- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784422932392
感想・レビュー・書評
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このシリーズは作品と作品の間にもストーリーがあって、新しい巻に入ると全く知らない展開に放り込まれることもしばしば。
(願わくはその過程も読みたいところだけれど)
今回は特にマイクの置かれた状況に則って読者の思考へも混乱を来たし、いい具合になっている。
それにしてもアスタロスが好きすぎて、我が家のもこもこ猫がアスタロスに見えてきて困る。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前の8を忘れている(思い出したけど)〜珊瑚を掘る僕は名前さえ思い出せない奴隷だ。テレパシーの使える猫アウタロスが寄ってきて,戦士サルンが救い出してくれて,自分の名がマイクだと思い出した。街に連れて行かれると,ノーチラス号を乗っ取ったアルゴスに反旗を翻す,海底都市レムラの反徒の頭目にはインド人でマイクに忠実なシンが収まっていた。海底都市の下には更にドームが存在し,そこは禁断の地と云われていた。シンもアスタロスも様子が変だが,救い出したクリスもベンもフアンもトラウトマンも何処か変だし,セレナは海底都市から抜け出して,サメ人間に囲まれて,ようやく正気を取り戻した。シンとトラウトマン,サルンはノーチラス号を乗っ取ったアルゴスとタラス,ヴァルガンであり,海底で育てた植物から抽出した結晶は人々を操る力を持ち,正気に戻ったはずのマイクも見たいものだけを見ていたのだった。レムラは崩壊に向かい,住民は奥のドームに移住し,ノーチラス号はレムラで補強されて,太陽を目指して浮上する〜モヤモヤした雰囲気の巻だなあ。まあ,そういう筋書きなのだがね。あと一冊