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- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784415400150
感想・レビュー・書評
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漫画家の渡辺やよいさんが、愛犬との出会いから別れまでを綴ったエッセイです。犬とともに暮らした経験がある人には「こんなことあったなー」と共感できる文章がいっぱいです。
「車いす犬」とタイトルにありますが、「車いす」が登場するのは後半になってから。メインは愛犬との生活と、その中で変化していった筆者自身の生活や犬に対する思いです。
「今どんなこと考えているんだろ?」とか「気づいてあげられなくてごめんね」という思いは飼い主なら絶対に経験したことが有ると思います
。本の中では、こうした犬を思いやるシーンがたくさん出てきて共感出来ました。
愛犬びすこ副作用のつよい薬を飲み、そのせいで意識が混濁ししかも発作も抑えられなかったとき、筆者は投薬をやめようと考え夫に相談します。
その時の夫の「犬の気持はわからない。でもびすこはお前の犬だ、お前が決めるべきでお前が決めていいんだ。お前の生き方が、犬の生き方なんだ。犬とはそういう生き物なんだ」という言葉が印象的でした。
きっと賛否両論あるのだと思いますが、一面の真実だと思います。
飼い主はきっと、犬の気持を思いやることで、実は自分の心に語りかけ見つめなおしているのだと思います。 -
犬を飼うことについて深く考えさせられる。
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