結果を出して定時に帰る時間術

著者 :
  • 成美堂出版
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本棚登録 : 85
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784415320724

作品紹介・あらすじ

働き方を変えれば人生はもっと輝く!ワークライフバランスの第一人者による、忙しい人ほど幸せになれる時間管理術。

感想・レビュー・書評

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  • 時短術が具体的で、参考になった。
    ワークライフバランス→ワークライフシナジーに納得!

  • 自分のことだけ考えない。とにかく予定を入れてみる。同時並行術。会議を短くするためにプレゼンスキルを磨く。少し先の自分に役立つことをする。

  • ・「2時間しかない」と言われたら2時間で終われる仕事が、「4時間ある」と言われたら4時間かかってしまうもの。締切がない、後ろに延ばすことができる状態はだれにとちぁてもハッピーにならない。時間に制約があるほうがうまくいく。「制約のない人生は楽しそう」は幻想。時間に制約のない人ほど、時間をうまく使うのが難しいもの。自分の中でメリハリがつけられず、つい怠惰になりがち。有意義に時間を使おうと常に心がけていなくてはならない。大切なのは時間をたくさん確保することではなく、限られた時間をどう使って何をするかということこそ大切。「なりゆき」の時間の使い方を見直せば、あなたはもっと充実した毎日を送れるはず。

    ・「〜〜さんのおかげで」は物事がうまくいく魔法のワード。日頃からまるで「自分が有能だから仕事が早く終わった」という態度は周りの人は快く思わないもの。「〜〜さんのおかげで」を使うことで「この人をサポートすれば、上司の前で『〜〜さんのおかげで』と言ってもらえる」と思うと、周りの人はあなたをどんどんサポートしてくれるようになる。周囲のサポートを得られる環境をつくることで、仕事も滞りなく進むようになる。そうやって「職場に先に帰る人を、誰も悪く思わない」風土ができてくると、ひとり、もうひとりと、早く帰る人が増えてくる。

    ・多くの上司は部下の行動が把握できずいつも苦労している。まず自分の状況をこまめに報告し、そこに先輩が指導してくれている様子を織り交ぜて報告することで、上司は部内の動きを把握しやすくなる。

    ・仕事に集中しているとき突然長々と話しかけて邪魔する上司に対しては、いったん受け止め、「その話はとても重要なので、お時間をとってちゃんとお話させていただけませんか。」と提案し、「私も本当にその話題について話し合いたいのだけれど、この仕事を夕方までに終えなければならないので今はできない」という気持ちを伝える。あなたの時間を有効に使うためにも「あとで」を上手に言えるようになろう。

    ・最終的に仕上げる前に、途中段階で一度仕事を見てもらう。そのためのアポイントを、最初に仕事を与えられたときに入れておく必要がある。それにより間違った方向で仕事を進めてしまうという、時間や労力の無駄をなくすことができる。相手に安心感を与えるコミュニケーションを心がけることが、その後の効率を大きく変える。

    ・メールを開封せずとも内容や緊急度がわかるようなルール(ex.状況→期日→宛先→内容の順でタイトルをつける)を決めておくと便利。

    ・1ブロック4行程度・1行30文字未満に抑える、単語登録を活用する、ショートカットキー活用する。

    ・会議を短く終えるため、会議室を議題についてはじめて悩む場所にせず事前に何の話をどこまでするか知り、考えておくことが必要。職場で主導権がない場合は周りの意識ややり方を変えるのは難しいが会議を少しでも早く終わらせるために「うなずくこと」。「これでいいですかね?」に大きくうなずいてあげる。ひとりがうなずいているだけでも発案者は「異論はないようだな」と安心せて次に進みやすくなる。

    ・成功するプレゼン資料をつくるため、いきなり資料をつくり始めず、「自分がそのプレゼンで、どんな課題をどう解決しようとしているのか」という全体の構成を考えてみることが非常に大切。まずは「現在の問題」と「自分の提案」、それにより「解決された未来」の3つを図にして書いてみる。

    ・自然を見るだけでストレスが27%削減できるP151→スポーツも中ではなく、外でする。大きな失敗をして落ち込んだときは「人に話す」。自分の中だけでためておかずに吐き出すことでずいぶん気持ちがラクになる。

    ・空いた時間をライフの時間として有効に使うため、自分が貢献できる場所に出かけていくことを推奨。自分のかけ離れたひとに背伸びして会いにいくよりも、自分が何か教えてあげられたり、貢献できたり、誰かの役に立てたりするところに、積極的に出かけていくとよい。ただ自分のために勉強するよりも、何かに貢献するために、誰かの役に立つてめに勉強するほうがずっと効果があがるはず。誰かの役に立つことで、自分も磨かれる。

    ・家事・育児ポイント表をリスト化し見える化する。時間や手間がかかるものを高得点にして項目ごとに点数設定する。1ヶ月の合計ポイントが同じになるように分担すれば不公平感をなくすことができる。ゲームのように点数を競って、負けた方が何かプレゼントするルールを決めるのも楽しい。

    ・目標の場所に少しでも早くたどりつこうと必死になるよりも、「いつかあそこに行きたいな」と言葉では発信しながらも、まずは日々の自己研鑽の時間をしっかりと確保してスキルを上げること。目の前の仕事で毎日の成果をしっかりと出し、部下やシ同僚、上司、クライアントなど、周りの人に評価されるようになること、人のために自分ができることには積極的に動き、自分の存在を期待して待っていてくれる人を少しでも増やすこと、これらを積み上げていくことこそ大切。

  • 定時で帰るためのノウハウが詰まってました。ただそれ以上に、小室さん自身のこの日本の現状を変えてやるんだという熱意がこの本には詰まってました。世の中の会社勤めの方は一読されてみてはいかがでしょうか。

  • 以前の文庫版とどう違うのか、興味があったので読んでみた。所々、加筆されていたが予想通り第5章が具体的な記載が増え、アップデートしていた。ブックマークをメーラーで管理するのは変わらずで、クラウド型に移行していないので、意外だった。
    家事を可視化するというアイディアは、早速取り入れたいと思った。

  • プレゼンスキルを磨くために、ボランティアで大学生にプレゼンテーション教室を開いているというエピソードはなるほどなと思った。

    似たようなエピソードで、勉強会やセミナー等で自分より偉い人と交流することよりも、逆に自分が人に役立ったり出来る場所へ積極的に出かけ、それが結果的に自分のスキルアップになるというのも良い着眼点だと感じた(将来子供が欲しいと思うなら、ママさん達を支援する活動を通して今から勉強するなど)

  • しごとをひとにふること。
    人に教えること大事。
    夜に予定を無理やり詰めること。
    何が何でも終わらせるという意思が大事と感じた。
    部内でITを教えていた著者がIT戦略室の部署に異動するエピソードが印象的だった。

  • 限られた時間をもっと有効に使う。
    小室淑恵さんの著書が再編集されたモノ。
    これまで著者がアドバイスしてきた様々な時短術のコアな部分を
    凝縮した本です。
    これまで著者の本を読んだことのない人、
    色々読んできたけれど、ちょっと忘れて思い出したい人
    そんな人にオススメの本です。

  • 仕事を他人に振るのをポイントに挙げるなど、やや苦しい説明も含まれている。

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著者プロフィール

株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役社長。公立学校250校、民間企業2000社、7省庁の働き方改革コンサルティング実績を持つ。文部科学省「中央教育審議会」委員、「産業競争力会議」民間議員など複数の公務を歴任。2児の母。『男性の育休』(天野妙氏との共著、PHP新書)など著書多数。

「2023年 『先生がいなくなる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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