれ以上に、相手がいやがる言動、不愉快になる話題を知っておく。
    ●偏見や差別意識の中から生まれた失言は根が深い上に、本人は正論を言っているという自負があるからタチが悪い。
    ●数字を毎回出す人、専門知識や特殊能力がある人は組織の中で多少の意見も許されるが、言い方が非常に大切。たとえ論理的に正しくても上や会社を否定するような提案の仕方では敵を作る。どんなに会社に必要な人材でもいずれスポイルされる。
    ●意見をする際の大義名分として便利な言葉。「士気」「利益」「効率性」。「今のやり方でなくこのやり方なら部署の士気があがる」「こう変えれば効率が高まる」自分のために意見を言っているのでなくあくまでも組織のために意見を言っている話し方なら聞いてもらえる可能性はある。

  • しなやかに会社社会を泳いでいくための、フォームの参考に

    楽しい本だったけど、これ、ズルいのか?至極まっとうな本ではないのかな?
    と思ってしまったということは、私が「ズルい」人間なのからでしょうか?

    一番よくないのは、出世競争に敗れたからと自暴自棄になって会社を辞めること。特にあなたが正社員なら、今の労働環境ではそれだけでとても有利です。いい意味の「ズルさ」が必要になってきます。
    まさにその通りだと思って、大学、会社員と続けているなぁと思います。

    取捨選択をしていくことが「ズルさ」でもあるのかな。

    章立てから見てみると

    捨てるもの

    1章 人と比べない―勝ちたいという意識をうまく捨てていかに負け、複線思考に
    3章 頭で考えない―理論一辺倒を捨てる
    4章 時間に追われない―新しいものにはムダが多いので極力削る、異業種交流会とかに費やさない
    5章 酒に飲まれない―自分を知り、過度な飲酒をやめる
    6章 失言しない―偏見、差別意識を無くし失言しないようにする
    7章 約束を破らない―できない約束をしない
    8章 恩を仇で返さない―復讐しない。「復讐は神に任せる」
    9章 嫌われることを恐れない―嫌われたくない自分を突き放す
    10章 人を見た目で判断しない―すぐに理解しよう、という思考を捨てる
    11章 上下関係を軽んじない―組織の上下関係は最終的に逆らわない

    取り入れるもの

    2章 問題から目をそむけない―見たくないものを捨てずに最悪のシナリオを考える
    3章 頭で考えない―理論+直観力を利用する
    4章 時間に追われない―必要な時間は天引きして確保し、何もしない「賢者の時間」を大切にして休みを取る。
    6章 失言しない―「偏りのないこと」「やわらかい思考」という教養を身につける
    8章 恩を仇で返さない―受けてきた恩を実感し直す
    9章 嫌われることを恐れない―そのための経済的な強さを得る
    11章 上下関係を軽んじない―趣味の肩書を持つ、複数の価値観を持つ

    こんな感じでした。取り入れるためには、捨てるものを捨てていかないとキャパオーバーですもんね。

    複線思考をもち、しなやかに会社社会を泳いでいくための、フォームの参考になりますよ。

  • 上手くコミュニケーションし、職場での人間関係を平穏に保つ”コツ”が綴られている。佐藤さんの外務省時代のロシア大使館勤務の奥深い経験が述べられており、興味深い。ゲーテの次の言葉が引用されている。「智恵ある者の最高の喜びは、知り得ることを知ろうと努力し尽くし、知り得ないことを静かに敬う」。心に響く名言だと思った。

  • 寝る前のフォトリーディング&起床後の高速リーディング。
    面白そうだったので高速を交えて熟読する。

    読了。いまの世の中の考察とその処世術といった感じの本。佐藤優の自己啓発指南の本。ためになり面白かった。星四つ。

    下記に付箋を貼った箇所の要約をのせる:

    19:資本家側は集団心理を巧みに使い消費者も労働者も競争させる。載せられてはいけない。そこから出ること。

    46:問題に正面から対処し逃げない。最悪の事態をノートに書いてみるとよい。

    59:暗く困難な世の中を強く生きるヒント。小さなコミュニティーの中で一緒に問題と向き合う場を作る。

    72-73:直感を大切にし、違和感に気付く。直感は色々な経験の積み重ねによる。

    77-78:ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」のワンシーン。信心深い主人公のアリョーシャ、敬愛するゾシマ長老の死に信仰が揺れ、絶望して修道院から走って飛び出す。満天の星の空のもと、彼は突然の啓示を感じてひれ伏して感動する。自然環境が人に語る瞬間を描いている。
    直感を鍛え、啓示を受けるには、人に対しても自然に対しても、とにかくしっかりと向き合ってみること。

    169-170:いまの新入社員らは一頃と違って100くらいの否定をもらってからようやく内定されるので、へとへとになって入社する。そんな彼らを一概にバブル世代は「俺たちの若い頃は…」などというのは、世の中を理解していない証拠。
    多くの若者が他人の否定を受けすぎているので、SNSなどで自己主張し、少しのことでも「いいね」をもらうことをうれしがる。

  • わかりやすくスパスパと大切なことを述べている、入社して9ヶ月に読んでたらよかったかもしれない本。佐藤さんの眼力のせいかもしれないけど、タイトルと顔ほどズルくなかった(笑)

