なぜ一流は「その時間」を作り出せるのか (青春新書インテリジェンス)

著者 :
  • 青春出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413044516

作品紹介・あらすじ

なぜ一流は、ハードワークの毎日でも「自分の時間」を作り出せるのか? 一方で、なぜ頑張っているのに、残業続きで、「時間がない」「忙しい」と嘆く人が多いのか? 実は、両者の差は、やる気や能力、意志の力ではなく、「正しい方法」を知っているかどうかにあります。「どんな人が試しても、同じ結果を引き出せる」と全米の一流企業で話題になったマネジメント手法を、日本人向けに改良した「行動科学マネジメント」の第一人者が教える、科学的かつ具体的な“時間の増やし方”。

感想・レビュー・書評

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  • 行動科学マネジメントの著者が、時間を作り出すためにどのようにして現在の時間配分を見直していくかをまとめた本。

    その内容・手法は、5段階に分かれている。

    ①計測する・・・自分の現在の時間のかけ方を分析する。
    ②定型化する・・チェックリストによって定型化する。
    ③整える・・・・整理整頓、ライバル行動を減らす工夫
    ④計画する・・・1年、1カ月、1日の計画を立てる。
    ⑤集中する・・・ラストゴール、スモールゴール、サポーター、ご褒美の力等

    このようにして現在の時間の使い方を見直して、最適化することで自分が時間を使えるようになるとしている。一読してもよい本だと思う。

  • ラストゴールを設定する
    英語の勉強をしたい→2年後のトーイックで800点以上取る
    ダイエットしたい→6ヶ月で8キロ落とす

    〆切を決める

    スモールゴールを設定する
    達成したらご褒美を与える

    • uptoyounikonikoさん
      重要且つシンプル。という事が浸透しました。
      重要且つシンプル。という事が浸透しました。
      2016/06/12
  • ●時間には2種類あることを自覚すること。1つ目は楽しいと思える時間や、時間を無駄遣いしていにあ、有意義に過ごせていると感じられる時間や、仕事であれば、成果に直結するよな作業をこなしている時間を「生きている時間」と指す。2つ目は、つまらない、苦しいと感じる時間や、無目的な暇つぶしに費やした時間、成果につながらない無意味な作業をこなしている時間を「死んでいる時間」という。「死んでいる時間」を削れるだけ削り、「生きている時間」を増やす。このメリハリが、時間の浪費をなくし、ひいては人生を豊かにするために欠かせないのです。

    ●時間の無駄は、「一見、必要そうなこと」の中に隠れている。

    ●時間を作り出すには、「計測する」→「定型化する」→「整える」→「計画する」→「集中する」の5つの技術が必須。

    ●一流ほど、仕事の9割に手を抜いている。9割の「いつもの仕事」の部分に時間を割かずにすむ分、その仕事特有の1割の部分について、じっくり時間を取ることができています。独自の勉強をすることもできます。だから、飛び抜けて優秀な業績を上げられるのです。

    ●自分の時間を作り出すのは、「自分が本当にやりたいこと」をするためです。時間を作り出すこと自体を目的にしては、まったく意味がありません。予定は「やりたいこと」から組んでいきましょう。

    ●計画する技術「1年の計画を立てる」
    「無理かもしれない」などと迷っていてはいけません。誰に遠慮することなく予定を入れていきましょう。一度予定を入れてしまうと、「仕事が忙しいからできない」などと言い訳できません。

    ●計画する技術「1週間単位の計画を立てる」
    すでに入っている予定について、自分が確実に行動に移せるように手配しておくことです。

    ●計画する技術「1日単位の計画を立てる」
    まずは、日々に共通する一定のマイルールを決めましょう。「朝は5時半起床、夜は11時就寝」「6時から30分間は読書の時間にあてる」「メールの返信は、午前中は9時から10時、午後は5時から6時の間ですべてすませる」「来客の予定は、できるだけ午後に回す」「業務終了後、5分間でデスクまわりを片付ける」などなど、自分のやり方にあわせてマイルールを設定しそのとおりに作業を当てはめていきます。一定の決まりを設けることで、「予定を組む」作業に忙殺されることがなくなります。

