東京にある、気になる文房具店がたくさん紹介されている。文房具選びが楽しくなるガイドブック。
みているだけでも楽しい。
小学校のそばにあるような文房具屋ももちろんいいけれど、本書がセレクトした店はどこもちょっとわざありな感じのところばかり。
「わざあり」というのは、たとえばスタイリッシュであったり、ユニークであったり、ポップであったりということ。老舗、オリジナル商品の店、輸入品の店。文房具の百貨店みたいな大型店舗もあれば、路地裏に佇むほんの数坪の個人商店もある。
文房具は日常使う身近なもの。たとえボールペン1本でも自分のこだわりをもって選んだものなら、平凡な毎日がちょっとだけ華やぎそう。
個人的に気になったアイテム
◆伊東屋オリジナル 鉛筆補助軸 379円 ちびた鉛筆はかわいい。でも、書きにくくなったら、この補助軸にさして使おう。
◆月光荘画材店のスケッチブック 395円〜 大正6年創業の老舗画材店。スケッチブックだが、ノートとして使っても楽しそう。
◆デルフォニックスの木製軸ボールペン、シャープペンシル 各399円〜 11色のカラーバリエーション。自分のラッキーカラーを選ぼう。
◆美篶堂のノート、手帳 紙の質感や肌触りまで魅力的な、丁寧に製本された逸品揃い。
◆五十音のななくせ(革カバーボールペン)1650円 革が経年変化で味わいが増す。
◆ラミーnotoボールペン 1890円 深澤直人デザインでかっこいい!
◆MoMA(ニューヨーク近代美術館)のフラワーペン 1050円 花瓶に挿しておけば、造花を飾っているのと同じようになる。おしゃれ。お店はNYに行かなくても、表参道にある。
◆サントリー美術館の色鉛筆 特製桐箱装幀 3600円 無垢の木軸に素朴なやさしさを感じる。
◆サントリー美術館の皿シリーズ、モノグラム・ノート 各700円 館蔵品をモチーフにモノグラム化して、装丁したノート。渋。
■本書の構成■
1.文房具に携わるプロともいうべき人々への話
2.ミュージアム・ショップやセレクト・ショップの文房具
3.色別文房具
4.和の逸品たち
5.ロングセラー商品物語
6.手作り文房具
7.美しいインポート・ステーショナリー
8.オーダーメイド
9.東京ステーショナリー・ショップ