アラン・デュカスのナチュールレシピ (シンプルで体によく、おいしいフレンチ)

  • 世界文化社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784418113125

作品紹介・あらすじ

味は三ツ星!フレンチの巨匠が作る野菜、シリアル、果物中心の自然派家庭料理190レシピ。

感想・レビュー・書評

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  • 文化が違う、と感じた。文化が違うということはまず料理が違うんじゃなくて、食材が違う。やっぱり日本のスーパーで手に入りやすい食材じゃないと作る気にならない。食べてみたいとは思うけど自分で作りたくなるような料理は少なかった。残念

  • お料理が得意になったら、いつかこの素敵な本を買う!

  • ニンニクのコンフィだけつくった。

  • 「名シェフ アラン・デュカスのすいかとメロンのスープレシピ」

    食前にのどを潤すのにぴったりの、さわやかな夏のスープです。素材はなんと、すいかとメロン。名シェフならではのウィットに富んだレシピをどうぞ。

     * * *

    ■材料(4~6人分)
    すいか(おいしいもの) 850g(皮つき)
    メロン(中) 1個
    きゅうり 1本
    しょうが 3cm
    タバスコ(商品名) 2~4滴
    オレンジフラワーウォーター(なければ省く) 大さじ2
    赤唐辛子 1本
    香菜(ハーブ) 2枝
    ミント(ハーブ) 2枝
    ピュアオリーブ油 大さじ2
    塩 適量


    ■作り方
    [1]すいかとメロンは皮をむき、ていねいに種を取り除く。きゅうりとしょうがも皮をむく。すいか50g、メロン100g、きゅうり50gを冷蔵庫にとっておき、残りはすべてミキサーに入れる。しょうがは小さく切って加える。クーリ(さらっとしたピュレ)になるまで攪拌する。

    [2][1]のクーリにタバスコとオレンジフラワーウォーター(※オレンジの香りを抽出したもの)で風味づけをする。赤唐辛子をごく細かいみじん切りにして加え、冷蔵庫に入れておく。

    [3]盛りつける器を冷凍庫に入れ、しっかり冷やしておく。

    [4]とっておいたすいか、メロン、きゅうりをすべて2~3mmの小角に切る。香菜とミントの葉をみじん切りにする。これらをすべてボウルに入れ、ピュアオリーブ油を加えて混ぜ合わせる。塩をして、冷蔵庫に入れておく。

    [5]冷やした器に[4]を盛り、冷やした[2]をその上に注ぐ。お好みでミントのせん切り(材料表外)をのせてもよい。すぐに食卓へ出す。

    ☆アラン・デュカスからのアドバイス
    メロンはよく熟したものでなくてはいけません。辛いものが苦手なら、赤唐辛子をまず半分入れて味みをしてからお好みの辛さに調整してください。

    ☆ポール・ネラからのアドバイス
    このスープを食べることはβ-カロテン注射を受けるようなもの。すべての細胞によいのですが、とくに肌の細胞によく、日焼け対策にもよいですね。

    【メモ】
    赤い果肉のメロンで作ると赤い色のスープになります。しかし緑の果肉のメロンでも味は問題ありません。甘みが強いのですが、オレンジフラワーウォーターやしょうが、香菜、タバスコ、ミントなどの効果で、ジュースっぽくはなく、食前にぴったりのさっぱりとしたスープです。すうっとして気持ちよいおいしさが広がります。

    ~『アラン・デュカスのナチュールレシピ』より




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    「いちごの美味しい季節に作りたい、アラン・デュカスのいちごのグラニテレシピ」

    買い物に出かけると、「春が来ましたよ」と言わんばかりの華やかさで迎えてくれるいちご。美味しい季節がやってきました。多めに入手できる今だからこそ、量をたくさん使っていちごのデザートを作ってみませんか。

    レシピは、あの名シェフ、アラン・デュカス氏のもの。いちごの美味しさ、華やかさを活かした絶品デザートレシピです(しかも「簡単すぎてごめんなさい!」です)。

     * * *

    ■材料(4人分)
    いちご(熟していて、香りのあるもの) 500g
    グラニュー糖 50g
    ミント(お好みで) 適量

    ■作り方
    [1]いちごを洗い、へたを取る。なかでもとくに小粒のものを約100g別にしておく。

    [2]残りのいちごを小さく切り、グラニュー糖を加えてミキサーにかける。バットに流し入れ、冷凍庫に最低4時間入れる。みぞれ状になるまで(スパンコールが形作られるまで)ときどきフォークでかき混ぜる。

