カーネギー話し方入門 (HD双書 (26))

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  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422100265

感想・レビュー・書評

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  • 繰り返し練習することを何度も述べられていたことが、強く印象にのこります。ジョブズもプレゼンは納得いくまで繰り返していたと聞きました。

  • 香山晶訳
    表紙
    スピーチを苦手とする人は多い。
    しかし、スピーチこそは自分をアピールする、絶好のチャンスだ。
    魅力的に話し、相手に強い印象を与えるにはどうすべきか。
    テーマのつかみ方、練習、スピーチの始め方、終わり方を具体的に教える、カーネギーのパブリック・スピーキングの真髄。

    人前で堂々とスピーチする楽しさ!
    スピーチがいやで、逃げ回っている人に
    もっと話しがうまくなりたい人に
    原稿の丸暗記は絶対やめよう。
    話しの骨子を事前に頭の中に叩き込む。
    準備し練習せよ。
    それが自信を生んでくれる。
    機械があれば積極的に話すこと。
    人前ではあたかも自信満々であるかのようにふるまう。
    それがいつか血となり肉となって自分の自然のふるまいになる。
    ずばり本題にはいり言いたいことを言ったら手短かに終わること。
    記憶術、話す態度、スピーチの始め方と終わり方など、豊富な実例で語る。

    新訳市野安雄

  • ”ドッグイヤー部分のみ再読。
    ---
    T:10/1まで→○
    P:30分プレゼンに活かせるヒントを得る → GET!
    O:
    ---
    ・スピーチの準備とは(p.29)
     あなたの思い、あなたの考え、あなたの信念、あなたの望みを、組み立てることなのです。
    ★上手な話し方の秘訣 (p.123)
     #この章そのものが例。うまい!
    ・エネルギーは聴衆を引きつける力です。活力であり、元気であり、意気込みです。それは私が講演者とかスピーチの指導者を採用する際にいつもまず第一に求める資質です。(p.152)
    ★好奇心をかきたてる(p.189)
     最初の一言で聴衆の好奇心をかきたてましょう。
    ・何か品物を見せる
     #お?、水野さん!
    ・何か質問する(p.195)
    ★聞き手が個人的に関心を持っていることに結びつくような話題から話し始める。(p.197)
     #内定式なら…、やっぱり「入社してついていけるかな」「どんな風に仕事をするんだろ」ってことでしょ。
    ★一見何げない出だしの効用(p.202-203)
     メアリー・E・リッチモンド女史
     「昨日、ここからさほど遠くない町を通りながら、そこで2,3年前に行われた結婚式のことを思い出しました。・・・」(中略)
     私個人としては、この出だしがとても好きです。何よりも最初の一言がきいています。これから興味深い思い出話が始まることを予感させ、詳しい話を聞きたい気持ちにさせます。聞き手はこの人間味あふれる話をじっくり聞いてみようという気になります。
     #これも「一歩近づいた気がして嬉しいです」で話ができた
    ・「この点についての私の話はこれだけです。ではこのあたりで終わろうと思います」。これは終わりの言葉ではありません。こういう終わり方は間違っています。
     #「以上です」「ご清聴・・・」も同じ
    ・ウェブスターやブライト、グラントといった熟練の話し手でも、終わりの言葉はきちんと文字にして、一字一句覚えておく必要があると考えていました。
    ・行動を呼びかける(p.217)
     何らかの行動を要請する終わり方
     「私は南部区域においてもこの装置をただちに設置することを心からの確信を持って勧告するしだいであります」
    ★人間がこの世で最も関心を持つ三つのこと (p.261)
     セックス、財産、宗教
     #・・・ただし、「自分の」がつく。
     #要は、テーマの設定の仕方:南米ペルーの遺言状の作り方→私たちの遺言状をどうつくるか
    ★絵を目の前に浮かび上がらせるような言葉
     絵!絵!絵!絵はあなたが呼吸する空気と同じように自由です。スピーチや会話の全体を通して絵を振りまきましょう。(p.274)
     #鈴木さんメソッド!! イメージ、映像”

  • カーネギーの本だったので、、、ちょこちょこつまみ読み。。
    ちょっと難しかったかな。ずいぶん前から、「話し方」について研究してたということで、第一人者なんだろうな。

    すごく基本的なことだが、せつせつと書かれている点において
    いわゆるノウハウ本ではない。ここから、感じ取って行動に
    つなげていくための本。

    期待が大きかった?!


