図解でよくわかる地政学のきほん: 新聞・テレビではわからない国際情勢、世界の歴史、グローバリズムがすっきり見えてくる

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制作 : 荒巻 豊志 
  • 誠文堂新光社 (2016年8月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784416616291

図解でよくわかる地政学のきほん: 新聞・テレビではわからない国際情勢、世界の歴史、グローバリズムがすっきり見えてくるの感想・レビュー・書評

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  • 大陸国家になれなかった日本、海洋国家になれなかった中国、海を目指すロシア、大陸国家かつ海洋国家アメリカ、海洋国家イギリス、大陸で競うヨーロッパ諸国、現代の中東問題や中国問題…各国の地政学のきほん、地図入りで分かりやすい。

  • 今年(2016)になって興味を持ち始めたテーマである「地政学」ですが、近隣の図書館の、新着コーナーでこの本を見つけました。

    近代史について、多くの地図を用いて解説されています。見れば納得するのですが、多くの出来事が起きたときの国境・領土は、現在私が見慣れている世界地図とはかなり異なります。また、同じ地形であっても、普段見慣れている日本中心のものから視点を変えるだけでも、新たな気づきがあります。

    特に、p156にある、中国大陸から見た日本は、中国が海洋進出するとしたら日本が目の前に立ちはだかっているのが、よくわかりました。世界の多くの場所で起きている事件に触れたときには、地図・地形をイメージしながら理解することの重要性を感じました。

    以下は気になったポイントです。

    ・北京郊外で起こった事件から発展した日中戦争は、1937年から8年間続く大規模なものであったが、両国が正式な戦争としないほうが都合がよい(第三国に中立義務が生じて軍事支援が受けられない中国、孤立を避けたい日本)と考え宣戦布告しなかったので、当時の日本では「支那事変」と呼ばれていた(p22)

    ・琉球処分(1879)以降も沖縄をめぐる日中両国の対立は継続、日清戦争後に、清が沖縄全域を日本領と認めることで決着(p26)

    ・1271年に後継者争いに勝利したフビライは、都をモンゴル高原のカラコルムから、大都(北京)に移して、華北を中心に元を成立させた(p38)

    ・明の北側では、中国から「女真族」と呼ばれていた満州族が頭角を現してきた、明の支配を脱してヌルハチが後金(後に、清と改称)を建国した。当初は、瀋陽に首都を置いていたが、第三代順治帝の時代に北京へ遷都した。第六代乾隆帝のときに最大版図を実現、満州・中国・台湾を直轄、それ以外の藩部(モンゴル、東トルキスタン、チベット)は自治が認められていた(p41)

    ・宦官の鄭和は、東アフリカ沿岸まで到達したが、永楽帝の死後、遠征を支持する宦官勢力と、海洋貿易に反対する官僚との対立が起きて、優位に立った官僚側により、艦隊の船は解体、公開の記録さえ処分された(p42)

    ・1900年義和団事件において、清朝政府は当初列強に宣戦布告するが、日本・ロシアを中心とした八か国連合軍が派遣されると、一転して事件を鎮圧する側に回った、その後列強(ロシア、ドイツ、イギリス、フランス、日本)により半植民地化された(p44)

    ・1700年、ロシアはデンマーク・・ポーランドと連合して、北方戦争を開始、バルト海を領有するスウェーデン・オスマン帝国と戦った。21年間の後に、ロシアが勝利。バルト海沿岸に、新都・ペテルブルクを建設。ロシアはスウェーデンに代わって欧州の大国として台頭することになる(p50)

    ・1922年に、旧ロシア帝国に、白ロシア(ベラルーシ)、ウクライナ、ザカフカース(アゼルバイジャン、アルメニア、クルジア)が加わって、ソ連が成立(p61)

    ・1861年、アメリカ南部諸州が合衆国から離脱して連合国として独立するが、独立を認めない合衆国との間に、南北戦争が起きた。1865年勝利した合衆国により南北アメリカは再統合(p64)

    ・1804-1828年において、南米大陸の国(18)が、スペイン・ポルトガル・フランスから独立した(p68)

    ・太平洋航路も確立されず、パナマ運河もない時代であったので、ペリー艦隊は、大西洋からインド洋経由で日本に来ている(p70)

    ・イギリスが欧州大陸に領土を広げたことで生まれたフランスとの摩擦は、14世紀半ばから100年かけての長い戦争(百年戦争)となった(p78)

    ・1652年からの三度にわたる、英蘭戦争によりイギリスが勝利して以降、世界各地のオランダの海上覇権をイギリスが奪う(p80)

    ・英露協商の内容は、1)イランは両国で分割、2)ロシアは、アフガニスタンがイギリスの保護国であると認める、3)チベットは相互不干渉(p85)

    ・世界のチョークポイントは10か所ある、ジブラルタル海峡、イギリス海峡、ボスポラス海峡、スエズ運河、パナマ運河、喜望峰、ホルムズ海峡、マラッカ海峡、マゼラン海峡等(p90)

    ・ドイツ統一は、プロイセン領邦の拡張であった、1871年にドイツ帝国を成立させた(p98)

    ・1955年に、米英仏ソ首脳によるジュネーブ巨頭会談が行われ、同年分割占領されていたオーストラリアは、ドイツのように分割されることなく、まとまって独立が認められた(p112)

    ・独立国家共同体(CIS)は、1993年に12か国でスタート、2005年にトルクメニスタンが準加盟国、2009年にクルジアが、2014年にウクライナが脱退した(p125)

    2016年11月19日作成

  • 図書館で借りて読み。
    「図解でよくわかる」とうたっている通り、1つのトピックに見開き2ページで左は文章、右は地図、という構成。

    私のように歴史も地図もおぼつかない人間にとってはうすーくひろーく学べるからよいと思う。
    逆に地政学の知識がある程度ある人には物足りないようで、夫は「ぜんぶしってる」といって斜め読みして終わってた。

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図解でよくわかる地政学のきほん: 新聞・テレビではわからない国際情勢、世界の歴史、グローバリズムがすっきり見えてくるの作品紹介

近年よく耳にするようになった「地政学」とは、地理的な条件が国家の政治・経済・軍事に与える影響を研究する学問のことをいいます。

地政学を学ぶための第一歩は、世界の歴史を知ることです。
今、世界の各地域で起こっている事象を理解するためには、歴史を知ることが不可欠と言えます。

本書は、日本、中国、ロシア、アメリカ、イギリス、ヨーロッパなど国・地域別の歴史を、地図を使ってわかりやすく解説。
「地政学って何?」と思っている中高生や、歴史を苦手に感じている人たちも気軽に読み進めることができる一書となっています。

世界の歴史を知って、新聞やテレビのニュースで伝えられる世界の動きが見えてくるようになりたいと考えている読者におすすめできる「地政学」の入門書です。

図解でよくわかる地政学のきほん: 新聞・テレビではわからない国際情勢、世界の歴史、グローバリズムがすっきり見えてくるはこんな本です

図解でよくわかる地政学のきほん: 新聞・テレビではわからない国際情勢、世界の歴史、グローバリズムがすっきり見えてくるのKindle版

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