臨床哲学講義

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  • 創元社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422115306

感想・レビュー・書評

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  • 木村敏先生の中ではこれが読みやすいかな。精神科医の”たしなみ”として、あいだ論やビオスとゾーエーは知っておいて良いでしょう。

  • 哲学

  • 面白かった。統合失調の話がメインで阪大の臨床哲学よりもっと医学より

  • 精神病理学の巨頭・木村敏先生が行った、一般聴衆向け講演をまとめたもの。難しい言葉、事柄を分かりやすく平易に説明してくれており、木村先生の統合失調症、うつ病論を理解するための入門には格好の書籍だと思います。

    DSMによる操作的診断基準による症状の羅列だけの診断に対して、その症状の向こう側にあり、さらに生化学的な説明を超えた根本的な作用は一体何なのか、についての考察は迫力があります。

  • この筆者の本は読みにくいというか常にわかりにくいというか人に理解してもらうことを始めから期待していないと思わせるものが多いのですが、この本は、そういう意味では読みやすいです。でもやっぱり精神病理学は人の役には立ちそうにないなあ。

  • おもしろかった。
    人間科学やグループ・ダイナミックスの着想とすごく相性が良いように感じた。もちろん現象学も。

    非常に文体が口語的でわかり易かったのも特徴だと思う。

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著者プロフィール

1931年生まれ。京都大学名誉教授。著書に『木村敏著作集』全8巻(弘文堂)、『臨床哲学講義』(創元社)、共訳書にヴァイツゼカー『ゲシュタルトクライス』(みすず書房)ほか。

「2020年 『自然と精神/出会いと決断』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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