    ◇有名演説家は、どのように演説したか
    コンウェル博士
    (a) 事実を述べる
    (b) それを出発点として議論する
    (c) 行動を呼びかける

    ●たくさんの聴衆の前で話すときの心構え

    ◇大切なのは、何を話すかではなく、むしろどう話すかということだ
    だれにもスピーチの能力はある。人のまねをしてはいけない。
    自然な話し方をすれば、あなたはこの世のだれとも違う独自の話し方
    をすることになる。

    ●そうか。これは、各自の自信につながる考え方だな。
    確認するのは、「自分」なんだから。

    ◇スピーチ終わりは、最も工夫を要する部分である。
    予行練習をしよう。どのように終わるか。
    1語1語確かめるつもりで
    <終わり方の例>
    ○話の要点をまとめたり、くりかえしたり、手短に概略を述べる
    ○行動を起してくれるよう訴える
    ○聴衆を心からほめる
    ○笑わせる
    ○話の内容にふさわしい詩句を引用する
    ○聖書から引用する
    ○クライマックスへと話を盛り上げていく
    上手なはじめ方を終わり方を考え、しっかりとまとめておこう。

    ●これは、、、事前に結構考えておいて、練習しないとだめだな。

  • 自分の中から出る情熱に従い、話す。テクニックと言うよりは自然と出るジェスチャー。
    ただし、しっかりとした準備は必要。
    聞き手はいつも自分のことが一番関心がある。
    より具体的な表現を心がける。
    自信を持って話す。
    聞き手一人ひとりが自分に借金をしていると思えばあがらない。
    メモをなるべく見ない。記憶のために、印象、反復、連想を使う。
    重要な言葉の強調、調子を変える、スピードを変える、間を取る。
    優れた演説家でさえ、終わりの文句は暗記している。
    辞書を読む、古典を読む。シェークスピアなど。

  • 話し方の基礎をまとめている。
    話す内容をまとめるときには思いついたことをメモしておくこと。
    話をする時は、話す内容のメモを用意しておくこと。
    話の始まりと終わりがポイント

  • 少し自分に自信を持てる本。しかし読んで満足するだけでは意味がない。カーネギーの言う練習の大切さ。それを忘れずに努力すれば誰でもスピーチが上手くなり、人生が少し楽しくなるかも。

  • 人が感じる恐怖ので中で人前で話すことは最大の恐怖ですが、その対応策について親切丁寧に書いています。

  • 10冊目。

    ほかのカーネギーの本と比べると、
    イマイチぐっとくる部分が少ないけど、
    でもまあ、やっぱりためになることも。


    自信を増し、話を手ごたえあるものにするために、また、頭・心・全体の話しぶりにもプラスの影響をもたらすために、実際に使える以上に、多くの素材や情報を収集しましょう。

    スピーチの練習にはテープレコーダーが効果的。
    (実施していたところ。)

    丸暗記ではなく当意即妙に。

    自分の艦隊をチャールストン港に入港させなかった理由を次々と並べ立てていたデュポン提督の独演会に、じっと耳を傾けていたファラガット提督が最後に言った。「だが、君が挙げていない理由がもう一つある。」「なんでしょうか?」「それが可能だ、と君自身が信じていなかったからだ。」

    演説をするには、だれが演説するか、どんなふうに演説するか、何を演説するか、という3つの大切なことがあるのだが、そのうちで一番重要度が低いのは、何を演説するか、ということだ。 (モーリー卿)

    「人間らしく話す」技を身に着けるためのこの世で唯一の方法は練習だ。

    ”1オンスの自発性は1トンの規則集と同じ重みがあるのです。”

    トーマス・エジソンが自分の工場の壁にくぎで打ちつけていた、ジョシュア・レイノルズ卿の言葉とは、「人はあらゆる手段を使って、考えるという労苦から免れようとする」である。

    イギリスでもっとも富裕な新聞社主になれたノースクリフ卿は、人間の関心を呼ぶものは何かと尋ねられた時、一言、「自分自身」と答えた。

    スピーチを構成する際には、要点を二つか三つに絞って、人間味あふれる内容がたっぷり盛り込まれた、具体的な事例を示すべきだ。

    ”われわれは一般的にではなく、個別的に考える。”



    天才の作品の中には、われわれが「自分のものだから」という理由で心にとめようともせず退けてしまうような自分自身の考えが、表現されており、ある種の近づきがたい威厳をもって迫ってくる。

    ↑啄木の歌を詠むと、すごくこういうことを思う。

  • プレゼンや説明の場で活かせるノウハウ満載。また読みたい

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