- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784413044400
感想・レビュー・書評
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外交官として生きていくなかで培った「酒は度数が強いものから飲ませて感覚を鈍らせ、低い酒をどんどん飲ませ酔わせて本音を引き出す」など実際に使えるテクニックから、外交という厳しい世界のなかで自分のメンタルを保つ考え方など、私達のような一般人でも参考になる良書、外交という日常とかけ離れた世界の一部を垣間見れるこの本は佐藤氏の語り口で一種の小説のような面白さもあり、外交という世界を知ることができる教養書としての側面もある1冊で色々な楽しみ方ができる本。
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この本の中で一番琴線に触れたのは、『賢者の時間』を大切にする、というところである。『孤独は人を賢者にする』良い言葉だ。自分と向き合う孤独な時間の中で、それぞれに発見できるものがある、そう書いてあった。私も、そういう時間を大切にしたい。むしろ、そういう時間を持てる、ということはすごく贅沢なことだと思う。
『受けた恩は石に刻み、かけた情けは水に流せ』という言葉も印象に残った。
新約聖書の言葉も引用されていて印象に残ったので、新約聖書を読みたくなった。
章ごとのオススメ本も好きな構成。 -
生き方を間違えたくない。自分がきちんと仕事を、よりよい生活を送るためには、何をすべきで、何をしてはいけないか。
そういったところがわかりやすく書かれている。難しい本ではなく、等身大で生活する者としてはこれほどよい本はない、それぐらい参考になる本である。
今後も、自己分析や反芻のため、おそらく1年に1回ぐらいは再読すると思う。 -
* 読了日20180320
* 入手日20171203
* Amazonで購入した。
# 読書メモ
* 『人に強くなる極意』の続編。 -
「直感力」つまり「違和感に気づく力」がないと理屈だけではズルく生きていくことはできません。
「違和感に気づく力」は「観察力」が必要です。
「観察力」は切羽詰まると身につくのかもしれません。
著書ではロシアやイスラエルといった史上大きな危機を経験した国の人は「直感力」に優れているとのことです。
この本では僕の好きな飲食店経営の方に批判的な書き方になってました。
根性論というか努力すれば全て上手くいくという論調が著者は好きではないのかもしれません。
僕はどちらの著者も好きでよく読みます。
要は休みとかバッファを入れないと息がつまるということですよね。
バランスです。
「受けた恩は石に刻みかけた情けは水に流せ」
僕は子供達にもこの言葉をよく言います。
人から受けた恩は倍返しでちょうどいいのかもしれませんσ^_^;
「スーツ姿に弱い日本人」
僕が夏もスーツとネクタイなのはこれが理由でもあります。
クールビズやなんやといってもやっぱり日本人はスーツを信用するしスーツに弱いんやと思います。
自分がそうなだけに余計そう思います。
この本も自分の生き方にとても参考になるものでした。
前著「人に強くなる極意」と同じく良い本でした。 -
すぐに使えるノウハウ本と言うわけではないけど、考え方の肥やしになる、面白い本。何が書かれてたか、空で思い出すものではないけど、ふと、判断を迫られた拍子に思い出しそうな内容が詰まっていると思います。
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副題に「いまを生き抜く極意」と書かれている、この一冊。著者の佐藤優さんのこれまでの激動の人生を通じて体得されたまさに、「いまを生き抜く極意」が綴られています。いわゆる勤め人の方にはオススメできる一冊です。付箋は19枚付きました。
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適宜ズルさを発揮して、ストレスを最小化するという筆者のスタンスに共感する。
組織の中でうまくやっていくための、または不条理にうまく対処するための振る舞い方や、心の持ち方についてよく書いている。
根性論に陥らない柔軟な心が大事というメッセージは特に強く響いた。 -
本書は処世術。