- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784413096430
感想・レビュー・書評
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岡本太郎からは生のパワーをもらえる。
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岡本太郎の本2冊め
岡本太郎の本ってどれも、紙から荒い鼻息が聞こえるかのようなのがすごい
そして、もうお亡くなりになられたのが信じられないくらい -
巨匠の生き様は、表面に血管が剥き出ている如く熱い。ウソがなく、真っすぐで、怖い位に人間だ。
生きているはずの私が、故人の巨匠より今を生きれてないなと猛省。すると「人のことなんか気にしないで、キミ自身が英雄になれよ」と、一発喝が入る。 -
なんかふしぎな構成の印象だったんですが、人生相談を編集した本だったんですね。今なら村上隆が人生相談に答える的な感じだったんですかね…ちょっとちがうか。「人生、即、夢!」ってフレーズがいいですね。「悪・即・斬!」みたいです。太郎さんの本はいつも熱くて情熱的で、ソルボンヌ大学出身のインテリなのに(だからこそ?)八方破れでかなり人間的に魅力的です。周りにいる人はたまったもんじゃなさそうですが…。写真家のキャパの恋人ゲルダとの話にはビックリしました。太郎さんはもはや歴史上の人物ですね…。細かい価値観などはけっこう異なるのですが、いろんな人がいておもしろいじゃん!ということで星5つです。
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全人間的に生きる。客観的に生きるのは人生でない。主観的に生きる。一緒に飯を食って愚痴をこぼす、くだらない話をするのが友人ではない、共感しあって慰め合うのも友人ではない、寂しさを紛らわすのが友人ではない、自分の意見をぶつけ闘い、反論し合うそれが友人だ。向かってくる運命も自分の1部だ、向かってくる運命と自分を切り話してるくらいじゃだめだ。
この本を境に自分の考え方がガラッと変わった一冊。 -
■■評価■■
★★★★✬
■■概要■■
○岡本太郎先生が雑誌などで受け答えしたものをベースに編集された本。自分に対して純粋に生きる言葉がこれでもかと散りばめられている。
○1979-1981に掲載されたにらめっこをベースに再構築
○『自分の中に孤独をいだけ』『自分の中に毒を持てと合わせて』3部作シリーズだが、話の角度は多少違っても根底的な部分は変わらない。個人的には一番はじめに読んだ『自分の中に孤独をいだけ』が最も衝撃であったが、本書もかなりガツンとくるような内容である。
○岡本太郎先生のような人生をそのまま生きることはできないかもしれないけれど、純粋な気持ちで行動すること、自分自身を見方だと思うだけではなく、最大の敵だと思って突き放してみること、日々の生活の中での行動に落とし込んでいきたい。 -
最高。
絶対捨てないで何回も読む。 -
岡本太郎の生き方論。
「自分の中に毒を持て」の続編。
失敗は歓迎せよ。
弱くてもいい。いいカッコせずにさらけ出せ。
自分の人生は自分で決める。
人生に迷った時、この本を読めばまた前に進むことができそう。 -
バイブル
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「自分のまわりに垣根をつくって、外ととけこめるはずがない」「下手でも自分自身の歌を歌えばいいんだ」。
岡本太郎の本を読むのは『自分の中に毒を持て』に続き2冊目。なぜこうも力強いのか。幼少からスジを通してきたという岡本太郎。先生至上主義である義務教育、そして軍国日本で徴兵されたときも自分を貫いて戦ってきた。
読んでいると、弱者が暴力(身体的、精神的にかかわらず)を振るい、強者が耐えて戦っているのだとつくづく感じる。残念ながら、理不尽は今の世もある。なぜ私がこんな目に遭うのか。そう思った人は少なくないだろう。ここで大切なのは、自分のスジを貫くということだ。迎合して生きるのが自分のスジだというなら迎合してよいし、反発するならしていい。なにくそ、と思う気持ちがエネルギーになる。
うまくやる、折り合いをつける、という風潮が当たり前な現代にそれでいいのかと真っ向から叫ばれてるように感じた。声の先を振り返ると岡本太郎がいて、力強い言葉の先に自分の姿が見えた気がした。いつの間にか、自分の姿の方に向かって歩き出していた。そんな、一冊。