音で引くタイ語検索book: ロ-マ字感覚でタイ語が引ける単語集

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  • Amazon.co.jp ・本 (554ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434026690

作品紹介・あらすじ

ローマ字感覚でタイ語が引ける単語集。

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  • 本書は辞書だ。おかしいのは分かりつつ、「読み終わった」としている。
    タイ語の文字は、表音文字である。母音記号と子音文字と声調記号というもので、文字は構成されている。子音文字は42ある。母音記号は、子音記号とセットでその文字の読み方を示す。母音記号単独で使うことはない。母音記号は、数え方にもよるが、30種類以上ある。
    英語やその他の言語、というか、どの言語でも同じであるが、辞書には、日本語→現地語を調べる辞書(英語では日英辞典、タイ語では日タイ辞典)と、現地語→日本語を調べる辞書(英語では英和辞典、タイ語ではタイ日辞典)の2種類がある。日タイ辞典の方は、辞書をひくのに苦労はいらない。一方で、タイ日辞典をひくのは、簡単ではない。
    それはどういうことかということを説明する。英和辞典では、項目は英語のアルファベット順に並んでいる。従って、ある単語をひこうとすれば、そこに書かれているアルファベットの順番を知っていなければならない。例えば、bookという単語を英和辞典でひこうとすれば、最初のbがアルファベットの何番目(実際にはaの次の2番目)にあるのかを知らなければ、どこを探して良いのか分からない。その後、順番に、oは何番目、最後のkは何番目ということが分かっていて、はじめて辞書を活用することが出来る。タイ語・タイ文字も同じである。タイ文字、子音字の42文字の順番を知っていなければ、タイ日辞典をひくことは出来ない。これは、初心者には非常に難易度が高いことである。もちろん、出来ないということではなく、時間がかかって仕方がないということだ。英和辞典で英語のアルファベットの順番を迷うことは、あまりないと思うが、タイ語の場合にはそういう訳にはいかず、初心者の内は、子音字のアルファベットとその順番の一覧表を片方に置きつつ辞書をひく必要がある。
    本辞書は、それを「音で引く」ことが出来るところが画期的である。タイ語の発音を、英語のアルファベットに直したものを、英語のアルファベット順にひける辞書なのだ。最近はGoogle翻訳でタイ語もあるが、日本語からタイ語にするのは日本語を入力すれば良いので簡単であるが、タイ語から日本語にするのは、タイ文字を入力するする必要があり、ハードルが高い。音声入力も、タイ語を正確に発音するのはハードルが高く、なかなか思った単語が出てこない。この音引き辞書だとそういうことがなく、重宝している。

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