- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784426122942
作品紹介・あらすじ
ローカル線の廃止や旅客数の減少、列車運行本数の削減など“秘境駅”を取り巻く環境は年々厳しくなっている。時刻表から姿を消した“秘境駅”は現在どうなっているのか?合理化でスイッチバックを解消した“秘境駅”の現状は?さまざまな事情で廃止された駅や信号場を取材!
感想・レビュー・書評
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色は濃緑、濃茶色、勢いを増した木々と錆びた鉄路の色です。
○米坂線
玉川口駅が廃駅として紹介。この駅のすぐそばの荒川橋梁で昭和15年3月に雪崩による崩落に列車が差しかかり川に転落、乗員30名が亡くなるという現場であるとの説明。あれ、ここは、赤芝峡ではないか。紅葉の名所なのだ。
米坂線は2007年に米沢から全線乗った。山形県最後の駅・小国駅からタクシーで赤芝峡入口で降りてぐるっと歩き、最後に鉄橋の下で殉難碑をみつけたのだった。すると橋鉄橋のたもとに「玉川口駅」があったわけだ。駅は1995年(平成7)12月廃止。
○北海道士幌線「十勝三股駅」
昭和14年開業、昭和62年、路線が廃止。林業の運搬駅として一時は1500人くらいの人口があった。糠平湖にはタウシュベツ橋梁が。タウシュベツには2019年に行った。廃線跡が草になって残っていた。
表紙は中央本線・辰野支線、「東塩尻信号場」のフレームが残った駅名標。
2017.7.6第1刷 図書館詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
昔は本当にたくさんの路線があったのを知ると同時に自然に還っていく様子がよくわかります。
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今は亡き秘境駅をまとめた本。
シュールだ。乗り鉄の自分にとっては廃駅は興味の範囲外だが、また鉄道で秘境駅に行きたくなってきた。 -
この手の本には「地図」の掲載が必須と思う。