よくわかる LED・発光ダイオードのしくみ: 光るメカニズムから青色発光ダイオードまで (子供の科学★サイエンスブックス)

著者 :
  • 誠文堂新光社
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  • Amazon.co.jp ・本 (95ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784416115190

作品紹介・あらすじ

生活や環境面から重要度が増しているLED。日本の青色発光ダイオードの研究がノーベル物理学賞を受賞し、世界的に注目が集まっています。照明のみならず、身の回りにはLEDを使った機器があり、すでになくてはならないものになっています。本書は、LEDとはどのようなもので、どこに存在しているのか、なぜ光るのかなど、基礎的なことから、ノーベル物理学賞の主役である青色発光ダイオードについての解説、また実際の簡単工作を通じて光らせ方を知るページを設けます。

感想・レビュー・書評

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  • # 書評☆3 よくわかる LED・発光ダイオードのしくみ: 光るメカニズムから青色発光ダイオードまで | 青色LEDのノーベル物理学賞を受けたLED開発経緯が参考になった

    ## 概要
    LEDの仕組みを解説している。2008年に発刊された「[ゼロから理解する世界一簡単なLEDのきほん](https://senooken.jp/blog/2018/11/06/)」を基に,新しく青色LEDに関する記述や多数の写真を挿入し,感じに振り仮名を振って,オールカラーにして小中学生向けに編集した内容となっている。

    2014-10-07に青色LEDがノーベル物理学賞を受賞したことを受けて,冒頭でLEDの開発の経緯を解説している。その後,LEDがどこで使われているか,何が優れているのか,仕組みなどを解説している。

    冒頭のLEDの開発の経緯以外は,だいたい元になった「LEDのきほん」と内容は同じになっている。

    LEDがどういうものかを学ぶのには,どちらかを読めば十分だろうと感じた。

    ## 結論
    青色LEDがノーベル物理学賞を受賞したのは2014-10-07であり,本書の書評を記した2018年に比べてもごく最近のできごとであり,本書を読んでいて科学技術の進化を感じた。

    本書ではそこまで細かいことは書いていないが,青色LEDがなぜノーベル賞を受賞したのかも説明しており,教養として参考になった。

    パーマリンク: <https://senooken.jp/blog/2018/11/15/>

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著者プロフィール

伊藤 尚未:筑波大学在学中に第3回オムニアートコンテスト最優秀賞を最年少で受賞し、1993年名古屋国際ビエンナーレARTEC'93のグランプリなど、国際的な賞を多数獲得。作品は幾何学的なオブジェから動きや光、音を伴うものに変わり、芸術性と科学性を両立させた現在の作風を確立。音や光を利用するための高い電子回路技術と工作技術が注目され、2001年より月刊誌「子供の科学 」 で電子工作記事の連載を開始。2008年には韓国のソウル国立科学館の「サイエンスイリュージョン」 に参加、活躍の場を海外にも広げている。2010年より、フリーのメディアアーティストとして電子工作やおもちゃ作りなどのワークショップを展開するほか、大学の非常勤講師などを務めている。

「2023年 『電子工作大図鑑 第3版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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