胎児の脳老人の脳:知能の発達から老化まで

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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422114118

作品紹介・あらすじ

頭の中の一生を解き明かす。脳と知能の専門家である著者が、脳の誕生から幼児期における知能の発達、思春期、成人期を経て、老年期に起こる老化までを詳しく解説。年齢とともに人間の脳や知能がどのように変化していくのかを、最新の神経科学や発達心理学の知見を交えて読み解く。

感想・レビュー・書評

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  • 自閉症の多くの症例でも、皮膚の構造に変形がみられる。皮質層の多くが無秩序に並び、神経細胞も不規則に配列されているため、自閉症の子供たちに見受けられるように、認知機能と情緒に何らかの問題が生じるのである。
    未熟児においてもっとも傷つきやすい脳の組織は前頭前野皮質であると指摘している。・・・未熟児ではミエリン鞘による軸索の被膜形成の過程が非常に遅く、絶縁体の層も薄い。このことは、行動における様々な問題の要因となっている。例えば、未熟児が幼児期に入ると、何かに集中することが困難であり、注意力も散漫になり、重要でない反応を抑制することができず、社会のルールにうまく適応できないこともある。

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