葵学園 藩擬人化まんが

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784420310642

作品紹介・あらすじ

江戸時代、日本は生徒約300人の全寮制男子校だった。生徒会長・江戸君の座を狙う尾張君、紀州君、水戸君が暗躍。会津君は江戸君に忠実だけど、クソまじめで…。「藩擬人化まんが」×「ユニーク知的解説」の江戸時代BOOK。

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  • 江戸時代の藩(藩主・著名人や特産品、石高、藩内で起きた出来事など)を男子学生に擬人化した漫画と解説文からなる一冊。日本を全寮制の学校に見立て、朝廷を《学園長》、将軍を擁する江戸を《生徒会長》、御三家を《生徒会役員》に割り当てた学園ものになっているので、関係性をざっくりと把握しやすい。
    漫画は先にブログで公開されていたものを収録しているので、すでにそちらを見ていたら特に目新しさはない。解説文は「歴史の解説」と聞くと堅苦しい印象を持つが、くだけた言葉で説明しているのでわかりやすい。
    歴史に詳しい人には物足りなかったり、わかりやすさのためにニュアンスが違ったりするかもしれないので、《娯楽優先の入門編》として捉えたほうがよさそう。

    御三家(尾張・紀州・水戸)や加賀・薩摩・仙台・長州など、やはり江戸との絡みがある藩や大きな藩に偏ってしまうのは仕方のないところか。
    「恋人同士の江戸君と佐倉君」や「長州君に対する岩国君の感情・反応」など、少しBL要素があるので苦手な人は注意。BL読まない者としては、デフォルメ寄りの絵柄で生々しくない・そもそもギャグ・人間の姿をしているが藩…などの理由から、スルーできるレベルだとは思う。

    書籍はこれっきりだが、漫画担当の森ゆきえ先生のブログには未収録分の漫画(書籍未登場キャラ含む)が山ほどあるので、気になったら要チェック。書籍収録分と同じテイストのものから、史実要素よりも擬人化のキャラクター性が強いもの、江戸時代が舞台の大河ドラマの感想など、かなりフリーダムな内容になっている。

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