自然のだまし絵 昆虫の擬態: 進化が生んだ驚異の姿

著者 :
  • 誠文堂新光社
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  • Amazon.co.jp ・本 (151ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784416615959

作品紹介・あらすじ

1993年に写真集『昆虫の擬態』を出してから12年。そして海野氏が擬態写真を撮るようになってから45年になった。今回の写真集は、海野氏自ら「私の決定版と言えるものにしたい」という意気込みから生まれた新版の擬態の写真集。掲載写真は、400点を超えるものとなっているが、図鑑とは違い、見開きで展開する写真も多く、これまでにない見応えのある写真集となっている。巻末では、擬態に関する解説と掲載写真のここの解説が記載されている。

感想・レビュー・書評

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  • 「1993年に写真集『昆虫の擬態』を出してから12年。そして海野氏が擬態写真を撮るようになってから45年になった。今回の写真集は、海野氏自ら「私の決定版と言えるものにしたい」という意気込みから生まれた新版の擬態の写真集。掲載写真は、400点を超えるものとなっているが、図鑑とは違い、見開きで展開する写真も多く、これまでにない見応えのある写真集となっている。巻末では、擬態に関する解説と掲載写真のここの解説が記載されている。」

  •  進化が生んだ驚異の姿、自然のだまし絵。 海野和男「昆虫の擬態」、2015.5発行。植物になりたかった虫のなんと多いことw。葉っぱ、枯葉、新芽、枝、幹、苔、花・・・。地面に隠れたり、糞を真似たり、蛇や蜂や蟻などの姿を真似る虫も。

  • 昆虫の隠れ方がすごかった。

  • 葉っぱ感,枯葉感,枝感,芽感,幹感,苔感,花感,植物に擬態する昆虫たち,石感,砂利感など地面に擬態する昆虫たち,分断色による昆虫の形を消す,蛇に見えたり猛禽類に見えたりと目玉を持つ昆虫たち,毒があることを示す警戒色……に擬態する昆虫,嫌われ者の蟻や蜂……に擬態する昆虫たち,尻側に頭を持つ昆虫たち。
    視覚に頼る鳥だけでなく捕食側の昆虫をも騙す。
    何百万種とも言われる昆虫だが,常に捕食される側である。その虫たちがいかに捕食されないように騙すべく進化の過程で会得していった擬態を集めた本,海野和男氏の擬態昆虫写真集はいつ見ても惹きつけられて面白い。
    ともかく読めば驚きなるほどの連続です。カマキリ,面白いよねぇ。

  • 虫って面白いね!でも、最近少なくなってきたような気がしませんか。

  • カムフラージュとしての擬態も見て楽しいが、毒虫の真似をして毒なしに捕食を逃れていると考えられる昆虫達がすごい。

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著者プロフィール

海野 和男(うんの・かずお)
一九四七年東京生まれ。東京農工大学卒。昆虫写真家。『昆虫の擬態』(平凡社)で日本写真家協会年度賞。『世界のカマキリ観察図鑑』『世界でいちばん変な虫 珍虫奇虫図鑑』『増補新版 世界で最も美しい蝶は何か』『蝶が来る庭』『ダマして生きのびる虫の擬態』(いずれも草思社)ほか多数。公式ウェブサイト「小諸日記」を運営。

「2023年 『ファーブル昆虫記 誰も知らなかった楽しみ方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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