“ナウ”のトリセツ―長い?短い?“イマどき”の賞味期限 (ビッグマンスペシャル)

  • 11人登録
  • 4.25評価
    • (2)
    • (1)
    • (1)
    • (0)
    • (0)
  • 2レビュー
著者 : いであつし
制作 : 綿谷 寛 
  • 世界文化社 (2011年9月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (130ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784418111497

“ナウ”のトリセツ―長い?短い?“イマどき”の賞味期限 (ビッグマンスペシャル)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • Begin読者には説明する必要はないでしょう。いであつしと綿谷画伯の過去コンサバ取材が一冊の本に!過去流行を振り返ることは、自分のトレンドを決める。

  • 「いであつし&綿谷画伯のコンビはここから始まった、ナウな物語~その1」

    『Begin』の超人気連載「ナウのれん」は足かけ17年にわたる連載で、一部マニアで絶大な人気を誇るコラム。いであつしさんと綿谷画伯のコンビ、実はこんなところから始まりました。その記念すべき第1回のコラムを、『Begin』の元編集長コヂマとともに振り返ります!

     * * *

    ■どんだけオシャレでナウくても鼻毛が出てたらすべてパー
    コヂマ:どうも、コヂマです。いであつし&綿谷画伯の迷コンビが過去に『ビギン』でやらかした、懐かしの傑作選を挟み込んでみました! まずは今や伝説のコラムとなった『モードの鼻毛』です!!

    いで:うひゃあ~、懐かしいねぇ~、『モードの鼻毛』の第1回目だよ。

    画伯:お~、何年前よ、第1回目って。

    コヂマ:1994年ですよ。そして左には(※本書掲載ページを指す)記念すべき、いで&画伯コンビのビギンで最初のコラムを載せてみました。ちなみにコヂマは入社2年目です。

    いで:最初はさ、世の中のファッション好きやトレンドをおちょくりたくって「ファッションバカ」ってタイトルにしたら、バカはイカンでしょう~って叱られてね。それで当時の初代担当だったA女史が、『モードの鼻毛』っていうタイトルを考えたんだよ。

    画伯:しかし『モードの鼻毛』って、いま見るとすごいタイトルだよね~。

    いで:どんだけオシャレでもよ~く観察したら鼻毛が出ていてすべてパー、みたいな意味なんだけどもね。

    コヂマ:皮肉にもセレクトショップのスタッフには最初から人気でした。

    画伯:へぇ~、記念すべき第1回目は、池袋のP'パルコだったんだね。

    いで:あー、思い出した、この当時はストリート系ファッションってのが定着してきて、渋カジに続く新しいストリート系がいろいろ出てきたのだよ。そうそう、スチャダラパーとかオザケンとかさ、渋谷の輸入レコード屋でジャケ買いする渋谷系っていう男子がモテて、流行り出した頃なんだよな。

    画伯:いまでいうところの、草食系男子のハシリだよね。

    いで:♪DA・YO・NE~。

    コヂマ:“デルカジ”から始まる文に涙が出そうです。渋カジ→フレンチカジュアル→キレカジ→デルカジ……。

    いで:当時、いで33才、画伯36才。すでにもうこの頃からいろんなカジがありすぎて、区別がつかなかったよ。

    画伯:でもオレ、あの頃はまだフサフサだったよ。

    いで:あの頃、渋カジだったハナタレオシャレ小僧が、いまちょうどセレクトショップでレッドウィングのアイリッシュセッターの犬タグがどーのこーのってウンチクたれてる世代なんだろね。フントニモー、あのね、オジサンはその頃からこういうことやってるのっ。

    画伯:お、でたね、フントニモーが。でもこの頃はまだ言ってないよね。

    コヂマ:ちなみにコギャルブームが起きて、そっち方面にもいろいろ行ってます。お二人が初めて渋谷109に言ったのも鼻毛の頃ですね。

    画伯:昔っからコギャルはいでくんの天敵だから。オレは嫌いじゃないけどもね、カリスマ店員とかアゲ嬢とか。

    いで:ヤマンバにチョベリグ、カリスマ店員、アゲ嬢って、フントニモー、次から次へと。結局いつの時代も日本のファッションを根底から支えてるのはヤンキィー文化なんだよねぇ。

    コヂマ:その流れで「V男くん」なんて言葉も流行って、某私立高校の文化祭まで見に行ってますよ。

    いで:シャツの胸元をVの字に開けてた、日サロに通う男子高校生ね。いまでいうところの「キミ、カワウィィ~ねぇ~」なチャラ男だね。

    画伯:ルーズソックスブームの境界線を調査しようと、東海道線を品川から大阪まで各駅停車に乗って、通学中の女子高生のソックスも調べたよね。

    いで:そうそう、あれは大変だった。下校の時間帯に間に合わなくて、結局豊橋で降りて、名古屋→京都→大阪は新幹線に乗ったんだよ。


    画伯:豊橋で品川駅からの乗車券を精算したら、駅員にビックリされたもんね。

    いで:オレと画伯、探偵ナイトスクープみたいなこともやってるんだよ。

    コヂマ:小泉政権が誕生した時には、永田町の自民党本部の純ちゃんグッズショップまで行ってますよ。

    いで:初の政治ネタ。

    画伯:てか、キャンプデービットで日米会談した時、ブッシュからプレゼントされたボマージャケットはニュースになったけど、純ちゃんが着てたシャツがラルフだったのはどこも話題にしなかったからワレワレが書いたんだよ。

    いで:ラルフローレンの正しい着こなし方を教えてあげたんだよね。ちなみに民主党の鳩山さんはグリフォーニみたいなドゥーエボットゥーニのシャツを着て、選挙演説をしてました。

    画伯:オレ、あの時に買ったシシローハンドタオル、いまでもイラストを描く時にペン拭きに愛用してるよ。

    いで:モノ持ちいいね~。感動した!

    コヂマ:ってことで、時々タイムスリップしながら時代の残酷さ?を痛感してみてください! よろしくどうぞ~。

    ~Begin特別編集『“ナウ”のトリセツ』より

     * * *

    第1回からこんなにおもしろかったんですね、この連載。こちらで話題になっている「モードの鼻毛」というタイトルそのままに、『ナウのトリセツ』にて当時の時代の風とともにお届けしています。現在の連載「ナウのれん」を愛するかたも、そうでないかたも、ウィットに富んだこの連載は、読み出したら止まりません。ささ、今すぐ続きをどうぞ。

    毎号最新版を読みたいかたは『Begin』本誌もどうぞ。
    http://www.e-begin.ne.jp/issue/index.html

全2件中 1 - 2件を表示

いであつしの作品

“ナウ”のトリセツ―長い?短い?“イマどき”の賞味期限 (ビッグマンスペシャル)を本棚に登録しているひと

“ナウ”のトリセツ―長い?短い?“イマどき”の賞味期限 (ビッグマンスペシャル)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

“ナウ”のトリセツ―長い?短い?“イマどき”の賞味期限 (ビッグマンスペシャル)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

“ナウ”のトリセツ―長い?短い?“イマどき”の賞味期限 (ビッグマンスペシャル)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

“ナウ”のトリセツ―長い?短い?“イマどき”の賞味期限 (ビッグマンスペシャル)はこんな本です

ツイートする