奇岩の世界

制作 : 山田 英春 
  • 創元社
3.82
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本棚登録 : 85
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422440132

作品紹介・あらすじ

『不思議で美しい石の図鑑』や『巨石―イギリス・アイルランドの古代を歩く』の著者が厳選した、五大陸に亘る驚異の奇岩写真集。今までにない、想像をはるかに越えていく迫力の岩の本。本書に収録した奇岩の場所が分かる、「世界の奇岩地図」付。【本書の構成と収録した奇岩(地帯)名の一部。】(※本文の表記とは細かい部分で一部異なります。)◆砂漠の彫刻、天空の彫刻シロリ砂漠の石の木(ボリビア)、パリアのキノコ岩(米国)、翼石とキノコ岩(米国)、魔法にかけられた都(スペイン)、白い砂漠(エジプト)、バラ色の岩の海岸(フランス)、モエラキの石球(ニュージーランド)、ファンタジーの谷(米国)、コルシカ島のハート(フランス)、月亮山(中国)、エイリアンの玉座(米国)、ゴブリンの谷(米国)、成長する石トロヴァンティ(ルーマニア)、サハラの電話機(アルジェリア)、水を飲む竜の岩(アイスランド)…etc。◆異星の谷、失われた都市記念碑の谷(米国)、ティナハニ渓谷(ペルー)、ホワイトポケット(米国)、ジェームズ・ボンド・アイランド(タイ)、ホガール山地の奇岩群(アルジェリア)、ウラハン・シスの奇岩群(ロシア)、赤いツィンギ(マダガスカル)、月の谷(ボリビア)、トルカル・デ・アンテコーラの奇岩群(スペイン)、砂漠の棘ピナクルズ(オーストラリア)…etc。◆驚異のバランスハンピのバランス岩(インド)、悪魔のビー玉(オーストラリア)、クリシュナのバターボール(インド)、タッシリ・ナジェール(アルジェリア)、シェラーグボルテン(ノルウェー)、ブリマム・ロックス(イギリス)、巨人の遊び場(ナミビア)、地蔵岩(三重県)、岩の指(ナミビア)、飛行艇フォーメーション(ジンバブエ)…etc。◆岩に住む、岩に眠るカッパドキアの奇岩群(トルコ)、タナトラジャの巨岩墓(インドネシア)、マダイン・サーレハ(サウジアラビア)、石の家(ポルトガル)、ピエドラ・デル・ペニョール(コロンビア)、獅子の岩(スリランカ)、武陵源・袁家界(中国)、カツヒの柱(ジョージア/グルジア)…etc。◆魔の山、神々の庭ガーデン・オブ・ザ・ゴッズ(米国)、市長とその妻(チェコ)、悪魔の火(米国)、悪魔の搭(米国)、石になったトロル(アイスランド)、七つの都市(ブラジル)、巨人の舗道(北アイルランド)、バングル・バングル(オーストラリア)、割れた卵の地(米国)、七人の巨人(ロシア)、石林(中国)…etc。乞うご期待!!

感想・レビュー・書評

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  • みんな、こういうの好きよね。

    わたしも、好き。

  • 五大陸から厳選した奇岩の写真集。
    オールカラーで、驚異の風景&姿を次々と紹介。
    その場所の緯度・経度の数値も付加されている。
    これはもう、絶滅危惧の岩の風景&姿でしょう。
    落ちそうで落ちない岩の数々、突き出た針の山、
    ころころした丸い岩の群れ、無数に積み重なった岩。
    それらは自然の壮大なる力での創造物。
    そして、いつかは風化して消えてしまう・・・。
    また、岩に住む、墓にする、そんな人間の逞しさも驚きです。
    あぁピンクフロイドやZEPのレコジャケの場所は、これだ。
    「アバター」や「未知との遭遇」等、映画の場面も思い出す。
    ニュージーランドで触ったモエラキの石球、船から見た
    スプリット・アップル・ロックが載ってるのも
    嬉しかったです(^^♪

