- Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
- / ISBN・EAN: 9784422211602
作品紹介・あらすじ
高慢で贅沢な赤字夫人、または美貌と気品を讃えられ、パリの民衆を熱狂させながら、革命に翻弄された悲劇の王妃、その全生涯。様々な絵画や資料、賛否両論の生々しい貴重な証言から、新しい人物像が浮かび上がる。
感想・レビュー・書評
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このシリーズは写真や絵画が多く収録されてていいですね。
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マリーアントワネットの生涯をイラストや写真とともに追った内容。綺麗な絵画で華やかな文化を感じた。
後半になるに従いフランス革命の息吹と、それを王権側から見た恐怖を感じさせる。 -
もっと大きい本かと思っていたので、小さめで驚きました。
アントワネットについての本は何冊か読みましたが、これは当時の周りの人の日記だとか証言、当時の風刺画などがたくさん載っているので興味深く読みました。
最近、アントワネットとフェルセンの手紙の黒塗り部分の解読に成功、という記事を見て、その記事に写真が載っておらず「黒塗りってどんな感じに……」とモヤモヤしていたら、この本に写真が載っていておおっと思いました。
アントワネットにはなぜか興味を持っちゃう。色んな意味で魅力的なんだよなあ。 -
母と観た「ベルサイユのばら」の影響が色濃いものの、王妃として、女性としてとても印象的かつリスペクトな人物といえばこの人。僅か小学生にしてこれを所持していたという所に「ませていた自分」を感じてちょっと可笑しいけれどw、それからまた少し大人になった今読んでもとても興味深く、面白い。その資料の豊富さに圧倒され、また、よくピックアップされている「浪費グセ」や「パンがなければ発言をした云々(←本当は別の貴族が発した発言とされています)」だけではない、さみしがり屋で愛情深く、誇り高いアントワネットの魅力の全てを再確認できるのでおすすめである。
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個人的にマリー・アントワネットが好きで購入しました。
当時は政略結婚も当たり前で愛が希薄なのかなと思っていましたが、この本を読めば彼女の愛情が伝わってきます。
庶民では考えられない王妃の生活や彼女のエピソードもまた魅力的です。
そういえばキルスティン・ダンスト主演で映画化もしていましたね!! -
もっと大きな本かと思っていたら、小さくて持ち運びに便利なサイズでした。絵や写真が多く、ほとんどがカラーページの綺麗な本です。文章が簡潔なので読みやすかったです。
初めて見る写真(王妃が使っていたトランプや首飾り事件の宝石商の肖像画等)もあり楽しめました。ちょっと高いけどオススメです。 -
画像が多く使われていて、綺麗だし内容もわかりやすい。
読書が苦手な人でも、すぐ読めそうです。
トランプ遊び中にアントワネットがメモ用紙代わりに書き込んじゃうから、
トランプがしょっちゅう新調されたとか、他の本では書かれてなかったエピソードも。
末っ子王子の新しい養育係りにあてた、
「この子はこんな子です」という内容の手紙。
アントワネットがどんなに子供を愛してたかが伝わりジーンとしました。 -
創元社の「知の再発見」シリーズ。初版が出たのが2001年で、私のは本がだいぶ黄ばんできてしまった。このシリーズどおりビジュアルに訴える内容。
148ページの晩年のフェルゼン伯爵の肖像画は渋い映画俳優のようだ。61ページのとろんとした目の若き日の肖像画は、苦労知らずのお坊ちゃま風で、なんで彼がモテたのか今ひとつピンとこなかった(いや苦労知らずの明るさがあったからモテたのか?)。それが148ページでは苦労を知った大人の顔になっている。もっと長生きしたらクリント・イーストウッドみたいに歳をとったかもしれない。 -
王妃とは。
王妃の生活とは。
そして人々が王妃に求めたこと。
集団心理と情報操作の結果。
---マルク・マリ・ボンベル侯爵の日記より抜粋---
王妃は、
逆境においては毅然たる態度を、
危険にさらされたときには勇気を、
複数の意見を前にしたときには賢明さを、
問題を抱えたときには聡明さを、
計画を立てたときには結果を、
操作するときには巧妙さを、
臣下に対しては善良さを、
外国に対しては好意を示す必要があったのだ。
もし、一人の女性の中にこれらの重要な長所の
一部分すら見いだされないとすれば、
彼女は天が分配した
優しく穏やかな美徳を発揮することによってのみ、
人々からの愛情や尊敬を得ることになるだろう。 -
アントワネットに関する写真の多さに感動。