影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

  • 誠信書房
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感想 : 349
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  • Amazon.co.jp ・本 (492ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784414304220

感想・レビュー・書評

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  • 本を読むことがまだ慣れていないと読むことが少し辛いと思います。内容としてはとても面白かったと思います

  • 目新しい情報そのものは多くないと感じてしまうのは、さまざまな形で社会的心理学を目にすることが増えたからなのかもしれない。
    だが、それはこの本のおかげで広まった情報も多いのだろうからね。
    これだけ多くの具体的エピソードを織り交ぜ、そのおかげで説得力の高い文献になっているのは、やはりかなりの価値があるのだろう。

    ものすごく読みやすかったのは、きっと訳者のなせるワザ。
    翻訳って、ただ言語を知っているだけでなく、その学問にも造詣が深くないとじょうずに訳せないってことよねえ。すごいなあ。

    「I give」の未来形は?という質問に
    「I take」と答えた少年の話、最高や!と思った。

  • 面白い。もう一回読む価値ある。

  • 少し読みづらい。人が承諾をしてしまう背景にある様々な要因を丁寧に説明してあって面白い。その反面、その具体例がややわかりづらい印象。
    人が影響される背景は、なんとなく自分たちでも感じ取っているものが多い。でも、それを改めて言葉にされることで納得できる部分が多くあり、その点ではとても有意義な濃い内容だと思った。

  • 人に影響を与えるにはgive の精神が大事だという事がこの本を読みわかった。影響の与え方は思っていたよりも簡単で人は単純なんだとこの本を読んで分かった。この影響力は悪い事にも使われているので騙されないように気を付けていきたいとも思った。

  • 影響力の武器、返報性、一貫性、社会的証明、好意
    、権威、希少性、この7つの原理を各章ごとに事例や科学的根拠を元にわかりやすく書かれていて良かった。また、それぞれの対応策やテスト形式での復習も載っているので実践を想定して読むことができ
    、とてもタメになった。今後の自分の生活でも十分使える知識なので、買い物や、仕事でこの知識を活かしていきたい。

  • かなり興味深い内容だった。
    なぜ人は騙されるのか、なぜ側から見れば愚かしく見える選択や行動をするのか等、詳細な事例とともに分かりやすく記述されていた。
    この本に書かれていることを理解したからと言って、何か劇的に変わる訳ではないと思うし、人の心理を悪用するつもりもないが、知っておくことで仕事におけるちょっとした交渉等に役立つかも。
    全体的に思いの外読みやすく、章ごとまとめと内容理解確認のための設問があるのがまた良かった。
    とりあえず具合の悪そうな人を見たら、先に動く人であるようにしよう。再読必至。

  • 色々な状況において、自分の意思で判断していると思い込んでいることも、そう思うように誘導されていることがある。
    ものの相対評価が操作されたりする(希少なものほど価値があるなど。希少であろうがなかろうがものの性能は変わらない)。
    相対評価で価値判断することは、自分であまり考えなくていいので楽。

    などなどなどなど。
    全てが悪意によるもの、というわけではないが、ヤなやつにだまされたくないので、この本を読んで、様々な作用を知ることで、こういう状況だと操作されてる可能性があるよーということに気付くことができるようになるかもね。
    ムダに損することが減るかもね。
    そのうち二週目します。

  • 技術広報としての仕事にとても役立つ考え方を得られた!!

    返報性の原理
    コミットメントと一貫性
    社会的証明
    好意
    希少性

    など、今後何度も読み返す学びがありました

  • 社会心理学、行動心理学、経済心理学の原点にして頂点。

    私たちの判断と行動は、自分たちできめていると思っているが、それは勘違いである。
    かならず人や環境によって影響をうけている。
    当著は、「影響を与えたい側」「影響に騙されたくない側」どちらも役に立つ。

    影響をうける理由は以下に集約できる。
    ・返報性
    ・一貫性
    ・社会的証明(お墨付き、出典、有名な〇〇さんも使っている、累計100万部のベストセラー、など)
    ・好意
    ・権威(肩書き、制服、装飾品)
    ・希少性。
    それらをつぶらに解説している。

    ・人に何か頼みごとをする時は、理由を添えた方が成功しやすくなる
    ・商品についてよく分からない場合、人は「高価なもの=良いもの」と思い込む
    ・「専門家が言うならそうに違いない」という盲目的な思い込み
    ・最初に高い物を見てから安い物を見ると、実際以上に安く感じる
    ・2つのものを立て続けに見せられた時、最初のものと2番目に見たものに差があると実際以上にその差を感じてしまう
    ・「他人がこちらに何かの恩恵を施したら、似たような形でそのお返しをしなくてはならない」という暗黙の返報性ルール
    ・返報性のルールは、政治家や科学者など知識の高い人たちとの間に対しても成立する
    ・返報性のルールは不公平な交換を引き起こす。相手が欲していないものでもいい。
    ・大きな要求から小さな要求へと譲歩することによって、相手にも譲歩しなければならない気持ちを引き起こす
    ・拒否したら譲歩の法則を使うと、買い手側の納得度と満足感も高くなる
    ・馬券を買った直後では、買う前よりも、自分が賭けた馬の勝つ確率を高く見積もるようになる
    ・考えるという本当の労働を避けるために、人は一貫性に従おうとする
    ・最初に小さな要求を受容れることで、それとは無関係の要求も受容れやすくなる
    ・目標を書くことによって「目標を達成しなければならない」という心理的なコミットメントを植えつける。自分にも誰にでも
    ・パブリックコミットメント(周囲に意見を公表)は効果大
    ・自己イメージが将来の行動を決める。他社からのイメージに合うような行動をとる
    ・人は自分がしたコミットメントに対して、それが正しいことを示す新しい理由や正当化を付け加える
    ・人は自分が好意を感じている知人に対してイエスと言う傾向がある
    ・人は自分がどう判断していいかわからないとき、周囲の人と同じ行動をとりがち
    ・好意に影響する要素として、身体的魅力がある。身体的な美しさは社会的相互作用の中で有利に働く
    ・人や事物と接触を繰り返すことによって親密性を高めることも好意を促進する
    ・権威者に対して自動的に反応する場合、その実体よりも権威のシンボルに反応する傾向がある。それは肩書き、服装、そして装飾品である
    ┗ これらを有する人たちの方が、より多くの承諾を得る
    ・人は機会を失いかけると、その機会をより価値のあるものとみなす
    ・手にすることが難しいものはそれだけ貴重であることが多いので、質が高いと判断される
    ・あるメッセージに近づくことが制限されると、人はそれを手に入れたくなり、また好ましく思うようになる。そして説得力を持つ

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