  • 地形の中で捉えた奇岩の世界。
    21×19cmと中判で手中で楽しむ。

    目を惹くのが「丸い石」
    大小、丸い石が砂浜や山肌、砂漠にころがっている。
    「モエラキの石球」ニュージーランド南島東岸のコエコヘ海岸。砂浜に直径50cm~1mほどの石の球がでんとすわっている。写真では4つとか5つの石が。
     コンクリーション(凝固)という作用でできあがったものでかつてそこが海の底だったことを示す。
    「ロシアのチャンプ島の石球」「カリフォルニア、ボーリングボール・ビーチ」「アルゼンチン、イシワラスト国立公園の石球」「カザフスタン、球の谷」「ボスニアの石球」「ノース・ダコタ州、セオドア・ルーズベルト国立公園内の石球」 

    「モノ湖」カリフォルニア州 の景観はまるでマックス・エルンストの絵のようだ。

    「石の家」ポルトガル北部・ファフェ山地や中東部のモンサント村 大きな堅そうな石そのものの家。

    おなじみのキノコ岩
    「トルコ・カッパドキア」
    「パリアのキノコ岩」ユタ州南部・グランド・ステアケース(巨大な階段の意)=エスカランテ国定公園
    「翼の王」(表紙)アメリカ・ニューメキシコ州北西部チャコ渓谷アーシスレパー・ウィルダネス。堆積層の中の固い部分を残して周囲の柔らかい部分が削られてできる。キノコ岩などもそう。
    「ゴブリンの谷」ユタ州サン・ラファエル砂漠のゴブリン・バレー州立公園

    キノコ岩の変形(傘の部分に穴があいていたり丸くない)
    「シロリ砂漠の石の木」ボリビア
    「エジプトの白い砂漠」

    柱状節理
    「悪魔の塔」ワイオミング州北東部、デビルズ・タワー
    「石になったトロル」アイスランド最南端の海岸、レイニスフィヤラ
    「亀の石」ブラジル北東部ピアウィ州のセテ・シダデス
      柱状につったてはいず、六角形の亀の子がまさに亀の甲羅のようになっている。
    「ジャイアンツ・コーズウェイ」北アイルランド


    編者の山田氏は書籍の装丁のデザイナー


    2018.2.20第1版第1刷 図書館

  • まだ、自分の知らない景色がこんなにあったなんて
    図書館で借りた本だけど自分の本棚に加えたい

    特に気に入った写真は…
    「水を飲む竜の岩」:海と空の異なる青色に影絵のように存在する岩が印象的。でもこの竜、なんか丸々している。

    「ホワイトポケット」:見覚えのある場所だなと思ったら、Windows7の壁紙に使われたとのこと。現在では来訪者が増えて一日20人しか立ち入ることが出来ない話にもビックリ。

    「赤いツィンギ」:このとげとげ具合、どこかで見た気がするのだけど上手く例えられない。むりやりしぼりだすとしたら砂糖菓子かな。これも、風化によっていつか消える風景らしい。一度実物で見てみたい。

    「巨人の遊び場」:まるで積み木のようなバランス。上の写真はロボットのようにも見えてかわいい。

    「マダイン・サーレハ」:岩の自然なゴツゴツ感と、人の手が入った平らな面との対比が好み。

    「ピエドラ・デル・ペニョール」:頂上へ昇る階段がまるで縫い目のよう。ファンタジーの世界にありそうな岩。

  • 写真を眺めるだけでも楽しい。
    個人的には、80ページの岩が好き。指でつついただけで倒れそう。どうなってんの?

  • やっぱりゴブリンの谷とか水を飲む竜の岩とか、自然が作った彫像的な岩は胸が躍るな…
    あとやっぱりみんな大好きな武陵源・袁家界の景色ね。好きだな…おもしろい…。

  • 地球の造形美に息を呑む奇跡を切りとったような素晴らしい写真集

    見事で、とても同じ地球上とは思えません

    カナダのバランス岩、裏表紙他、どれも筆舌尽くし難い畏怖と感動があります

  • ふむ

  • まさに奇岩
    でも、ピンとくる景色がなかったなぁ

  • 人間は自然に「意図」や「意味」を見いだしがちだ。それは「自然」と呼称していることと矛盾しているのだけど、それこそが人間らしい思考なんだろうな、と思う。本書はそんな、意味を被せられることの多い奇岩、巨岩を世界中から集めて紹介している。

    大きさ、形状、置かれたバランス、奇岩たる所以は様々で、各写真には解説ががっつり入っていて、編者の熱の入れようが分かるし、歴史的、文化的背景を知れるので見に行きたさが増す。

    日本にも巨岩/奇岩信仰は古くからあるが、やはり人ならざるものの力を感じやすいよな、としみじみ感じる。

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