対人関係療法でなおす 気分変調性障害

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著者 : 水島広子
  • 創元社 (2010年10月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422114644

対人関係療法でなおす 気分変調性障害の感想・レビュー・書評

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  • この病気と診断されて読みました。ずっと心身の不調の原因がわからず4年間ほど通院を続けていました。
    私のことをよく知らない人には、明るいひと、愉快な人、病気にはとても見えないと理解してもらえず辛い思いをしてきました。
    読んでいて信じられない部分も正直多くありましたが、この本でパートナーの病気の理解は深まったようです。これからも焦らずに治療を続けていきたいです。その点で星5です。

  • 読みながら、ある知人のことが頭から離れなかった。「どうしてそんなにネガティブなの?」と思っていたけれど、以前からこの病気を知っていれば、もっとうまく彼女と付き合えただろうと思う。

    私もうつ状態が慢性化しているタイプだが、ここまで自虐的ではない。特徴として挙げられている項目については、前半が異なっていて後半が当てはまっている感じ。
    ここまで自虐的な考え方をしてしまう病気があり、そしてその病気に苦しんでいる人の気持ちを考えると、読みながら泣いてしまう箇所もあった。
    自分が生きづらさを感じている人はもちろんだが、「生きづらさ」の感覚が理解できない人にも読んでほしい。

  • 気分変調性障害について、分かりやすく書かれている。性格だと思われていた部分と病気の症状との部分と区別されにくく、まづは、病気であると本人、周囲が理解することからはじめなければならないということが力説されている。

  • 自分がダメだと思い込んで責め続ける病気について。
    なんだろうね。泣く。

    書いてあることは大体みんな知ってた。
    こんなのは当たり前すぎて疑問に思うことだってない、常に自分の中にあり続けている考え方だ。
    ていうか知らなかった。大体の健康な人はこんな風に感じないなんて。
    これが病気(かもしれない、少なくともこういう病気が存在する)なんて知らなかった。

    そういう病気はあるんだろうけど私はただの苦労知らずの怠け者なんです、と思ったままでもいいからとりあえず読んでみてねと言ってくれるから罪悪感や羞恥に駆られずにすむ。
    次々に沸いて出る「でも、だって」は患者さんはこんな風に感じますという解説にきっぱり否定される。
    でも、この病気(あるいは切実に読む読者)は絶対に否定しない。
    なんなんだろうこの人。すごすぎる。

    「でもその人はそうかもしれないけど自分はそうじゃないんです。だって私は本当に努力していないんです。」という否認を「それが病気の症状です」といわれるのは、性被害を訴えても信じてくれないフロイト的な暴力と紙一重のはずなのに嫌じゃなかった。
    それは病気にするためのラベル貼りではなく、問題を解決し・生きやすくするための手法としてのカテゴライズであり、常に存在の肯定を心がけているからなのだろう。

    自分を責める人向けの本だからすごく優しい言葉を選んで書かれているけれど、「他人と自分の領域を守りましょう」ってとこに書かれている「相手の領域への出張サービス(はやめましょう)」って、要するに支配だよな。
    ああああ気をつけよう。自分へのダメ出しにつかえそうな部分を見つけるとほっとする。

    生きててもいいような気がしてくる。

  • 性格か、病気か。
    治療に向かうための本人や周囲への働きかけについて、とても参考になりました。

  • 凄く心当たりがあるんですが。

  • ねじれた関係が生じる分析などは加藤諦三さんの本のほうが詳しいが、実際の対処法としてはこの本は素晴らしいと思う。自分の気持ちに限定して相手にお願いをするのが安全な方法というのは目から鱗。対人関係療法とははじめて聞いたが、もうちょっと調べてみたい。

  • 必読書です。

  • 主治医に気分変調性障害かもしれないねと言われたので、気分変調性障害について書かれている本を探し、この本に行き着いた。

    はじめは、こんなの誰だって当てはまるんじゃないかと思って読んでいた。
    半分くらいまで読んで、症例として出てくる患者さんの考え方の癖が、自分とそっくりなことにぞっとした。
    もちろん、違うところもある。が、八割か九割は一致した。

    筆者は本書で紹介した症状を、気分変調性障害の症状だと言い切っているが、本当にそうかはわからない。
    そして、ここまで言われてもなお、自分はここに出てくる患者さんとは違うんだと思っていた。

    そのことを見透かされたかのように、後半では、本書を読んだ僕の感想を見事に言い当て、そして畳み掛けるように説得された。
    やはり僕は、筆者のいう気分変調性障害なのかもしれない。

    本書に書かれている対人関係療法は、必ずしもそれ専門の医者にかからないと受けられないというものではなく、自分や周りの協力で真似することはできそうだった。
    ただ、そうとうな労力を必要とするので、やっぱり誰かに協力してもらうのは申し訳ないと思った。

    筆者は周りの人が患者の治療に最善を尽くすことを強く求めているので、身近な人に読んでもらうのも、なんだか申し訳ない。
    と、この思考が、気分変調性障害特有のものであることは散々本書で述べられているのだが。

  • 自分のことだと思った。涙がでた。
    1ヶ月くらいかけてなんとか読み、口では伝えられなくて両親にこの本を読んでと手渡しました。
    色々変わりました。
    水島クリニックは3年待ちで初診はとっておられないとか。
    別の先生のところで半年待ち。

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