IKEAモデル―なぜ世界に進出できたのか

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制作 : 志村 未帆 
  • 集英社クリエイティブ (2012年11月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784420310611

IKEAモデル―なぜ世界に進出できたのかの感想・レビュー・書評

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  • 考えてみるとここまで手広く世界進出しているインテリア企業を他に知らない。利益を追求するだけでなく、明確な経営方針と企業理念がそれを支えてきたということが良く分かる。ジャレド・ダイアモンドも企業の継続的な発展のためには環境保護とかの社会貢献が重要というようなことを言っていたけど、IKEAはそのバランスが良いんだろな。

  • IKEA元CEOによる回顧録。創業以来のゆるぎない価値観がいまでも受け継がれている。再読に値する良書。

  • IKEAの売上は4兆円でありながら、母体が財団というから驚きです。

    クライアントに小売業があるので勉強してみようと思い手に取りました。
    IKEAのCEOを1999年から務めた著者がIKEAのグローバル化の軌跡を描いた書籍になります。

    まるでビジネススクールのテキストになるような、
    小売業の方なら興奮して読んでしまいそうな、
    IKEAがいかにピンチをチャンスに変えて成長してきたかが、結構詳細に描かれている本です。

    業績と社会貢献との両立、最大の強みである揺るぎないビジョン、「反オフィス週間」、360度評価、多様性を求めるキャンペーン、(従来の家具屋と異なり)郊外の店舗、ルームセットの提示、セルフサービス、カタログによる宣伝など、
    改めて、IKEAの凄さを知ることができました。

    IKEAの強さの要因の一つとして、「価値観とビジョン」をあげていますが、個人的な「価値観とビジョン」を持っておくことも有用ではないかと考えています。

    <以下、一部抜粋>
    ・イケアの例は、ビジネスで望ましい結果を出すことと良き企業市民であることを両立し、一般社会から信頼されることは可能であることを示している。
    ・企業はただ単に株主に利益を還元するのではなく、より広い意味での価値を提供しようとつとめるべきだ。
    ・ゼネラリスト(マネージャー)になる前にスペシャリストになる必要がある。
    ・成長著しい国際企業には揺るぎない価値観が欠かせないことを・・・(中略)
    ・現地の文化と自分たちの会社の価値観のちがいを知ることが大切だ。
    ・特に重要なのは従業員が匿名で直属の上司についてフィードバックをおこなう評価フォーマットだ。
    ・会社の幹部が価値観の生きた手本となることだ。
    ・品質の良さとデザイン性こそがブランドを差別化する。
    ・当然ながら、利益と成功を導く秘訣は差別化だ。
    ・小売業者が大きな成功をおさめるには独自の商品レンジを持ち、開発、製造から販売までのバリューチェーン全体を管理下に置く必要がある。
    ・イケアの歴史における決定的な瞬間は、試練がチャンスに転じたときに生じている。
    ・よそとはちがうやり方をする企業は市場でユニークな地位を確立し、長く栄えることができる。
    ・売上を伸ばすためになにを優先するかという問題だ。・・・(中略)・・・イケアは特定の部門に優先的に力を注ぐことで、長期的な優位性を築き、より力強い成長を実現することを得意としている。
    ・興味深いことに、ほとんどのKPIに関して、成績が最高の店舗と最低の店舗のあいだでは100%以上の開きがあった。
    ・イケアの新しい戦略は「10年で10の取り組み」と呼ばれた。会社の長期的なビジョン―「より快適な毎日を、より多くの方々に」と、会社の各部門の短期的な運営計画を結びつけることが目的だった。
    ・次の不況でイケアの売上が5%、、10%、あるいはそれ以上減少した場合にどんな結果が予想されるか、シナリオ・プランニングを行った。わたしたちはこれらのシナリオに基づく対策案を取締役会に提示し、次に景気が低迷したときにはコストを削減する代わりに投資を加速するという戦略への支持を求めた。
    ・ロシアでの経験から学んだように、急がないことは良いことだった。
    ・最も重要な原則として、金は使う前に稼がなければならない。
    ・金融界の好奇心を満足させることはイケアの関心事ではない。
    ・困難な目標は新たな可能性に気づくきっかけになる。難題は人を触発し、活力とやる気を引き出す。目標が非現実的だと批判されることもあるが、優れた人材ほど難局で力を発揮するものだ。
    ・指揮とは、従業員が潜在能力の限界まで力を発揮する機会を与えることであり、ただ仕事を割り当てることではない。
    ・わたしはかなり長期的な展望を持って計画を立てることを好む。一つには、そのほうが野心的な目標を設定できると思うからだ。
    ・自分のリーダーシップを発達させるには、自分を知る必要がある。他社の真似をしたり
    専門家のアドバイスに従うよりも、自分の長所を短所を知り、そこから出発するべきだ。
    ・自分にとって大切なことをうまくやることだ。言い換えれば、自分がそうされたいと望むように他者に接することだ。
    ・優れた収益性を実現するには、商品レンジと価格の差別化が重要になる。
    ・企業は自社ブランド製品の割合を増やし、最終的には100%を目指さなければならない。
    ・揺るぎない価値観とビジョンを構築することや、長期的な観点で考えることは、企業の収益性改善に貢献する。

