- Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
- / ISBN・EAN: 9784418113033
感想・レビュー・書評
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京都にある老舗の茶舗・丸久小山園と京都のパティシエによる抹茶・ほうじ茶を使ったお菓子レシピ。
本命はロールケーキ! だったのだけど、卵を9個も使うと知り手をひっこめました…シュークリームはカスタード含めると10個。高いものじゃないんだけどあまり多いと躊躇してしまう私。
作ってみたのはクレープとミルクジャムとサブレ。クレープは液の温度が低いせいかバターが馴染まず変なところで時間をくい、ミルクジャムはばっちりと思いきや完成品にはダマが…。
一番簡単だったのはサブレ。初心者でも手を出しやすいアイスボックスクッキーは、失敗なしで香り高いサクサクサブレができます。
3つとも味は良かったのだけど、全体的に難易度高めな気がします。時間も結構かかるものが多いので、ちょっと気が向いたときに作るというよりレシピを熟読し事前準備したうえでという感じです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
抹茶の美味しそうなこと…!
品よく、簡素な佇まいのお菓子が丁寧に紹介されている。 -
おいしそうな抹茶を使ったおやつのレシピが沢山載ってます!
アイスグリーンティや抹茶ラテ、抹茶しるこなど簡単にできそうなのもあるので、甘い物や抹茶・和菓子が好きな方は試してみてはいかがでしょうか。
私は今度抹茶蜜のかき氷をやってみます! -
美味しそうな抹茶のお菓子のオンパレード。とりあえずシンプルな抹茶ババロアを作ってみようか。
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京都・丸久小山園から老舗の抹茶のお菓子を教わることができる一冊。
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なかしましほさんおすすめ
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「京都の老舗抹茶屋さんに教わる、抹茶のほろ苦サブレのレシピ」
ざくざくした食感、芳醇なバターの香りがたまらない、プレーンなサブレです。甘さをひかえたビスケットのような味わいなので、粉のおいしさ、抹茶のほろ苦さが際立ちます。棒状に成形してから冷蔵庫で冷やして作る、扱いやすいアイスボックスクッキーです。
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■材料(直径約4cmのサブレ約11枚分)
無塩バター 50g
粉砂糖 30g
卵(溶いたもの) 小さじ2
抹茶 3g
薄力粉 65g
アーモンドパウダー 25g
塩 ひとつまみ
グラニュー糖 好みで(仕上げ用)
■下準備
・抹茶をふるい、薄力粉・アーモンドパウダー・塩と合わせて、もう一度ふるっておく。・バターを室温に置いておき、やわらかくしておく。
・天板にクッキングシートを敷いておく。
■作り方
[1]ボウルにバターと粉砂糖を入れ、泡立て器で混ぜる。白っぽくマヨネーズ状になったら卵を加えて混ぜ、全体をなじませる。
[2]一緒にふるっておいた抹茶・薄力粉・アーモンドパウダー・塩を加え、ゴムべらで切るように混ぜる。
[3]粉っぽさがなくなったら手でひとまとめにし、直径約4cmの棒状に成形する。ラップに包み、冷蔵庫で約3時間休ませる。
[4]オーブンを170度に温める。その間に、生地を冷蔵庫から出し、好みで周りにグラニュー糖をまぶしつけ、包丁で約1cmの厚さに切り分ける。
[5]クッキングシートを敷いておいた天板に切り分けた生地を並べ、170度のオーブンで13~15分焼く。うっすら焼き色がついたらオーブンから出し、天板ごと冷まして出来上がり。
~『京都・丸久小山園に教わる 老舗の抹茶おやつ』(丸久小山園 監修)より
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「抹茶好きが読むとそわそわする“前書き”って?」
全国津々浦々の抹茶好きのみなさま、こんにちは。タイトルどおり、抹茶好きのかたが読むとそわそわする「前書き」をお届けします。京都で極上の抹茶を製造する老舗が、1冊丸ごと抹茶のおやつ尽くし! いうレシピ本を出されました。そのお店の名は「丸久小山園」といいます。以下、どうぞ。
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■前書き
巷に抹茶おやつは数多(あまた)あれども、茶舗が作るおやつは、どこか違う。「抹茶が主役」。丸久小山園さんから一番初めに教わった、名門茶舗の、抹茶おやつ作りの際の心がまえです。
