いい言葉は、いい人生をつくるラストメッセージ (成美文庫 さ- 2-11)
- 成美堂出版 (2011年9月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784415401867
感想・レビュー・書評
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「人間どこかいい加減気味ぐらいの方がいい」「人生には遊び心のスパイスを忘れない」「時計の針が前に進むと『時間』になり、後に進むと『思い出』になる」など教訓にしたいいい言葉が多い中、近年「煩わしさを嫌う」社会が旺盛となり、例として「結婚しない、仕事を辞める、なぜなら煩わしいから」という風潮がある。この書にはそんな社会は「世間並みの幸せはない」とも言っていることに印象深く感じた。「煩わしい」(嫌い)なことは何でも避けようという風潮とそれを同調する雰囲気が社会に蔓延してきている気もするのは残念だ。
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相変わらず、柔らかい表現で、それでいいのだ。という、自分を責めさせるような、強引に変えさせようとしない表現が、とても好きです。
5章の、力いっぱいやるコツは、手一杯にしないこと。の中に、休んでも、やめてしまわない。という言葉がありました。
私は、中学時代から日記を付けていますが、365日毎日付けることはしていません。
憂鬱な時は、もう目を背けて寝てしまったり、逆に、楽しすぎて家に帰ったら爆睡。なんてこともありますから(笑)
それでも私は、気が向くままに日記を書き続けています。
言葉の通り、手一杯にしてしまえば、ぱったりやめてしまう自信があるからです(笑)
自分で自分を殺さないやり方が、これです。
2章の、心の中に下りていくことで、自分を高みに上げられる。の、最後のページに、日記は、誰も応援してくれる人がいないときにも、自分の応援者になってくれるのである。と書かれているように、私自身、日記、昔の自分に元気づけられたことがあります(笑)
休んでも、やめてしまわないこと。
これからも続けていきたいです。
また、71ページの、一〇〇点を取らない人を許せるようになるというのは、身をもって知りました。
高校時代は、なんでも自分でやる人間だったので、「関わりづらかった」と言われましたし、自分自身、「なんでこんなことも自分でやらないの?」と、周りに反発ばかりしていました。
けれど、自分が一〇〇点を取らなくすると、周りのことを許せるようになったので、昔の自分より、今の自分の方が、私は好きです(笑) -
ひょうひょうとした語り口で、優しく、時にちょっぴり厳しく、背中をそっと押してくれるような1冊。
人生まだまだこれから。自分次第。
人生を楽しむちょっとしたコツも随所に書かれていて、今すぐに取り入れられることがいっぱい!
自分のこれからの人生が楽しみになってきました。 -
「できること」が増えるより、「楽しめること」が増えるのが、人生、っていう言葉が心に残りました。内容が深いなと思いました!!
ペンネーム:消しゴムゴム -
知り合いから、為になるからと頂いた1冊。
著者の父親は、歌人の斎藤茂吉。弟は、作家の北杜夫。
主に家族との思い出と照らして、著者が感銘を受けた言葉や考えを紹介している本。
1番好きだったのは 『すべての日々のなかで一番もったいないのは、笑わなかった日である。』という言葉。
自分も笑顔でいたいし、その日自分と関わった全ての人たちも笑顔でいられるように、あったかい人になりたいなと思う(o^^o)
他にも、前向きになれるし、自分を信じて頑張ろうと思える言葉がたくさん☆
何回も読み返しながら、自分のものにしていきたいな。
この本をプレゼントしてくださった方に感謝(*^^*) -
この本は斎藤茂太さんがご逝去される直前のもので、もうこれでおしまいなんだな、と思うととても感慨深かった。
ラストメッセージなだけに、前2冊よりさらに真摯に受け止めたい気持ちになった。 -
以前読んだ斎藤茂太さんの「言葉」シリーズ3部作の3作目です。やはり1作目のインパクトには敵いませんでしたが、茂太さんの暖かな表現で綴られる「言葉」の数々にはやはり心動かされます。1作目2作目ともども何度も読み返して自分に刻み込みたい「言葉」たちがこの本の中にあります。
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筆者がかなり人生経験のある方なので、ひとつひとつの言葉に説得力があった。一人旅に出てみる、多くの本に触れて自分の人生について考えてみる。そう思わせる内容だった。
自分の言葉、行動、考えに自信と責任をもって生きていこうとおもう。