  • 外務省出身の佐藤優さん。いろいろあり、退官後、作家として活躍中の方です。

    「ズルさ」という日本語は、微妙な表現に感じる。
    でも、他国後では、肯定的な意味になると教えてくれる。

    ◆人と比べない
    ◆問題から目をそむけない
    ◆頭で考えない
    ◆時間に追われない
    ◆酒に飲まれない
    ◆失言しない
    ◆約束を破らない
    ◆恩を仇で返さない
    ◆嫌われることを恐れない
    ◆人を見た目で判断しない
    ◆上下関係を軽んじない

    1つ1つの章の内容に意外性はなく、常識的。
    ズルさって何?とタイトルを見直してまうほど。

    ただし、モスクワのトイレ掃除の話は、なんとも驚きましたが、やはり、外務省の序列環境の話も、予想はしていましたが、厳しい現実なのだと知りました。

  • 引用続き/黙すべきところで語り、語るべき時に言葉が足りない。時と場所と言葉を選ぶ。これができれば失言はなくなる/「かけた恩は水に流し、受けた恩は石に刻め」/組織に対して異を唱える場合、1つの案件に対して3回までというのが僕の考え、それもできるならそれぞれ違う理由が望ましい。それで3回意見しても受け入れなければ潔くあきらめて組織の決定に従うこと/分裂した時代を生きるには自身の価値観や人間関係を一つに個室するのではなく複数持つことが大切。そしてしたたかに、しなやかに状況に応じて価値観や人間関係を使い分ける、そんあ柔軟性が大切

  • 耳が痛い本だったなぁ。
    より良い自分になりたいと日々やってきてるけど、色々足りてない部分を突きつけられた感じだ。
    後回しにしてることいっぱいあるし、危機管理も不十分。
    やりたいことはあるのに結局日々の生活に流されほとんどができてないよね。
    若い時に無駄にした時間が本当にもったいない。

    外交の裏側がちらりと知れたのは面白かったです。外交官、経験豊富すぎてすごい。

    勉強とかじゃなくて人として生きていく頭の良さが欲しい…

    タイトルは別にもっとリンクしたものがあるのではと思ってしまった。

    第1章 人と比べない
    第2章 問題から目をそむけない
    第3章 頭で考えない
    第4章 時間に追われない
    第5章 酒に飲まれない
    第6章 失言しない
    第7章 約束を破らない
    第8章 恩を仇で返さない
    第9章 嫌われることを恐れない
    第10章 人を見た目で判断しない
    第11章 上下関係を軽んじない

  • タイトルから得られるイメージのような尖った内容ではない。まえがきに「本書には、もし私が企業か役所につとめていたら、あるときは職場の会議室で、別のときには居酒屋で、若い世代の人たちに伝えていたであろう内容を盛り込んだ」とあるように、若い人がこれから社会人として柔軟に生きていくために必要な心得について書かれている。大学生~20代向けだと思うが、中堅社会人でも、初心に帰りたいとき、ちょっと疲れてきたときにサラっと読める内容。

  • インテリジェンスとして活躍した経験から、人間関係の中で強く、賢く、認められながら生きていくためのヒント集。

    誠実に、約束、人から受けたご恩、時間といった、普遍的なものを大切にしつつ、組織人としては上を見てしたたかに生きること
    強くいるためには、相対的に経済力や独り立ちできる専門性が必要、
    だと。

    なんか、自分には全てかけてる気がするが、ズルさは持ち合わせてる気がする。ただ、自己愛の強い、パーソナリティー障害を持つような人のズルさほど、人から嫌われるに違いなかろう。

    気をつけねば。

  • うまく生きていく方法論。でもそれってなんか味気ない気もする

  •  著者のいう「ズルさ」とは、社会で生き抜く「賢さ」のことだ。

     この世は必ずしも公平には作られていない。また、組織の中で勝ち残っていかなければならないにも関わらず、組織の中でうまくやっていかなければならないという、矛盾した状況にある。
     そんな中でよりよく生きていくには、教養と知恵を蓄えることにより直観力を磨く。ビジネスという経済的合理性を求める場以外に、地域、趣味、ボランティアなど仕事以外の場で信頼しあえる誠実な人間関係を築く。複数の価値観を持つことにより、どんな状況にも対応できるしなやかさを持つ。それが、著者の勧める処世術である。

     外交官という、文化も利害関係も異なる二つの国の関係を取り持つ経験をした著者による、実例をふんだんに盛り込んだ啓発書。参考になった。

  •  非常に有益な人生論、もっと早く読んでいたら良かった。

  • すぐに使えるノウハウ本と言うわけではないけど、考え方の肥やしになる、面白い本。何が書かれてたか、空で思い出すものではないけど、ふと、判断を迫られた拍子に思い出しそうな内容が詰まっていると思います。

  • 「ずるさ」を勧めるというより、無理をしすぎず上手に生きていくヒント集。とても読みやすい文章で軽く読み終えることができた。書いてあることはごく当たり前のことのように思えて、意外と実践できてないことが多いような気がする。章ごとに参考書が紹介されており、それも参考になりそうだ。

  • なるほど、これは面白い本ですね。この面倒な時代を生き抜くために必要な「ズルさ」を真摯に説いています。

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