旧暦読本(とくほん)―現代に生きる「こよみ」の知恵

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  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422230214

感想・レビュー・書評

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  • 日本の旧暦を中心に、成り立ち、種類、世界の暦など暦について幅広く紹介した本。

    日本の旧暦について知りたく読んでみたのですが、旧暦は季節( 太陽の動き)には準じていないことに驚きました。
    月の形から作られた暦だと知れば当然ですが、当時の日本人の感覚では、季節は二十四節気で確認して、日々の単位として暦の月が存在する、という感じだったのかと。

    暦というのは、月の形、気温、光、などの記録の積み重ねであり、天文のことが詳しく知れるようになって実線ができていったものだ。と理解しました。
    現在当たり前のように決められているカレンダーですが、天文についての知識がなく、当たり前でなかった頃の暮らしがとても興味深いです。

著者プロフィール

1930年、東京・日本橋生まれ。早稲田大学教育学部卒業。同大学大学院修了。女子美術大学教授、文化女子大学教授を経て女子美術大学名誉教授。「暦の会」会長。『旧暦読本』『年中行事読本』(創元社)、『暦の大事典』(朝倉書店)、『現代こよみ読み解き事典』(柏書房)など著書多数。

「2015年 『改訂新版 旧暦読本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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