- Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
- / ISBN・EAN: 9784414401196
感想・レビュー・書評
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河合俊雄さんの新装版「カウンセリングの実際」とどっちを読もうかと迷いましたが、新装版はどんな部分を割愛したのか知りたくて、両方とも買いました。比較してみて、割愛した部分は今の時代に合わないものをカットしたのだろうとわかりました。しかし、約50年前の1970年に刊行された本なのに、今でも「カウンセリングの実際的な問題」として、参考になるということが驚きです。この意味するところは、人のこころは科学の進歩には関係しない、むしろ有史以来、全く同じ疑問を問い続けているということでではないでしょうか?
この本は、全体に冗長というのか、同じようなことが何度もあったり、だれでもそう考えるだろうと思うようなことが書いてあったりして、(通じている人には奥深い内容なのかもしれませんが)私には要領を得ない感じの内容でした。
この本の文章の表現は、河合さんが、まだ出版業界のデビューを模索中で、ひかえめな感じがあり、文化庁長官になった2000年代の河合さんの喋りとはあきらかに違いがあります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
河合さんの実践的カウンセリングを通じて、人に対する深い哲学を感じる。
人はかならずどんな状況からでも立ち上がってくる。この人間観へのゆらぎが人生を生きることだろうって僕は考えている。 -
危うく本棚の肥やしになるところだった。ようやく読みましたよ。可能性を信じて行こうとする行為であることと、知りすぎると感情の振れ幅がどんどん少なくなっていくんだろなと感じた。
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迷うと戻る本、のうちの1冊。