    ●難しい作業から順に片付ける。最優先は今日が締切のものです。その次は一番イヤな作業、苦手な作業、難しい作業です。そこからだんだんやさしい、得意な作業になるように設計していきましょう。

    ●バッファをとる
    1時間かかると思われる仕事を、1時間の予定で組むと終わらないが、1.4倍くらいのバッファをとるとうまい具合に終わる。

    ●「過去」や「未来」ではなく、「目の前の事実」だけに集中する。
    不安や不満というのはたいていの場合、「あのとき、うまくやれていたら」という後悔や、「もしかしたら、失敗するかもしれない」という将来への心配からくるものです。要するに、どちらも今のあなたには対処しようもない、関係のないことです。そう割り切り、目の前にあることだけに意識を向けることが非常に重要なのです。

  • 分刻みで計測するというのは、常々現実的ではないと思っていたが、意外と難しくなかった。
    計測し、考察し、改善する。割りと科学的。

  • 【目次】(「BOOK」データベースより)
    0 なぜ、「一流」には余裕があるのか?/1 無意識の時間の浪費を「見える化」する「計測する」技術/2 時間と手間を10分の1に圧縮!「定型化する」技術/3 ムダが発生しない環境を作るための「整える」技術/4 ハードワークの毎日でも時間を確保!「計画する技術」/5 「やりたいこと」以外で時間をムダにしないための「集中する」技術

  • チェックシート

  • 時間の使い方を見直す、という事は自分の人生を見直すこと。時間=人生。
    何となく生きるのではなく、自分の願望に自分の行動や意識を向けて充実した人生を送りたい、と思っている。にも関わらず、不思議と自分が本当にしたいことって出来ないものです。

    どんな行動をすれば、目標を達成できるのか、
    そのために必要な行動を徹底的に分解して、誰にでもわかる形にする。
    行動科学マネジメントの手法で時間を作り出して自己実現する方法が書かれています。

    個人的に目からうろこだったのは、「これはやらない」と決めて実践すること。
    自分は欲張りだからか、あれもこれもしたい、とか、これもやっておきたい、とかいろいろなことに手を出しすぎている嫌いがあります。
    みんな1日24時間。人生も有限なんだから、出来なかったことがたくさんあっても当たり前。一番やりたい事に集中しないと、何も手に入れられない。取捨選択が大事だということに気づけたのが、この本を読んだいちばんの収穫かもしれない。

  • 2020年32冊目。満足度★★★☆☆ 現役サラリーマン向けの本。積読本をさくっと読了。

  • 細かなトラッキングと簡単な結果メモで振り返りチェックリストなど、わかってはいるけど出来ていない。具体的なシュチュエーションと方法があり、改めてその効果を確認したので、トライしてみようと思う。

  • p.89
    とくに、その業務を苦手に感じている人こそ、仕事を細かく分析し、徹底的に行動に落とし込むことはとても有効です。仕事の流れを分析してからあらためて眺めてみると、自分が苦手にしているのはどの部分なのかがわかってきます。
    → まずは、新書の感想を投稿する手順を詳細に分解してリスト化する。次に読書会の企画→案内→準備→開催→レポート→参加者のフォローの分解をしてみよう。きっと新しい気付きと苦手な作業を改善するコツが見えてくるよ♪

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著者プロフィール

社団法人行動科学マネジメント研究所所長。社団法人組織行動セーフティマネジメント協会代表理事。株式会社ウィルPMインターナショナル代表取締役社長。米国行動分析学会ABAI会員。日本行動分析学会会員。日本ペンクラブ会員。日経BP主催「課長塾」講師。
アメリカのビジネス界で大きな成果を上げる行動分析を基にしたマネジメント手法を日本人に適したものに独自の手法でアレンジし、「行動科学マネジメント」として展開。精神論とは一切関係なく、行動に焦点をあてた科学的で実用的なマネジメント手法は、短期間で組織の8割の「できない人」を「できる人」に変えると企業経営者や現場のリーダー層から絶大な支持を集める。これまでに指導してきた企業は1,000社以上、ビジネスパーソンはのべ30,000人以上にのぼる。

「2022年 『行動科学のビジネス手帳2023 ネイビー・見開き1週間週間レフト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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