魔女狩り (「知の再発見」)

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制作 : 富樫 瓔子 
  • 創元社 (1991年12月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422210667

魔女狩り (「知の再発見」)の感想・レビュー・書評

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  • 魔女狩りの入門書だと思う。基本的な事を系統立てて書いていたのでわかりやすかった。
    マインド・コントロールや心理学の本を読んだ後なので、何となく時代の雰囲気を掴みやすかった。
    一つのターゲットを敵と見做すよう働きかけたら支配もしやすいだろうな。

  • 読んだ本はすぐさま処分する必要があります。持っていても仕方がありません。この本も同様です。しかし、処分するには美しすぎる。ブックオフで購入する。興味深い本でした。知識人は冷ややかでした。しかし、嵐が過ぎるまで沈黙です。これはいつの時代も同じです。そんなところです。

  • 「啓蒙思想の広がりとともに、妖術は次第に俗信や無知、架空の幻想としておとしめられるようになった」 ー 129ページ

    今現在言われているようなオタク文化だとかサブカルだとかいうのは、昔からあったというよりも啓蒙以降の産物なのかなと思うのはこういう時である。

    ポストモダンが何をほざこうが、啓蒙思想は確固たる基盤として社会を形作っているのであり、それを土台にした上で戯れるか、あるいは逆らおうかという話になったとき、前者を選ぶのがマジョリティであるのはもはや必然的なことだといっても良いのだろう。

    あるいは、戯れるふりをして、その隙間に滑りこませるように啓蒙自体への嘲りを挿入する、というような文化が醸成されているという言い方もできるのかもしれない。

  • 近世の人口増加、経済変容、農村内部の階層分化により、農村の共同体は解体された。加えて、度重なる戦争やペストの流行により、人々は恐怖や不安に捉えられた。
    その不満や不安をコントロールするために、時の権力者たちは「魔女」という生贄を作り出した。
    魔女迫害は、国やエリートたちが農村の隅々にまで権力を浸透させるための手段の一つだった。

    魔女狩りは、過去の時代を覆っていた、現代人から見れば理解しがたい狂気だと思っていた。
    けれど規模や名前を変えて、何度でも繰り返されていることなのかもしれない。
    人をコントロールするために不和を生み出す人ってどこにでもいるもの。

    魔女狩りの犠牲者たちは、主にそれ以前は慈善の対象であった貧しい寡婦や老女、ユダヤ人や異教徒たちだった。
    寛容から始まったキリスト教の変換期だったんだ。カトリック怖い。そりゃローマ法王もごめんなさいするわ。

  • ヨーロッパ中世、続発した戦乱と飢饉とペスト。混乱を操るのは邪悪な力ではないか。魔女狩りがどのような歴史現象であったかを概観し、参加した人々が何を幻視したかを考察。

  • 中世の魔女、および魔女狩りについて詳しく述べてある。魔女資料。

  • 魔女狩りについて資料用画を多く用いて説明したもの。
    思ったより配慮されているのかグロくない感じに仕上がっている。

  • 最近はアニメなどでも魔法使いや魔女を見かけるが、この本を読めば少しは楽しめる要素が増えるかもしれない。
    自分は宗教との絡みを期待して読んだがそれなりに言及してある。
    起訴からの流れをいくつかの実例を交えて具体的に説明してあり、中世ヨーロッパにおいて魔法使いや魔女がどのような存在であったのかが分かる一冊。

  • 1994.11.10 1版7刷 ¥1,300
    魔法使いは動物に変身することもでき、たとえば猫になって揺りかごに上って赤んぼうを窒息させたり、その目をえぐったり、狼男になって原野を走りまわり、旅人を襲ったりする。

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