マリガンという名の贈り物:人生を変える究極のルール

  • 創元社
3.44
  • (2)
  • (1)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 54
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422101132

作品紹介・あらすじ

仕事の成功だけがすべてだったエリートビジネスマンが90歳の老ゴルフコーチ"オールドプロ"との交流をとおして新しい生き方を手に入れる、魂を変革するビジネス寓話。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 人生をゴルフのラウンドに例えています。ますますゴルフが楽しくなりますよ。

    ( オンラインコミュニティ「Book Bar for Leaders」内で紹介 https://www.bizmentor.jp/bookbar )

  • 「マリガン」とはミスショットをもう一度打ち直すことを認めたゴルフのプライベートルール。本書は人生にも「究極のマリガン」が与えられていて、それを使って失敗や間違いをやり直すことができることを、あるゴルファーの成長を通して説く。

    第1章 エリート
    第2章 衝撃
    第3章 メンター
    第4章 新しい人生の始まり
    第5章 考えにふける
    第6章 自尊心の源泉
    第7章 現実に戻って
    第8章 プレーに備える
    第9章 自分のパーを設定する
    第10章 一日をゆっくりスタートする
    第11章 有言不実行
    第12章 マリガンは役に立つ
    第13章 究極のマリガンという贈り物
    第14章 最初の一打
    第15章 あまりプレーされていないコースを回る
    第16章 繋がらない電話
    第17章 「よくやった、ウィル・ダン」
    第18章 ポーチにて

  • ゴルフの物語の様で実は人生の物語。主人公とオールドプロの対話はまるで人生のコーチングだ。次のランウドから本当の意味でゴルフを楽しめるかもしれない。

  • ゴルフでイラつく人に是非。

  • You know 'The One Minute Manager'? I like it.But I do not like this book very much. G・O・L・F means '・・・'.

  • マリガンという、ルーツはわかった。ゴルフを通じた啓発本。入門的にはいいのかも。読み慣れた人には物足りないかも。

  • ■ゴルフと人生の共通点

    A.マリガンと神は一緒である。神は、「やり直し」の機会を与えてくれる。つまり、私たちの過ちを赦るしてくれる。

    B.ゴルフにキャディがいるように、人生というゲームにもキャディ、すなわち神が欠かせない。人間が最初に犯した罪は、殺人でも姦淫でもない。それは自分自身が神でありたい、自分の一生は自分でコントロールしたいという思いである。

    C.ゴルフにも人生にも、障害はある。これらは、ポジティブに捉えた方がいい。例えば、人間関係が難しくなった時は、相手を敵ではなく友として見る。その相手や状況は、自分を正しい方向に向けさせようとする神の手助けだと思えばよい。

    D.ゴルフの1 ホール1 ホールが新しい体験であるように、人生も新しい体験である。その1 打1 打を神の手助けを得つつ、できる限りよいプレーをするように心がけることが大切だ。

  • ■書名

    書名:マリガンという名の贈り物
    著者:ケン・ブランチャード、ウォリー・アームストロング

    ■概要

    仕事の成功だけがすべてだったエリートビジネスマンが
    90歳の老ゴルフコーチ“オールドプロ" との交流をとおして
    新しい生き方を手に入れる、魂を変革するストーリー。

    「マリガン」とはミスショットをもう一度打ち直すことを認めたゴ
    ルフのプライベートルール。本書は人生にも「究極のマリガン」が
    与えられていて、それを使って失敗や間違いをやり直すことができ
    ることを、あるゴルファーの成長を通して説く。
    一流大学を卒業後、大企業に就職、その後みずから起業して成功を
    おさめた“優秀なビジネスマン"である主人公のポールは、ゴルフ
    を始めることで出会った老年のゴルフコーチ「オールドプロ」との
    対話を通して、父との死別、妻との離婚を乗り越え、息子との疎遠
    な関係を修復し、新しく生きる方法を見出していく。
    指南役である経験豊富な元プロゴルファーが、ゴルフのさまざまな
    場面を活用して、人間関係の大切さ、人生のプライオリティや重要
    課題などについて語り、家庭や人間関係よりも仕事を優先してきた
    主人公が、自己を省み、新たな人生を歩み始める過程を二人の対話
    形式で描き出す。
    (From amazon)

    ■感想

    ゴルフを人生に例えた一冊。
    こういうのはいっぱいありますね。
    サッカー、野球、登山、水泳などなど。
    結局共通しているのは、全てに困難があり、それを乗り越える事で
    自分がそのスポーツが上手になっていくという部分だと思います。

    その他の部分も、どのスポーツでも言える事だと思います。

    みんな、人生を自分が知っている内容に映し合せて、人生の真理を
    説明しようとするのが面白いです。

    抽象化すれば同じことを言っているのですが、それをそれぞれの
    スポーツに例えて具体化して説明している本が山ほどありますね。

    この本も面白いですが、例にもれず、今まで出版されていた本の
    内容を出ていないと思います。

    面白いですけどね。

    ■気になった点

    ・ゴルフと人生のどちらにも共通して以下のような事が起こる。

     ・努力に見合った結果が得られる。
     ・努力しないでも良い結果が得られる場合がある。
     ・当然の結果として失敗がある。
     ・時には実力以上にうまくやれる

    ・なぜ君はゴルフをやるのか?

    ・自分の価値を、自分の実績や他人の評価に奪われないようにしな
     ければならない。

    ・自分をしっかり見ていれば、他人の批評など気にならない。

    ・失敗してもいい状況であれば、逆に上達する。

  •  「マリガン」という言葉をご存知ですか、ゴルフのプレーでペナルティー無しで打ち直しをすること。一般競技では使われないでしょうし、仲間内のコンペでもあまり聞き慣れない言葉です。プレーヤーにとっては屈辱でもあるだろうから、なかなか受け入れにくい制度かもしれません。人生で言えば「やり直し」というような言葉にもなるでしょうか。
     この「マリガン」という寓話は年老いたオールドプロが中年やり手サラリーマン、ポールのゴルフと人生にコーチングをほどこす物語だ。人のことを考えられず、自分がどのように見られるかということばかり気にしていたネガティブなポールが少しずつ変わって行く。例えばこんなやり取りがある・・・

     (「マリガン」177頁より)
     ポールはボールをフェアウエイのど真ん中に打った。
     「そうだ。うまくいったね」とオールドプロがこぶしを突き上げて大きな声を出して喜んだ。ポールの顔がほころんだ。そして「ゴルフはうまくいきましたが」人生のほうはどうしたらいいのでしょうか。この考え方をどう適用したらいいのでしょう」と質問した。

     「それはね、一日をゆっくり始めるということに尽きるのだ。一日の初めに、今日やるべきことにフォーカスしてみるのだ。今日起こるかもしれない問題にではない。夜ベッドにはいったときに、今日はいろいろできて本当によい日だったと思っている自分を想像するのだ。フェアウエイの右や左に林があったように、その日に障害があるかもしれないが、すでにイメージしていた計画に自分の集中を戻すのだ。障害というものは、自分が進んで行きたい方向に導いてくれる道標だと思えばいいのだ」オールドプロは言った。

     「わかってきたように思います」とポールが答えた。

    (「マリガン」より)

     誰も信用できなかったポールに年老いた親友ができた、ポールの人生は劇的に変わる。そして赦すということを知る。人の出合いで人生は美しい物語に変わる。名コーチャー、ケン・ブランチャードの会心の一作。

全9件中 1 - 9件を表示

ケン・ブランチャードの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×