余韻を聞く

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著者 : 白洲正子
  • 世界文化社 (2006年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784418065134

余韻を聞くの感想・レビュー・書評

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  • 時おり写真をまじえながら、著者の文章が暮らしと「もの」へ、その作り手の思いと交わりだとか、「もの」から探しだす美術と文学の一体感だとか、著者と交友のある人そのものだとかに及びます。

    ものなら日常で、使って、着て、眺めて、
    歴史ならゆかりの地や寺を実際にたずねて、土地の話をきき、
    体感を通して、知識、美術品、工芸品などと著者自身とが一体になるさまが描かれています。紹介されているのがそうしたものや知識であっても、浮かびあがるのは著者自身です。

    かと思えば、著者の書いた手紙をよむと、そこには少女のような姿がうかびあがります。
    著者の没後、彼女の周りにいた人たちが、その文章をつうじて、白洲正子の人間まるごとを伝えたかったのでしょう。

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:914.6||S
    資料ID:50600929

  • 今までに出された本からの
    抜粋や手紙などによって
    まとめられた1冊。

    明治から平成まで長い時代を生き、晩年まで
    旺盛な執筆活動を続けた硬骨の貴婦人とも
    呼ぶべき白洲正子。

    良いものは変えないでいいと喝破し
    改めるべき、学ぶべきと感じたら大胆に行動し
    常に成長しようとし続ける姿勢は、潔くていい。

    知らないことは知らないと正直に言い
    大切だと思うことは、どんな回り道をしても
    守り抜こうとする率直さは、

    つい、すぐに結果を出したがる生き方に

    人生の総決算は死ぬ間際までわからないし
    本当に何かを成そうと思ったら、それが
    ささやかな事でも長い時間がかかるんだと

    果実が色づくまでの緩やかな変化を
    じっと枝を揺らさず見守るようにして
    私たちに語ってくれる。

    感動することそのものが人生の目的。

    見失いそうになったらこの厳しく繊細な女性に会いに帰ってきたい。

  • 未公開の64通の手紙を含む最新作

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