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- Amazon.co.jp ・本 (94ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434036149
作品紹介・あらすじ
一徹な気性であるがゆえに、他者との摩擦も多く、孤独と苦悩を抱えていた小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)。彼にとって、一条の光となった妻・小泉節子。日本を愛し、己を偽ること無く生きた小泉八雲を優しい眼差しで見守り続けた妻節子が綴る、日本、怪談、そして家族。
感想・レビュー・書評
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#元祖『ダーリンは外国人』。重度の日本オタクと結婚してしまった奥さんによる、ほのぼのエッセイ。そんな楽しみ方もできるし、国籍とは関係のない緊張感を夫妻のあいだに読み取り、結婚に尻込みしたりもできます。
#坊さんになって山寺に住みたいと言い出すハーンと節子さんとのやりとりがせつない。「あなた、坊さんになる、面白い坊さんでせう。眼の大きい、鼻の高い、よい坊さんです」「同じ時、あなた比丘尼となりませう。一雄小さい坊主です。如何に可愛いでせう。毎日経読むと墓を弔ひするで、よろこぶの生きるです」
(2009/02/13)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小泉八雲の妻による八雲の思い出記。
実際に書かれたものなのか、インタビューをおこしたものなのかは不明だが、語り口調にも関わらず美しい日本語で、さすが八雲にかの「怪談」を語った人物だけはある(八雲は「自分の言葉で話してください」と、彼女が聞いた話をそのまま語るのを拒んだそう)
にしても外国人夫・日本人妻のカップルが「パパさん」「ママさん」と呼び合うのはいつから始まった風習なのか。八雲夫妻もそうだったそうでちょっと驚いた。
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