わかってきた星座神話の起源: エジプト・ナイルの星座

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  • 誠文堂新光社
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784416210109

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  • エジプトに占星術はなかったとする一昔前の定説を完全に覆す著作で、ウェイト版タロットに至る中世エジプト信仰の真の姿を明らかにする。棺に星座を描くことからは中国や日本の古墳時代を思わせる様式がある。ヒエログリフや神話の解説等豊富。別著にメソポタミア版あり。

  • ふむ

  • 特に5章からおもしろい。
    古代エジプトでは不変の秩序を見つけるため。
    古代メソポタミアは変化に注目を置き、占星術が発達。黄道十二星座など。
    両者は古代オリエントとも言う。
    メソポタミア地域は古代バビロニアと古代アッシリアを含む。
    メソポタミア→ギリシャ→アラビア語に翻訳。

    古代中国も変化に注目、皇帝が不吉な要素を取り除くために改元したり特別な祈祷を行った。
    天文観測が為政者と深く結びついていた。

    古代メソポタミアの占星文書『エヌマ・アヌ・エンリル』
    『ムル・アピン』BC1000位の、71の星と星座一覧。

  • 2010-9-7

  • 請求記号・443.8/Ko
    資料ID・310005463

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著者プロフィール

早稲田大学文学部助教授。専門はエジプト学。著書に『ものの始まり』(岩波新書)『エジプトの考古学』(同成社)、訳書に『黄金のツタンカーメン』(原書房)『パピルス』(学芸書林)など多数。

「2005年 『古代エジプト文化とヒエログリフ~新装普及版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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