    [3]冷凍庫に4つの盛りつけグラスを入れ、よく冷やしておく。

    [4]出すときに、とっておいたいちごをグラスに分けて入れ、上に[2]のグラニテをフォークで削って入れる。あればミントの葉で飾る。

    ☆アラン・デュカスからのアドバイス
    このグラニテほど簡単に作れるものはありません。冷凍庫に保存でき、これを添えればどんなフルーツのサラダでも洗練されたものになるでしょう。冬は急速冷凍したいちごの冷凍品で作ってください。

    ☆ポール・ネラからのアドバイス
    いちごは柑橘類と同じくらいビタミンCが豊富です。また腸内で有効な働きをするペクチンも豊富に含みます。冷凍庫に入れても失われることなくそのまま働きます。

    【メモ】
    簡単にできて、あっさりして、高級感がある、レストランの味に近いシャーベットが作れます。冷凍庫で保存できます。

    ~『アラン・デュカスのナチュールレシピ』より

     * * *

    体にも心にも作るひとにもうれしいこのレシピ。こんなに簡単なのに、絶品だなんて! いちごを大量に入手しましたら、ぜひおためしを。


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    「名シェフ アラン・デュカスの、じゃがいものやわらかいガレットレシピ」

    「ミシュラン」の星は1つ取れればたいへんな名誉ですが、トータルで20も持っているシェフがいます。その名はアラン・デュカス氏。世界で活躍するフレンチの巨匠です。その巨匠のレシピからひとつ、今日は手軽にできる絶品レシピをご紹介します。シャンパンやワインのちょっとしたおつまみにもおすすめです。

     * * *

    ■材料(4人分)
    じゃがいも(大) 3個(600g)
    薄力粉 60g
    卵 3個
    クレーム・エペス(なければサワークリームで代用可) 100g
    卵白 3個分
    ピュアオリーブ油、塩、黒こしょう 適量

    ■作り方
    [生地の準備]
    [1]じゃがいもをよく洗い、0.5%の塩を加えた湯で芯がやわらかくなるまでゆでる。包丁の先を刺して火の通りを確認する。ゆで上がったら、水気を切り、熱いうちに皮をむき、マッシャーあるいはフォークでつぶし、ボウルに入れる。

    [2][1]に薄力粉、卵、クレーム・エペスを順に加えて全体をよく混ぜ合わせる。

    [3]きれいなボウルに卵白を入れて泡立て器でかき立て、ムース状にする。これを[2]の生地に少しずつ加え、生地を底から返すように混ぜ、軽い生地に仕上げる。塩、黒こしょうで味つけをする。

    [焼く]
    [4]フッ素樹脂加工のフライパンにピュアオリーブ油をほんの少しひいて温める。[3]の生地を、小さいレードルか大きめのスプーンですくい、小さなガレットを作るようにフライパンに流し入れる。必ずしも同じ形にならなくてよい。両面2分ずつ焼く。この作業を繰り返して生地をすべて焼く。皿に盛りつけ、すぐに出す。

    ☆アラン・デュカスからのアドバイス
    じゃがいもの皮は熱いうちにむかなくてはいけません。火傷しない程度に少し粗熱を取るか、手の上に清潔なふきんをのせて作業してください。

    ☆ポール・ネラ(※)からのアドバイス
    じゃがいもとたんぱく質供給源の卵を組み合わせたこのガレットは、栄養的にほぼ完全食。あとはたっぷりのハーブのサラダを付け合わせにするとよいでしょう。それからチーズ以外の乳製品とフルーツもつけてくださいね。

    ※ポール・ネラ:料理人と栄養士を祖父母に持つ。プロの料理人にエスコフィエ(フランス料理を体系化したもの)の教えを伝える研修学校「スタージュ・エスコフィエ」の創設者で、栄養と美食の第一人者。

    【メモ】
    卵白を泡立てて生地に加えるので本当に軽く、ふわふわのパンケーキのようなガレットになります。パン代わりやおやつ、ひと口おつまみなど、いろいろ楽しめそうです。

    ~『アラン・デュカスのナチュールレシピ』より

     * * *

    小腹が空いたときのおやつにもぴったりのガレット。世界に名だたる一流シェフのガレット、休日のおやつにちょっと試してみませんか。

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