道教の世界:宇宙の仕組みと不老不死 (「知の再発見」双書)

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制作 : 松本浩一  遠藤ゆかり 
  • 創元社 (2011年1月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422212104

道教の世界:宇宙の仕組みと不老不死 (「知の再発見」双書)の感想・レビュー・書評

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  • 老荘思想が好きながら、道教については漠然とした知識しか持っていなかったため、学んでみようと読んでみた本。
    道教の歴史、位置づけなどにつき、体系的にまとめられています。

    老荘思想といったら、「杜子春」に出てくるような仙人を想像しますが、道教にはそれだけではなく、道士もいるということに気がつきました。
    つまりキョンシーを倒す「霊幻道士」も、道教の修行者だったんですね。
    これまで全く結びついていませんでした。

    中国では「三教」と言われ、道教、仏教、儒教が連立しながら三つ巴のように発展してきたとのこと。共存していても、お互い混ざり合うことはなかったとのことで、日本の心境と仏教の関係と、どこか似ているような気もします。

    道教は宇宙論に優れ、道士の中から天文学者が次々と登場したとのこと。
    占星術のような独自の発展を遂げたとのことで、天体図の歩き方として、独特なステップの踏み方があるそうです。

    女性の道士もおり、かなり活躍しているという点に、神道や仏教にはない性別の公平性を見ました。
    カラー資料や写真が足す掲載されていたため、視覚的にわかりやすく、内容も興味深くはありましたが、道教全般の紹介に終わっており、仏教や儒教との明確な違いはよくわかりませんでした。
    章を設けてまとめてもらえれば理解しやすかったと思います。

    著者はフランスの宗教史家であるため、日本人として気になる、わが国での道教の位置や、なぜ儒教・仏教のように大々的に導入されなかったのか、なども一切言及されていないところに、物足りなさを感じました。
    次回は日本との関わりが記載されている道教の本を読んでみようと思います。

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