心がスーッとなるブッダの思考術 (成美文庫 た- 17-4)

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  • 成美堂出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784415401492

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  • 30分で読める、ブッダ流の精神コントロール術。ブッダの人間哲学の要諦の1つに、「人はほっておくと悪いことを考えがちで、他人に嫉妬する」というものがある。本書では、厳しい修行をすることなく、その問題を回避する工夫を提示している。その工夫とは、自分がネガティブな感情に支配されそうなことに気づいたら、「自分の体の動きの実況中継する」というもの。
    たとえば、歩行中にネガティブな感情に侵されたら、「私は右足を出している」「私は左足を出している」「私は前方に進んでいる」と心の中で実況中継をする。床についても寝付けないときは、「私は息を吸っている」「私は息を吐いている」と心の中で実況中継する。このような実況中継により、自分の頭に、悪いことを考える余地を与えないようにするのである。
    実は、この方法論は、座禅の目指すところに非常に近い。座禅の本質は「足を組んで座り、微動だにしない」ことにあるのではなく、「呼吸を整えて、心を集中させる」ことにある。座禅指導では、「呼吸による空気(息)の流れを意識する」ように教えられる。これも、心がネガティブな感情に支配されないための工夫なのであろう。

  • 一日で読める!
    まずは高田先生の話を聞く機会があったので再び読んだ

  • 嫌なことは、どうしても思い出してしまい、考えてしまい、頭から離れません。
    こんな日常から自由になるため、何も考えない方法が書かれています。ただしま実践中です。

  • 考えを止める方法を指導している。確かにスーッとなります。

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著者プロフィール

1935年、静岡県生まれ。慶應義塾大学医学部卒、同大学院修了。医学博士。ニューヨーク州立大学助教授、浜松医科大学教授を経て、同大名誉教授。専攻は生理学。日本生理学会、日本臨床血液学会などの評議員も勤める。
89年、中国科学院より国際凝固線溶シンポジウム特別賞を受賞。
91年、ポーランドのビアリストク医科大学より名誉博士号を受ける。
血液学と生理学の分野で国際的な活躍をする一方、最新科学の成果を実生活に生かす具体的な方法を説いて幅広い読者をもつ。
著書には「40歳を過ぎても記憶力は伸ばせる」(講談社)「ウツな気分が消える本」(光文社)など多数。

「2004年 『定年後は「いきいき脳」を鍛えよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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