ローマ教皇歴代誌

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制作 : 高橋 正男  P.G. Maxwell‐Stuart  月森 左知  菅沼 裕乃 
  • 創元社 (1999年12月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422215136

ローマ教皇歴代誌の感想・レビュー・書評

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  • 創元社の歴代誌シリーズのひとつ。初代ペテロから、出版当時のヨハネ・パウロ2世までのローマ教皇を年代順にまとめたもの。非クリスチャンの立場で見ると、キリスト教史とか教会史というのはとてもおもしろい分野だと思います。

  • カトリック教会のトップとして連綿と引き継がれてきた、歴代ローマ教皇の事績を紹介する。 イエスの使徒の中で指導的な役割を果たし、ローマで殉教したと伝えられるペテロから、20世紀最後の教皇ヨハネス・パウルス2世まで、その数は263人に上り、また時には対立教皇も現れた。 貴重な図版も交えながら、年代順にそれぞれの教皇とその時代の特徴を要約してゆく。

    ただし、歴史背景の解説はそれほど詳しくないので、一通りヨーロッパ史の流れを知ってから読むとより興味深く読めるのではないかと思う。 有名な教皇たちは詳しく記述されている書物もあるが、その間の期間はどうだったのかがわかって面白い。

    キリスト以来二千年の間に、キリスト教もそれを取り巻く社会も大きく変わって来た。教皇権力の変遷は、それぞれの時代を映す鏡の一つだった。ローマ帝国内での迫害の時代を経て、やがて国教となり教義が確立された。ローマ帝国の分裂、西ローマ帝国の崩壊後は、キリスト教もカトリックとギリシャ正教に分かれて行く。群雄割拠の中世ヨーロッパと、その中でカトリック教会の果たした役割。教皇領と世俗権力としての教会。

    小国家群となったイタリアと、フランス、神聖ローマ帝国の関係。十字軍の派遣。アビニヨン捕囚。ルネッサンスと宗教改革。産業革命とフランス革命。イタリア統一を経て、カトリック教会は世俗権力のほとんどを失う。物質主義の台頭とグローバル化の波が押し寄せてきて、共産主義も生まれた。二度の大戦と、冷戦。カトリック教会は、信仰の世界での指導者としての本来の役割に立ち返ってゆく。ある教皇は時代の波に乗り、ある者は自らを振り返って襟を正し、ある者は強く抵抗した。その歴史を俯瞰する。

  • 図も多く、素晴らしい本だけど、前知識がないと読むのが辛い

  • 中学の頃は自分でローマ教皇歴代誌を作っていた。和訳して。
    そうやって判ることだが、あまりにも20〜30年単位のテーマに固執して
    個々の教皇の客観的評価にばらつき、というか正しい評価がなされていない嫌いがある。

    一人一人は前任教皇の業績を超えようと苦しみ喘いでいるのだ。

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ローマ教皇歴代誌の作品紹介

263人の教項を完全収録。聖ペトロからヨハネス・パウルス2世まで、ローマ教項263人の個性的かつ人間的な素顔を紹介。キリスト教世界のみならず、政治や文化の領域にも多大な影響を与え続けたローマ教皇の存在を通して、2000年の世界史が壮大なひとつの物語となる。

ローマ教皇歴代誌はこんな本です

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