単に香料や着色料としての抹茶ではなく、まろやかさや苦味、ふくよかな香りなど、抹茶そのものを堪能できることが大切なのです。そしてまた、ときには抹茶が他の材料の風味を引き立てる「名脇役」にもなります。その出ず入らずの上品な主張ぶりも、抹茶を熟知した茶舗ならではの技でしょう。
丸久小山園さんは300年以上の歴史を誇る、極上の抹茶を製造する老舗。そんな茶舗の、名物のロールケーキやトリュフのレシピを教わるだけでも贅沢な話。
でもさらに、取材中に出会った、小山家や社員の奥さま方が、家庭で余った抹茶で作っていたトルテや寒天、どら焼きなどがあまりに魅力的で、掲載をお願いしました。また今回、柔軟な感性の、京都のパティシエさんお二人とのコラボも実現。丸久小山園さんの抹茶レクチャーを受けながら試作を重ねていただいて、絶品のパウンドケーキやスイートポテト、ミルクジャムなど数々の抹茶おやつが、新に丸久印に認定されました。
抹茶の選び方から分量、扱い方など、隅々まで老舗のノウハウが生きたレシピ集。さあ、あなたのご家庭でも「抹茶が主役」のおやつを作ってみてください。
■老舗の抹茶のおやつレシピ(一部)
香ばしい抹茶フィナンシェ
シンプルな抹茶ババロア
抹茶クランブルのパウンドケーキ
お濃茶ガナッシュのトリュフ
ほのかに甘い抹茶クレープ
抹茶のトルテ
黄金比のアイスグリーンティ
抹茶のミルクジャム
抹茶あんの米粉どら焼き
大人の抹茶ラテ アイス/ホット
丸九小山園の名物ロールケーキ
抹茶のほろ苦サブレ
抹茶カスタードのシュークリーム
抹茶と鳴門金時のスイートポテト
焼き餅入りお薄ぜんざい
濃い濃い抹茶アイスクリーム
ほか
~京都・丸久小山園に教わる『老舗の抹茶おやつ』より
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丸久小山園公式サイト
⇒ http://www.marukyu-koyamaen.co.jp/top.html
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「渇いた喉をしっとり潤す、黄金比のアイスグリーンティーレシピ」
そろそろ冷たいもので喉を潤したい季節。そんなときにおすすめしたいのが、アイスグリーンティー。日本の夏を満喫できて、気持ちもふんわり豊かになれるレシピです。京都の名門茶舗、丸久小山園さんから教わりました。
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[黄金比のアイスグリーンティ]
ほんの少し甘めに仕上げ、抹茶本来の香りとほろ苦さを生かした、黄金比のレシピです。抹茶・水・グラニュー糖を正確に量って泡立て器で混ぜ、氷をたっぷりと入れたグラスにそそぐだけ。真夏の汗もすうっとひいていく、色・味ともに爽やかなグリーンティです。
■材料(グラス1杯分)
抹茶 3g
グラニュー糖 14g
冷水 150ml
氷 適量
■下準備
抹茶をふるっておく。
グラスを冷蔵庫で冷やしておく。
■作り方
[1]ボウルにふるっておいた抹茶とグラニュー糖を入れ、泡立て器で混ぜる。さらに冷水を静かに加えながらグラニュー糖が溶けるまでよく混ぜる。
[2]冷やしておいたグラスに氷をたっぷりと入れ、[1]をそそいで出来上がり。抹茶のきれいな色を楽しめるよう、飲む直前に作るとよい。
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グリーンティだけでは惜しいので、もうひとつ抹茶レシピをご紹介します。
牛乳と生クリームをじっくり煮詰めた抹茶風味の、コクのあるジャムです。出来たてはとろとろですが、冷やすとキャラメルのようにねっとりした状態になり、こんがり焼いたトーストに塗っていただくと格別です。熱いミルクに添えて、溶かしながら飲んでも。
[抹茶のミルクジャム]
■材料(約180mlの瓶1本分)
牛乳 50ml+150ml
抹茶 10g
生クリーム 100ml
グラニュー糖 80g
■下準備
抹茶をふるっておく。
■作り方
[1]小さい鍋に牛乳50mlを入れて中火にかけ、人肌程度に温める。
[2]ボウルにふるっておいた抹茶と[1]の牛乳を入れ、泡立て器でダマがなくなるまで混ぜる。
[3]別の鍋に牛乳150ml、生クリーム、グラニュー糖を入れて弱火にかけ、とろみが出るまでひたすら木べらで混ぜ続ける(10~15分)。くれぐれも焦がさないよう注意。
[4]木べらでかくと鍋の底が見えるくらいとろみがついたら[2]を加えて混ぜ合わせ、火からおろす。粗熱がとれたら出来上がり。ジャムが熱いうちに、煮沸消毒した瓶に入れて保存すれば日持ちするが、抹茶の色が変わっていくので、少量ずつ作って早めに食べきるほうがよい。
~『京都・丸久小山園に教わる 老舗の抹茶おやつ』より
いかがでしたか? 抹茶のおやつを自宅で……と聞いてやや敷居の高い印象をもったかたもいらっしゃるかもしれませんが、意外に手軽だと思いませんか? ふくよかな風味と鮮やかで深いグリーンが涼しさも添えてくれますし、暑さを愉しめる余裕すら湧いてくるかも……(!?)。