落語家直伝うまい! 授業のつくりかた: 身振り手振り、間のとりかた、枕とオチ…落語は授業に使えるネタの宝庫
- 誠文堂新光社 (2017年3月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784416517192
感想・レビュー・書評
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良書だが、非常に惜しい!
子供相手の学校の先生に、落語テクニックを使って、より良い授業を届けてもらおうという趣旨、監修的に教育の専門家もコラムで登場し、イイ話をしてくれる。
ただ、惜しむらくは、本来、本書の想定読者である若手教員は、そこまでの余裕がないと思われること。
落語家の前座だったら、客が寝こそすれ、笑わせろとは言わないが、これが学校の教師となると「前座」であっても、しっかり授業しろ、クラスをまとめろ、親に気を使えなどと要求が極めて激しいのである。授業の前に修行をと言いつつ、ベテラン側も、小言をくれている余裕があるのだろうか?
その他、参考になるフレーズ幾つか
独演会名人にならぬよう(★生徒が悪い、言ってないか?)
先生が船長なら、生徒はクルー
あえて隙を作って子供に突っ込ませる
相槌で同意・共感を示す(★これは当社の研修でもメイントピックのひとつ!)
「#落語家直伝、うまい授業のつくりかた」誠文堂新光社、立川談慶著
Day82
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わかりやすくユーモアたっぷりに〈話すこと〉について書かれた本。
授業での話し方を考え直す機会になります。
技術的なことを求めて買ったのですが、話すということの考え方について中心的に述べています。
褒めることについて、自信について、先生自身が隙を見せることについて。
とても柔らかい話し方ですが、普段から物事を考えている人だなと、思わせるような鋭い意見も時折見られます。
1つずつ実行していきたい。
落語の登場人物には学ぶべきことが多いですね。
私も生徒の太鼓持ちになります。 -
ガチガチでなく笑いを含むスキが大切だと感じた。そして、笑いは大人も子どももつなぐものだ、と。プロとして、話すのが苦手、ではなく、努力して練習してみようと思う。