  • IKEAの元CEOによるIKEAの経営哲学とビジネスモデルに関しての本。
    難しい言葉とかはなくて読みやすいしわかりやすい。
    何故IKEAはその方法を取ったのかのをきちんと理論があってそれに遵っていたってのが書いてあって面白かった。

  • 本書はIKEAの社長兼CEOを務めたアンダッシュ・ダルヴィックが著書。IKEAモデルといわれるビジネススタイルや世界進出における各国での課題やそれをどう解決してきたのか興味深く読めた。

  • イケアの考え方=人にはお金よりも時間がある (p.29)

  • IKEAのビジネスモデルの一端が分かった。

  • 受け入れられるべくして受け入られる経営がしっかりなされている。高品質で優れたデザインのものを低価格で提供するだけでなく、家具選びを通して体験できる楽しさまでも提供している。イケアのビジネスモデルを解説。商品開発に参考になること絶大。

  • 著者がIKEAのCEOとして
    活躍した経験から考察した、
    IKEAという企業の戦略など。

    第一部 社会的責任を伴うビジョン
    第二部 バリューチェーン管理を通じて差別化する
    第三部 市場リーダーシップ、そして
    第四部 長期的な観点で築く
    結 論 良き企業としてビジネスを成功させる

  • IKEAモデル
    ☆4
    IKEAがローカルで変わった企業から、グローバルに展開して行く時のあり方についてまとめた本。
    アメリカ流とは一味違ったグローバルへの流れか。本国流というよりIKEA流の幹の部分はとにかく守って、進出先の、社会状況、法的規制にも、課題に全体で取り組む(例えば日本のホルムアルデヒド規制のために、コストアップとなるところを、課題と捉えて、安く実現したとか。。。)姿勢が詳しく、述べられていた。


    <メモ>
    環境をはじめ社会的な問題に取り組むこと自体が、ビジネスを成功に導く。後付けではなく、そもそもビジネスの目的や計画の一部とされていること。

    4つの礎
    1社会的目標を伴うビジョンと、揺るぎない価値観
    2取扱商品のレンジと価格がkっようそうじょうのおもな差別化要因となるビジネスモデル
    3市場リーダーシップ、そして会社の短期的、長期的な成長戦略を決定づけるグローバルな市場ポートフォリオ
    4検診的なオーナーによる会社の統率

    社会への改善。。雇用の創生、

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IKEAモデル―なぜ世界に進出できたのかの作品紹介

IKEAが世界的大企業に成長した背景には、揺るぎないビジョンと緻密なビジネスモデルがあった。各界から絶賛の声が寄せられた躍進の秘密。元CEOが、低価格実現のための秘策や、時代が要請する社会貢献のあり方など、理想の企業をつくりあげるヒントを大胆に提示する。

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