見てすぐわかる犯罪地図 なぜ「あの場所」は犯罪を引き寄せるのか (青春新書インテリジェンス)

著者 :
  • 青春出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413044578

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  •  先週、ごくごく近所に昼間空き巣が侵入しました。植木と高い塀で外から見えにくい窓からの侵入。災難でした。小宮信夫「なぜあの場所は犯罪を引き寄せるのか」、2015.6発行。「見えにくい」「入りやすい」場所は危険。一方、歩きたくなる街は犯罪に強い。

  • <b>「犯罪機会論」の有効性をひたすら述べた書</b>

    確かに合理的で効果も高いと思われる「犯罪機会論」ベースの防犯施策。
    欧米でも主流なのは頷ける。

    しかし、序盤でこの主題を述べてしまうと本書はひたすら脱線してしまう。
    犯罪機会論による地域マップ製作で、子供たちの成績が上がったり、非行がなくなると言い切っているのは苦笑してしまう。
    本年夏に痛ましい事件が起きる前の「寝屋川」にてマップ製作の効果があったと事例をあげており、ニヤニヤしてしまう。
    被害者たちにマップ作りをさせていれば夜間徘徊などしていなかったのか?

    終盤、日本人の防犯意識が未成熟な背景をムラ社会構造に求めている。
    非常に同意なのだが、本書でこれだけページを取って改めて説明するところでもないだろう。

  • まずは危険な場所に近づかないこと。
    普段よく歩く道、立ち寄る場所を一度見まわしてみよう。

著者プロフィール

立正大学文学部社会学科教授(社会学博士)。ケンブリッジ大学大学院犯罪学研究科修了。法務省、国連アジア極東犯罪防止研修所などを経て現職。専攻は犯罪学。地域安全マップの考案者であり、現在、警察庁「持続可能な安全・安心まちづくりの推進方策に係る調査研究会」座長を務めるほか、全国の自治体や教育委員会などに防犯のアドバイスを行っている。

「2015年 『見てすぐわかる犯罪地図 なぜ「あの場所」は犯罪を引き寄せるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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